光と氷に包まれて
その後一旦別れて自宅に帰ってきたようだ。
「特に変化はなかったわね」
「そうだね。まああったらあったで面白いんだろうけどね。それはそうとさっきのやつの解読をしようか」
雪梛はそういうと亜空間を生成した。
中に入ると極限向上と分析がいた。
(あら、久しぶりね。一体何をしにきたのかしら?)
「わかっているわよねそれ。さっきの技を解読しにきたのよ」
(ああ、あの技か。だったら私が解説するよ。まあ少々世界間での技の入り乱れってところでもあるからね)
どうやらどこかの世界で同じような技があるようだ。
「そしたらお願いしてもいいかな?」
(もちろんだよ。おっと、私としたことが情報のミスをしてしまったね。まあそれも含めていくとしようか。まずは現状あの技が使える人は二人かな。滅鋭とてんちょうだね。てんちょうは五属性で滅鋭は三属性。とりあえず技の名前を出しておこうか。技名はフルブレイカー。そしたら次は構成についていこうか。好きな属性の小さい球体を用意してそれを超高速回転させる。そうすることによって属性同士の同調率が上がりやがて任意タイミングで発動できる融合物質が出来上がると言ったわけだね。ここに関しては予想通りでしょ?ここからはちょっとした応用といこうか。現場を見た二人ならわかると思うんだけど白く光るよね。そこで気になった私は光と闇を一つづつ混ぜ込んでみたんだよ。まずは光の方からいこうか。私が立てていた仮説は二つで一つ目が超過による爆発、もう一つは融合不可だね。一つ目はいいとして二つ目は少しだけ説明が必要かな。光の特性は波長が変化し続けるだ。普段みたいに一気に同調するならともかくとして徐々にだと相反してしまうことになる。まあそう言った理由だね。まずは結果からいこうか。結果は超過による爆発だったよ。どんなものかは後で見せてあげるよ。次は闇だね。これは多分二人の予想通りで変化なしだよ。理由を一応記載しておくと闇の特性による結果ってことだね。じゃあ話はこのぐらいにして光の超過爆発をやろうか)
そういうと極限向上は分析を見た。
(あら、流石は私の恋び…相棒ね。いいわ)
なんか妙ないい間違えを聞いた気がしたが気のせいだろうそうに決まっている。
分析は適当な四属性と光を用意して高速回転させて融合を開始した。
その瞬間に嫌な予感がしたのか全員ミカエルを発動した。
ピカ
三人が同時に光と闇の融合反応で同調しようと試みたのだが威力が弱まった程度のようだ。
三人ともシールドを張りながら全力で後ろに吹っ飛んでいった。
ギリギリ受け身が取れたのか結構ダメージをもらいながらも生存していた。
元の場所に一旦集まり息をととのえている。
(すごいわね。この子達はともかくとしてまさか香澄も生きていられたとは少々意外だわ)
「なめないでもらいたいわ。とは言ったものの実際運が良かっただけよ」
「面白い威力だね。あのサイズからこれほどの爆発が起こせるならこれについては戦闘方法がかなり広がりそうだね」
どうやらもう運用方法を思考しているようだ。
(じゃあ私たちの出番はこれぐらいだね。また会おうね)
「ありがとうね」
雪梛と香澄は亜空間を生成して殲滅編へと帰っていった。
「あら、どこかしらここは」
どうやらまたあいつが座標をずらしたらしい。
「世界の雰囲気的に魔王討伐編だと思うよ。ちょうどいいから世無離の会場を貸してもらおうか」
流体無焦点を使用して二人は吹っ飛んでいった。
とてつもないスピードで魔王城について正面から中に入っていった。
「何やら騒がしいわね」
案外近くから戦いの音が響いている。
「もしかしたら初雪が戦っているのかもね」
入口に行くために角を曲がると前方に朝月がいた。
「おお、朝月か。こんなところで観戦しているなんて珍しいね。どうしたの?」
「雪梛ね。かなりまずい事態が起こっているわ」
二人は闘技場ないを見るとどうやら世無離の様子がおかしいようだ。
「世無離が変ね…Bボタンを押しておいてちょうだい」
「流石に進化の予兆ではないでしょ。あれは体力切れで負荷をかけすぎて暴走している状態だね。相対しているのがてんちょうか。帰る?」
「流石のてんちょうもきつそうよ?それにあいつが死んだら間接的に困るんじゃないの?」
どうやら乱入するしかないらしい。
「わかった。私が行こうか」
「ええ、最悪の場合はどうとでもなるからやってきなさい」
実際香澄の言った通りで存在を消去してからリセットをしてしまえばこんなものは収束してしまうのだ。
雪梛はゆったりと歩きながらいつのまにか腰に桜吹雪をさしていた。
てんちょうは雪梛の存在に気づくとすぐさまそちらに行った。
「ナイスタイミングや。こっちも死にかけなんやさかいよろしくな」
「それはいいけど後で説明よろしくね」
雪梛は接近してきていた世無離に立体的視認を使用して回避をした。
一度そのまま距離をとってでかたを見るようだ。
「楽しい死合になりそうだね」
口の端を少し上げながら雪梛は言った。
こんにちは雪梛です。
キリ良く切るためとはいえ短くて申し訳ないです。
最近解説なりなんなりのパートが多かったためここから多分いっぱい戦うかもしれません。
ではまた次回お会いしましょう!




