無双後のスポーツ
あの時のように両者マイゾーンで攻撃をするとデスカウンターの連鎖が始まった。
そして同じ7回で香澄は離脱した。
(まあ、ここで回数が変わっていたらおかしいものね)
分析は魔力弾の準備しながら言った。
衝撃透過を選択して香澄は待機しているようだ。
まるでタイミングを合わせたかのように香澄の準備が終わると同時に分析は一発のみ撃ってきた。
(これで弾速がわかったかしら?)
「ええもちろんよ。しかし、随分早いわね」
香澄は魔力の塊を自身の前に生成して高速連続刺突をした。
『ブレイキングショット』
先ほどの分析の魔力弾よりも速い速度で魔力の塊が分析に飛んでいった。
その瞬間に香澄のデスカウンターが発動した。
(意外と反応するのねそれ)
この結果から香澄は迂闊な攻撃ができないと判断した。
「貴方も制御できていないじゃない」
(もちろんよ。だって貴方だもの)
そう言われると納得せざるおえないようだ。
(今回は無双状態だったからこの戦いもそろそろ締めましょうか)
分析はそういうと光を混ぜ込んだ五属性を超高速回転させた。
香澄は重心を低くして構えた。
「多の属性が混ざりし物質 しかし物質に変わりなき 原初から続きしこの技は 光と共に斬り進む この一閃がはしったあと 貴方は 何を思うかな」
分析が上空に融合物資を投げると香澄が動き出した。
足元から閃光がはしってやがてその場にいる全員の視界を白へと染めた。
『マイゾーン:一閃』
上空にあるリセットに向かいながらもいつものと変わらない洗練された動きで一寸も乱れずに進んでいきそのまま抜刀した。
そして斬った瞬間にリセットが発動した。
(惜しかったわね。あと一歩だったわ)
その言葉を聞きながら香澄は死んだ。
リセットの光が止むと三人がたっていた。
(貴方も私とやるかしら?)
「いや、いいかな。もう十分斬り殺したし。どうせやるなら何かスポーツをやろうよ」
急な提案だが分析は驚かずに考え始めた。
「そうね…そしたらネットなしでバトミントンはどうかしら?」
「それはなかなか面白いものだね。そしたらやってみようか」
雪梛は全員を復活させつつ元の世界に戻しているようだ。
そしてそのままデバイスを使用してコートの線を引いているようだ。
「内容は把握しているわ。さあ、やりましょう」
雪梛は亜空間を生成してなぜか持っているバトミントンのラケットを三人に渡した。
「じゃあルール説明をしようか。ルールは相手のコートの範囲内に羽を入れたら勝ちね。ネットがないから高さ制限もなしで一点マッチのシングルね」
「最初は私とこの子でその次があなたたち、そしたら勝者と敗者でマッチがいいと思うのだけれども何か意見はあるかしら?」
香澄の分配に文句が出なかったためラリーを少々開始し始めた。
(そういえばこのシャトルはどういう剛性になっているの?)
「それは作者権限で作った強制力の働いているものだからリセットだろうと多次元、異次元の剣でも壊れない代物だよ」
久々に強制力が使われているので頭から抜けていたようだ。
「じゃあ始めましょうか」
香澄と雪梛がコートに入っていき構えた。
「サーブは香澄がお願いね」
「もちろんそのつもりよ」
香澄はシャトルを軽く上にあげてから雪梛のコートに軽く打った。
雪梛はまだ全力で打たないのか軽く香澄のほうに返した。
シャトルを今度は少々高く上げた香澄は自身の頭上のかなり高いところに魔力弾を生成して即座にシャトルを撃ち落とした。
「試合開始ってところだね」
ジャンプをしながら受け流しのような動作でシャトルをラケットに張り付かせてそのまま回転運動をして香澄のコートに打ち込んだ。
立体的視認を利用して大体の軌道を把握すると香澄は雪梛のコートの隅っこを狙って正確に撃った。
空中にいた雪梛は自身の足の場所にシールドを張ってそれを踏み台にしてマイゾーンを発動して撃ち返した。
あえてシャトルを自身の身体にあてた香澄はデスカウンターを発動して爆速で雪梛に撃ち返した。
ラケットではなく自身の人差し指をシャトルに向けてそのまま受け流しからの遠心力を乗せたカウンターを入れ込んだ。
あまりの速さに追いつかないと判断した香澄は風呪文と魔法を同時発動して少々時間を稼いで何とか拾い上げた。
「なかなかやるね」
そういった雪梛は自身の身体に魔力を同調させてそのまま魔力操作を行いながら行動を開始した。
「面白いわねそれ」
香澄はコピーを使用して同じことをしてさらに激しくなった試合についていった。
何個か技を入れ込みながらもなかなか落ちないシャトルだがここで香澄がミスショットをしていしまったようだ。
「はしれ一閃」
雪梛がそうつぶやくと重心を低くして即座に動き出した。
『マイゾーン:一閃』
雪梛の足とラケットから真っ白な一閃がはしると同時にその場にいた全員が球を見失った。
光がやむと香澄のコート内にシャトルが落ちていた。
「楽しかったよ」
「あれで負けるのは悔しいわね」
そんな会話をしながら二人は次のペアにコートを譲った。
こんにちは雪梛です。
最近全く更新できていなくてすみませんでした。
小説を一気読みしていたら書くタイミングがなかったという言い訳をここに載せておきます。
話変わって今回から会話文とそれ以外で一行区切るという書き方にしました。
今までよりもこっちのほうが見やすいかなと思っております。
当分は更新が安定しないと思いますのでよろしくお願いします。
ではまた次回お会いしましょう!




