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雪梛の一閃  作者: 雪梛
亜空間編

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いつもの空間

光が静まると何もないいつもの亜空間が広がっていた。



「こういう始まり方は結構面白いね」


(そうね。いつもは家に向かったりするものね)



雪梛が隣をみると分析があたかも香澄のように立っていた。



「なかなか面白い世界ね。ということは極限向上もいるのかしら?」


(もちろんいるよ。一応付け加えてくとここでも私たちは変わらず一時間先の存在だよ)



どうやら今回は乱入を除くとダブル雪梛とダブル香澄で展開されるようだ。



「今回はどうしようか。このままだとリアルタイムで1ヶ月持たずにこれ終わるかもしれないよ?」


「大丈夫よ。今回は習得した後にちょっと殲滅編にいったり詩奈の世界やロマンの世界もあるわ」



どうやら今回も色々な世界に行くらしい。



(とりあえず簡易的な施設とかは形成しておいたら?それこそいつものカフェとかね)



まあこんな何もない空間にカフェだけあっても違和感半端ないがな。



「それはいいね。従業員さんは無しで無人カフェとしておいておこうか」



そういうと雪梛はデバイスを操作して本当に設置した。


そして一応家も設置したらしい。



「とりあえずこれだけあれば十分ね。そしたら早速練習を始めるわよ」



二人は刀を普段用に持ち替えて間合いを取った。



「練習方法は簡単だね。私と香澄が交互に攻撃しあって最初は意識的に抑える。最終的にはスキルというレベルにしたいよね」



それを聴き終わると香澄は早速マイゾーンで攻撃した。


意識的に抑えたが身体が風魔法でのストップまで動いてしまったようだ。


香澄にも雪梛がマイゾーンで攻撃したがどうやら同じ状況らしい。



(これは思ったよりも重症だね)


(確かにこの世界を一旦挟んだのはいい判断だったわ)



とりあえずこの症状を治さないことには今までみたいに世界を回ることはできないだろう。



「短期間で一気に習得した弊害が出たかな。まあ時間自体はあるからゆっくりやっていこうか」



そういう感じで一旦家に帰るようだ。


家の扉を開けるとなんでか毎度の不法侵入者がいた。



「よう。久しぶりやな」



確かにこっちのてんちょうと会うのは久しぶりかもしれない。



「状況はもちろん知っとるで。まああんまり短くんならんようにこっちで色々やらせてもらうがええよな?」


「こっちの進行に大幅な影響を出さなければいいよ。まあ当分は出したくても出せないだろうけどね」


「今回は朝月はきていないのかしら?いつも一緒の印象があるのだけれども」



きていても不思議ではないしな。



「もちろんいるわよ。あたしも日々精進ってやつね」



どうやら集中していない時の二人に気づかれない程度には進化しているらしい。



「ちょうどよかったわ。ちょっとあの世界のことについて話したかったのよ」



香澄は朝月に観察眼をかけながらいった。



「貴方たちにあたしが観えるのかしらね。まあいいわ。答えられる範囲なら答えるわよ」



どういうわけか香澄の観察眼はぼかされた。


雪梛は見抜けたようだがな。



「まあゆっくり話をしようか。ここには原初のイレギュラーが全員集まっているわけだしね」



そういって全員雪梛の部屋に集合した。



「とりあえずはあの並行世界について明確にしておこうか」


「わかったわ。まずあの世界はただの並行世界じゃなくて雪梛が一人で突き進んでいった並行世界ということよ。具体的にどういった事象が起こったかというと魔王討伐編の最終までは概ねここと変わらないルートをたどっていたんだけどそこでデスカウンターを習得し始めたのよ。そしてそのデスカウンターの成長速度を見誤ったのかそれとも故意でやったのかわからないけど雪梛が先にデスカウンターの完成度をあげちゃったのよこれでもう予想はついたでしょ?あの時何もなくなった空間の雪梛が香澄を返した後のこの技を習得したから世界が終わったと。まあそこから狂ったのよね。後ははもうめちゃくちゃよ。香澄は特殊部隊のメンバーを探しにいっちゃうし世無離は制御失敗するしで。まああたしはてんちょうと結構面識があるからそこで白羽の矢が立ったってわけ」



どうやら二人のバランスが崩れると世界が崩壊する可能性があるらしい。


その点で言えば今回はデスカウンターの実力差がでないようにしていたのは結構重要なことだったようだ。



「なるほどね。まあその辺は大体理解できたかな。私が個人的に気になるのはこっちでその実力はどこからもってきたの?」



雪梛の観察眼によるとどうやら朝月は雪梛と香澄に並びつつあるようだ。



「まああたしは基本的に色々なところにいってがちに見えるかもだけど結構亜空間でミラー戦をやっているのよ?」



どうやら八割型の原因がミラー戦らしい。



「なるほどね。というかそろそろ私のミラー戦も解禁してほしいわ。まだ一度もしていないのよ?」


「まあまあどうせそろそろできるやろ。じゃあ私たちはこの辺でお暇するで。新世界、頑張ってくれなー」



そういうとてんちょうと朝月は亜空間に入っていった。



「いつも通りの唐突さね。私たちはとりあえずこの世界…空間の特性をちょっと調べましょうか」



そういうと香澄はいつぞやのノートパソコンを取り出した。



「それ懐かしいね。確か原初のやつでしょ?」


「ええそうよ。確認していないからあれだけど確かりえがそれ何?って聞いてきた時が初出かしら」



よく覚えているものだ。


雪梛はデスクトップパソコンを立ち上げてとりあえずいつものデバイスと接続して内部情報を確認しているようだ。


すると何かファイルがあったため開いてみると中にsetumei.txtというものがあった。


開いてみるとてんちょうの文面とすぐにわかった。



“この世界の特性は不死性と空腹や喉の渇き無効や。まあ気楽にやってくれなー”



つまりいつもの亜空間と変わりないということだ。


本当はもっと深い部分まで調べようかと思ったが何もないと判断したのか雪梛は電源を落とした。



「もうわかったのかしら?」


「うん。いつも通りだって。多分後は構成プログラムぐらいしか出てこないよ」



そう言われて香澄も電源を落としたようだ。



「とりあえずいつものカフェにいこうか。それがもはや恒例行事的なところがあるからね」



二人は準備してさっさと無人カフェに向かった。

こんにちは雪梛です。

ついにまた始まりましたね。

まあこの亜空間編に関しては一体どれぐらい伸ばせるのかといったところですがね。

せめて魔法使い編とは並びたいところです。

ではまた次回お会いしましょう!

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