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雪梛の一閃  作者: 雪梛
殲滅編
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終の始まり

「さあ、始めましょうか。殲滅編を飾る最後の戦いを」



雪梛は潜在を解放して両者マイゾーンで斬りかかりデスカウンターの連鎖が始まった。


7回目のデスカウンターで雪梛が離脱を選択して間合いを再度とった。



「案外続かないわねこれ」


「まあまだ練習を開始したばかりだからね」



二人は空いている片手を銃の形にして指先に魔力弾を生成して撃ち合いを開始した。


複雑な反射を混ぜ込んだりしているのだが立体的視認により全てが把握されているため一発もかすりすらしない。



「ウォーミングアップはこれで十分ね」


「いくよ」



雪梛はリセットの準備をしている。


香澄は重心を低くして構えているようだ。



「香澄はどれぐらい成長したかな?」



雪梛は融合物質が完成する直前で真上に投げた。




『リセット』




その瞬間に香澄が動き出した。


バネのように一気に跳ねて融合物質に近づくと事前に立体的視認をかけていたのか点を狙って流れるように突きをした。




『地球割り』




統合性を崩された物質は消滅したようだ。



「流石だね。あれほど複雑なものを綺麗に突くなんてね」


「あれぐらいはできるものよ。さあどんどんいくわよ」



自身に速撃を入れた瞬間に香澄は雪梛の背後に回った。


そしてゼロ距離からの闇魔法を使用した。


闇魔法が生成される瞬間に小さな点の時点で雪梛は破壊をして一度距離をとった。



「現在だとなかなかダメージを入れるのが難しいね」


「だからこそ面白いのよね。こういった展開は初じゃないかしら?」



両者デスカウンターを習得してしまったからこそ今までよりも格段にダメージが入らなくなってしまったようだ。



「じゃあちょっと面白いことをしようか」



雪梛は氷の呪文と魔法を使用して何かを作り出した。



「確かにそれができるぐらいの技量はあるわよね」



雪梛は氷の雪梛を完成させたようだ。



「制御こそどうなるかわからないけど面白そうでしょ?私がデスカウンターで待機してその間に戦ってもらうもよしだし」



そういうと雪梛は氷の雪梛を動かし始めた。



「試してあげるわ。それが一体どれほどなのかを」



香澄はショートマイゾーンで近づくと炎系統を乗せた紅葉できりかかった。


その刃が触れた瞬間に動きは遅くなっているがデスカウンターを使用してきた。


それを受け流してそのままカウンターに一旦派生させてもう一度デスカウンターをもらってから香澄は距離をとった。



「面白いわね。弱点はその魔力線かしら?」


「そうだよ。試しに闇と光の融合をしてみるといいよ。即座に崩れ去るからね」



そう言われて実際にやってみると本当に簡単に崩れていった。



「なんか勿体無いわね。ワイヤレス化は可能なのかしら?」


「現状の知識だと不可だね。遠隔の物質を操作するのにはどうしても魔力線が必要なのは知っているでしょう?」



なんか最終決戦を忘れているのだろうか。



「違うよ。どちらもこの状況は手詰まりなんだよ。わかるでしょ?ついに斬撃すらも無効化となってしまったんだよ?」



いや急にナレーションにつっこまれてもびっくりするんやが…



「にしてもどうしようかしら?こうなったら貴方の多次元と私の異次元をぶつけようかしら?」


「でも今回に関しては本当にタイミングが悪かったとしか言いようがないんだよね。今回デスカウンターを習得する上でほぼ全能力が強化されるんだけどそれを同じレベルにしてこの戦いを開始したんだ。ということは魔力の出力から速度に最高出力すらもほとんど差が出ないように調整されているというわけだよ。だからこそこの戦いに関しては意味があまりないと言ってもいい。まあ香澄の数少ない戦闘描写という観点から見れば意味としてかかなりあるんだけどね」



どうやら完全なる互角すぎて何も通用しないらしい。



「じゃあこの戦いは引き分けね。でもさっきのやつといつものやつはやっておきたいわね」


「どうせだからやろうか」



雪梛は氷の呪文を、香澄は炎の呪文を同時発動して魔力も同じ量練り始めた。



「この炎に勝てるかしら?」


「勝てないけど、負けないよ」




『マイ モウティッドメンショナル ソード』


『マイ エクストラディメンショナル ソード』




シュン ドカーーーーーン!!!



二人の洗練された魔力量により大爆発が引き起こされた。


光と音が静まった時には地面にクレーターのようなものができていた。


そして二人の少女が無傷で立っていた。



「終わりにしましょう」


「そうだね」



二人は重心を低くして構えた。







「殲滅されし世界 二人の少女の再度なるスタート地点 終焉に近づきつつも 新たなるものを見つけてひろう 複数世界を紡いだ絆は 一体何を見せるだろうか この一閃の後に 貴方は 何を思うかな」







パッ



両者同時に動き出し魔力や技を複数混ぜ込んだスタートをきった。


眼を閉じながら進んでいき無意識的に抜刀を開始した。


陽の光に照らされている二人の刀はどこか始まりを祝福するかのようにも見えた。


交わった瞬間に二人の身体に張られていたシールドがパーンと割れてそのまま納刀をした。


これにてこの世界の最後を飾る戦いは幕を閉じた。



「最後なんか変わった表現をしたわね」


「まあ日々精進しているというわけだよ。こういった描写が好きだからっていうのもあるんだけどね」



雪梛はとりあえずデバイスを操作して滅鋭と雪無と最初に殺した人をちょっとだけ復活させた。



「あらー。今度こそ死んだと思ったけど生き返れたわねー」



相変わらずの様子だ。



「じゃあ私たちはまた別の世界にいくね。この世界でも多くのことを学べたよ。ありがとうね」


「またどこかで会おうね。じゃあいくわよ。相棒」



二人は流体無焦点で吹っ飛んでいった。






「それっぽく締めたはいいんだけど次の世界はどうしようか?」


「それなら次はもう考えてあるわ」



どうやら今回は会議がいらなさそうだ。



「じゃあ説明をよろしくね」


「わかったわ。次に行く世界は私たちがデスカウンターの制御を目的として向かう世界ね。だから街も人も新たなる登場人物もいらないわ」



結構思い切った世界のようだ。



「もうやり残したことはないかな?なければタイトルコールをどうぞ」


「そうね…亜空間編よ」



その瞬間に扉が開いて暗い空間が広がっていた。


二人は立ち上がると抜刀して不備がないか確認してから納刀して扉に入っていった。


中に入ると扉が閉まり奥から光が迫ってきていた。



「また今回は短くなりそうね」


「まあそんなもんだよ。たとえ短かろうとよろしく頼むよ相棒」


「ええ、もちろんよ」



二人は光に飲み込まれるかのように包まれた。


殲滅編終了

こんにちは雪梛です。

ようやく?終わってしまいました。

まあ次回からまた新しい世界に行くのでいつも通りではあるのですがね。

想定よりも雪梛と香澄が強くなりすぎてしまったためこの殲滅編は案外読みごたえがなかったかもです。

しかし次回は亜空間ということでいつものがいますのでなんとかなるかと思いますね。

ではまた次の世界でお会いしましょう!

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