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雪梛の一閃  作者: 雪梛
魔王討伐編
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ダンジョン攻略

街の外れにでてから数十分、かなり近めの場所に目的地があった。



「ここがそのダンジョンだよ。そういえば何で制限かけてんの?」



初雪に即座に見抜かれて雪梛は素直の話した。



「まあ単純な話この状態でいておかないと相手が話にならな…そういえばここの相手は全開じゃないとダメだったね。香澄も解除しな。それと一つ聞いていいかな」


「なんだい?私に答えられるならいいよ」



雪梛は少し考えながら話した。



「私たちも呪文が使えたりしない?呪文について少し話してもらってもいいかな?」



初雪は少し長めに考えてから話しはじめた。



「そうだねー…多分使えるだろうね。それこそ私のギルトフラールみたいな大技も。でもこの世界限定だね。理由は一旦簡単にさせてもらうとこの世界の粒子を呼び起こして精神力と体力を削って呪文を放っているけど他の世界で粒子が使えれば使えるし使えないなら使えないって感じかな。まあ詳しくはまた今度話すとしようか。とりあえず中に入るよ」



そういって初雪は中に入っていった。


雪梛と香澄も続いて入ると中は存外明るくて光源はギリギリいらないかなといった感じであった。


入り口には魔物はいないらしく初雪はずかずかと進んでいく。


すぐに別れ道が出てきたが初雪は迷いなく進んでいった。



「このダンジョンの道知っているのかしら?」


「知らないよ。でも感覚でいけるよ多分」



そんな話をしているとようやく魔物が出てきた。



「ウゴーー」



魔物は威嚇するかの如く叫んできた。



「ここは私が行こうかな」



雪梛はそういうと抜刀せずに手を開いて相手へと向けた。



「水の粒子よ。我が呼び声に応えて力を分け与えよ。メルミラール」



雪梛が詠唱を終えると手のひらから銃弾並みの速度でそれなりの量の水の飛礫が魔物を襲った。



バシュ バシュ バシュ …バタ



魔物の風通しをよくしながら血溜まりをつくって無惨にも殺した。



「結構疲労感があるんだねこれ。思ったよりも使い勝手は悪いけどロマン技みたいで好きだよ私これ」



雪梛は楽しそうにしていた。



「すごいな雪梛。正直呪文を使えるとは思っていたけどまさか応用がでてくるとは微塵も思わなかったよ。一応今の雪梛の技は水系統呪文で普通水の塊をぶつける技だよ」



そんな感じで進んでいくとなんか定番の階段が出てきた。



「そういえばこのダンジョンは何階層あるのかしら?あんまり多いと面倒なのだけれども」


「大丈夫だよ三階層でおしまいでここを降りると二階層だからすぐだよ」


「そうなのね。安心したわ」



そうして一階層目を難なくクリアしていった。


まあこんなんで苦戦するそれなりに鍛錬を積んだ勇者がいたらさすがにヤバすぎるが…


階段を下りると先程よりは強そうな雰囲気をかもしだしていた。



「一般人なら恐怖を感じそうな雰囲気だね。まあそんなことはどうでもいいからさっさといこうか」



初雪は相変わらず迷いなく歩みを進めている。


するとついに道を間違えたのか行き止まりに当たってしまった。



「あちゃー。これはかなり面倒だね。二人とも抜刀しな。大量殺害の時間だよ」



面倒とは言いながらも口元を歪めながら初雪も抜刀した。


三人が抜刀した瞬間にそこそこやれそうな魔物が20、30と続々とやってきた。



「どういうカラクリ?」


「知らない。まあ全部破壊すればいいだけだよ」



そういって初雪は迫り来る魔物の群れに急接近して刀を振りはじめた。



スパッ スパッ



文字通りバッタバッタと斬り殺していった。



「私たちもやるわよ。あの頃を思い出すわね」


「懐かしいね。あの荒れていた時代を」



二人も初雪の後に続き急所を正確に斬って乱戦を開始した。


魔物の群はこの化け物のような三人を前にしても怯えずに立ち向かってくるようだ。



「面倒だね。こうも多いと」


「時間稼ぐから準備していいよ」



雪梛は初雪が面倒と言った瞬間に理解してちょいとばかしの大立ち回りを開始した。



「じゃあお言葉に甘えるね。結構範囲広いからちゃんと避けてよね」



そういうと初雪は手のひらを戦場に向けて詠唱を始めた。



「我が名は初雪。この世界の勇者として出現した勇ましき者。氷の粒子たちよ、莫大なるその力の一部を我に分け与えよ。無限に膨張しつつける力を我に流出せよ!固め、冷やせ、時おも凍らせよ!この一撃にこめたるは我が想い。凍らされていつ何時も動くことを許されない我が思いだ!この技は我が一番愛す技。止めよ!フリーラルストレェェェドォォォ!!!」



初雪が詠唱を終えるとその瞬間に戦場が止まった。


莫大なる氷粒子を超広範囲に放ってくらった者の時を停めた。


雪梛と香澄は見切りを使っていたため相手の動きが止まるとわかった瞬間に全速力でその場から離れた。


紙一重で避けられたようだ。



「すっごい呪文だね。もはや時すらも停めてしまうなんてね。そういえばこっち来れるの?」



初雪の呪文は行き止まりの壁と戻るための道の間を分けるかのように凍らせてしまったようだ。


雪梛と香澄は運良く道側にいたが初雪は壁側にいて雪梛からの言葉を聞いて初雪は苦笑いをしていた。



「これ結構まずいかも」


「いいわよ私が道をつくるわ。そこで待っていなさい」


「え?」



初雪はキョトンとしているが香澄はそんなことはお構いなしに行き止まりからこっちまでくる通路の壁に手をおいて脱力しはじめた。


そして雪梛の使ったあの技を使用した。


肩から肘、肘から手首に圧縮、そして拳から壁に一気に放出して膨大な力を発生させた。




『流体拳』




壁がバラバラと砕けていって空間がかなり広がった。



「じゃあ次は私がやるよ」


「ええ。お願いね」



そして雪梛が流体拳で壁を破壊して新しい停まっていない通路を開通して初雪を連れていった。



「貴方たちと一緒にいると呪文が最強とは思えなくなってくるね」



ちなみに初雪は剣術、呪文のどちらも一級品なのだが剣術の方に関しては技があまりないようだ。



「そういえば今のでこの階層の魔物は全滅したのかな?それとも再生成されている感じ?」


「後者が正解だよ。何でか知らないけどなんかリスポーンしてくるんだよね。まあ大した脅威じゃあないからいいんだけどね」



そう言っている側からもう前に一匹発見した。



「まあ呪文はあまり使わない方がいいわね。何にせよこんなとこで疲労感を溜め込んでいたら疲労感で疲労いっぱいになっちゃうわよ」



香澄はそんなことを言いながらショートマイゾーンで即座に斬り殺した。



「うわー、容赦ないね。そういえばこの階層にはなんか宝箱が一個あるらしいから探しに行こうか。中身は二つ入っているはずだから一つずつもらいなね」



宝箱と聞いた瞬間に雪梛が高速で先に移動していったと思ったら次々と魔物の断末魔が聞こえてきた。



「どうしたの雪梛は?」


「あの子宝箱とかそういうロマンが詰まっているやつ好きなのよね。さてと、私たちも血痕を道標についていきましょうか」



二人は道に出るとところどころに血があったのでそれについて行くことにした。


少し歩くと何故かもう雪梛がこちらに戻ってきた。



「もう階段と宝箱を見つけてきたよ。とりあえず宝箱を開けにいこうか」



そう言って雪梛は二人に道案内をして宝箱の前まで来た。



「案外ベタな外見なのね。まあいいわ。雪梛、さっさとあけちゃいなさい」



そう言われた瞬間に雪梛は宝箱を開いた。


すると中には水色をした綺麗な指輪と紅葉そっくりの髪飾りが入っていた。


二人は即座にそれらを取って装着した。



「あー。まあまあなレア度のやつだね。装備効果は雪梛の方は呪文使用時の負担軽減(小)、そして香澄の方は炎系統魔法の威力増加(小)だね。似合っててとてもいいよ」



正直言って効果はどうでも良かったらしく二人は満足していたようだ。


そして雪梛に案内されて階段の前にきた。



「そういえば次の階層で終わりなのでしょう?ボス戦が始まるんじゃないかしら?」


「ご名答。めっちゃ強そうな大ボスだよ。そうだ忘れてた。誰が呪文ぶちかます?」



確かにボス戦では流石のこの三人とはいえど大技をかまさないと厳しそうだ。


雪梛と香澄だけならばやれなさそうなこともないがせっかくなら超火力で粉砕したい。


雪梛が挙手して推薦した。



「香澄がやりな。私たちはもうすでに魔法を撃っているから譲ってあげるよ」


「いいのかしら?じゃあ私が吹っ飛ばしちゃうわよ」



そうして役割分担が決まったため三人はさっさと階段を下っていった。

こんにちは雪梛です。

ちょっと中途半端かもしれませんが、まあ許してください。

次に何かすごいの戦うのでぜひ次回を楽しみにしてください。

ではまた次回お会いしましょう!

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