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雪梛の一閃  作者: 雪梛
亜空間編
100/145

月に照らされる少女と一閃

(おかえり。また面白そうな戦いをしてきたんだね)



どうやら最終戦には極限向上と分析が観戦しているようだ。



「やっぱり強かったね。強者の慢心をついてでしか勝利できなかったよ」


(まあ勝てれば十分じゃ無いかしら?それはそうといつ始めるのかしら?)



雪梛と香澄はすでに間合いをとって構えている。



「ちょうど今から始めるとこよ」


「今回は私の物語が記念すべき100話だからね。気合いを入れていくから観戦者を好きに呼んじゃっていいよ」



雪梛がそういうと急に亜空間が生成されて中から朝月、静樹、詩奈、初雪、雪無、破雪が出てきた。



「そういえば瑠奈とルドは作者じゃ無いからね」



多分全作者を呼んだはずや。



「じゃあ早速いくわよ?」


「いいよ」



その瞬間に2人はマイゾーンで攻撃してデスカウンターバトルが始まった。



カカカカカカ…



14回目で2人は同時に離脱した。



「今回もそこそこ成長したわね」


「私もフルでいこうかな」



潜在能力を解放して闇の刀を生成した。


それにならうかのように香澄も同じものを生成した。



「これかっこいいから使ってみたかったんだよね」


「わかるわよ。この漆黒って感じが最高よね」



2人は重心を低くして全く同じ構えをした。


足に魔力を循環させて同時に動き出した。


黒き刀が二つの闇の道を作り出しながら交錯した。


抜刀の動作をしながら2人の刀がぶつかり合いそのまま何事もなかったかのようにすり抜けた。




『『マイゾーン:黒殱』』




魔力で生成した鞘に納刀すると同時に2人の服の端が斬れた。


そしてそのまま止まることはなく香澄が並行移動で接近してきている。


魔力を展開させながら刀の軌道を立体的視認で観ながら最小で避けていく。



「それがさっきの雪梛の技ね」


「ここで雪梛というとややこしくなるよ?」



魔力のネットのような防壁を生成して離脱するようだ。


距離をとられた香澄は闇の刀を上空に投げ上げてそれに向かって光の魔力弾を当てた。


その瞬間に辺りが白に染め上げられてその光が止むと半月が照らす夜へと変化した。



「面白いね。亜空間だからこそできるパフォーマンスだね」


「これで月光も使えるわよ。まあ夜の方が私たちの戦いもいい感じに映るんじゃ無いのかしら?」



悪いがこれ文章による描写のみなんよ。


そんなことは気にせず今度は雪梛が仕掛けるようだ。


上空に上がってシールドを生成してその上に乗って魔力弾を撃ちはじめた。


そこそこに距離があるため立体的視認で射線を見て確実に回避している。


思惑に関しては大体予想がついているため防御の準備のみ整えておくようだ。


気づかれていることはわかっているが雪梛は光を混ぜ込んだ五属性を生成した。



「どこまで無傷でいけるかな?」



そういうと香澄に向かって融合物質をぶん投げた。


その瞬間に雪梛は飛んでいった。




『リセット』




発動と同時にいつの間にか生成していた魔力の刀を握って上に思い切り斬りあげた。


斬りあげの剣圧と魔力によってどんどん切り裂かれていった。



そして視界がクリアになると同時に雪梛が飛来してきた。




『撃射』




漆黒の刀を持っている雪梛が魔力弾のごとく飛んできた。


香澄は刀を回避してそのまま雪梛を捕まえると衝撃吸収から衝撃移行をして地中に放出しながら回転した。



「何してんの?」


「やっぱり恋人同士ならこれをやらないとよね」



戦闘中にお姫様抱っことかどないな状況やねん。


雪梛を丁寧に下ろすと香澄は距離をとった。



「流石は100話だね。もう何がなんだかわからない戦いだよ」


「まあそれが私たちらしさじゃ無いのかしら?」



両者魔力弾を装填しはじめて物理演算を開始したようだ。


そして同時にシールドをばら撒いて射撃を開始した。




『『バーストショット』』




2人の撃った弾が超高速で跳ね返り合い修正をしながらキーを残している。


そしてキーが2人の身体に当たった瞬間にデスカウンターが発動した。


くらった弾を全て弾いてついに攻略したようだ。



「時間はまだまだあるわ。楽しいわね」


「ゆったりといこうか。まあ戦闘自体はハイペースなんだけどね」



その瞬間に雪梛の中で何かが外れた。


違和感を感じ取ったのか警戒を強めて構えている。



「だ、大丈夫かしら?」


「ふふ、ふふふ、はーはっは!」



急の変化にギャラリーはもちろん香澄も困惑した。



「最高の気分だ。まるで感じるもの全ての色彩が色鮮やかになった気分だね。さあ続きといこうか」


「てんちょう、説明なさい」



すまん!何かの拍子に雪梛の感情リミッターが解除された。


いま大急ぎで取り掛かっているからとりあえず戦っててくれ


普通に喋れるならそう喋りなさいよ…


そう思いながらも先ほどの雪梛の動きをコピーして最小で回避をしながら観ている。



「流石だね。もうコピーをしてくるなんて。でも攻めてこなくていいの?」


「たまには受けに回るのも面白いわね」



そう言いつつもデスカウンターを応用させて一度距離を取ったようだ。


香澄が離れた瞬間に雪梛は地面を思いっきり踏みつけて魔力を通したようだ。


ジャンプをして空中にシールドを張って魔力を展開しながら魔力弾を撃ちはじめた。


回避しながら雪梛は地面を操作して上空に少々足場のようなものを作った。


そしてその足場を拳ほどに砕いて全方向から香澄に向けて撃った。


闇魔法を展開して迫り来る地面を消失させながら魔力の固まりを生成した。


全て消し切った瞬間に闇を破壊して腕に力を圧縮させてその空いた空間にさらに力を入れた。



「この拳にぃ、命をかけろぉぉぉぉぉ!!!」



『プレスボム』




爆速で雪梛の頭部に魔力の塊が飛んでいった。


そしてその瞬間に香澄は反射的に身体を後ろに逸らした。



「同じ材料を同じ量使っても組み方によって強度や剛性に差が出てくる。故に私は羅刹のシールドを使用して新しいシールドを作成したんだよ」



雪梛の前には今までのシールドとは構成が全く違う新しいシールドができていた。



「すごい強度ね。危うく死んだかとおもったわ」


「本当はこの不意打ちで殺すつもりだったんだけどね。まあいいや。もっと楽しもうよ!」



楽しそうに笑いながら桜吹雪に魔力を大量に流し込んでいる。


それを見て香澄も同じことをする。



「魔力量が同じだね。まあ気にせずいこうか」



2人は同時に刀を振った。


その瞬間に空間に歪みが発生した。


振った際に発生した剣圧と魔力が飛来していき2人を直線で結んだ際の中点でちょうどぶつかり合った。


月が照らす暗い空間を真っ白に染め上げるかのように魔力同士が爆発した。


そしてその爆発の中少女たちは地面にたって重心を低く構えている。







「半月が照らすこの空間 水色と黒の2人の少女が 白き刀身を輝かせて 今相対し照らしゆく 旅の中の思い出として 世界を飾る一閃として 拮抗し続けるこの実力が これまでもこれからも続きゆく 一筋の光がこの空間を照らし 人生の句点をつける この一閃がはしったあと 貴方は 何を思うかな」







光が止んだ瞬間に同時に動き出しはじめた。


並行移動によりもはや移動時の音すら消して無音の空間の中真っ直ぐに二つの光がはしる。


ただひたすらに真っ直ぐに、今までの経験を信じて次第に距離を埋めていく。


抜刀の動作を開始するときには刀身が微笑むかのように輝いていた。


そしてそのまま流れるように、まるで創作物かのように綺麗に動作していき両者の愛刀が交差した。


そしてそのまますり抜けて納刀して音を空間内に響かせた。



…カチ…バタッ



動作が終わった瞬間に1人の少女が倒れた。



「私の、勝ちだね」



そう言って構えを解除した瞬間にデスカウンターが発動した。


カウンターまではおこなわずにそのまま距離を取った。



「ふふ、第二ラウンドといこうじゃない」



なぜか致命傷をもらっている香澄が立っていた。



「どういうカラクリ?」


「カラクリも何もまだ簡単に負けられない。そう思ったら身体が動いたのよ」



そんな理由があってたまるかと思ったが現に立っているからそういうことだと。


雪梛は構えて香澄のでかたを見るようだ。


剣先を上に向けて右足を一歩引きそこから紅葉を九十度回転させて雪梛にむけた。


地球割りのような突きのような構えで香澄は構えている。






不意に動き出した。


水が流れるような自然な動きで雪梛に突きをはなった。


掴みづらいタイミングのせいかかなりギリギリで雪梛が刃を合わせた。


合わせた瞬間に火花が散って戦場を彩っている。


劣勢気味ながらも離脱をせずに受け続けている。



「速度が少々技術はそこそこ、読みづらさはかなり上昇って感じだね。これが一種の覚醒状態とやらかな」


「こっちは余裕が全然ないわよ。止まった瞬間に動けなくなりそうだわ」



分析が終わったのか先ほどの強化シールドを使用して一度雪梛は離脱した。


雪梛が離脱した瞬間に魔力ボールを生成してそれを特殊な手の形で握った。


把握した雪梛は魔力でバットを生成して構えている。



「いくわよ」



そう言ってボールを投げると超高速で軌道を変形させながら雪梛に向かっていった。



「ふっ!」



バットを振ると見事にボールを捉えたのだが一瞬だけバットとボールが止まった。


あまりの威力にものすごい衝撃波が発生した。


そしてそのまま撃ち抜いていくと上空で花火のように爆発した。



「ナイスショットね」


「案外余裕じゃないの?」



そう言いつつも早期決着を望んでいるのか香澄は重心を低くして構えた。


一方の雪梛は構えずに剣先を地面に向けて立っている。



「いくわよ。月光に照らされて」


「白き光を白で塗る」



雪梛が言い終わると香澄が動き出した。


足元から白い光が発生して雪梛に向かって香澄が進む。


月明かりに照らされて2人に少女の表情がギャラリーからは見えなかったようだ。


そしてそのまま雪梛をすり抜けて納刀した。




『マイゾーン:月光』




納刀の操作をした瞬間に雪梛の身体から血が出たが雪梛は気にせず指に魔力を溜めながら上空に飛んだ。



「最高の殺し合いをこの技で飾ろうか」



指先から魔力を集中させて香澄を見ている。



「いい戦いだったわ」



そう言って香澄は雪梛に笑いかけた。


そしてそれに対して笑い返して狙いを定めた。




『see you next time』




全破壊雪梛のように綺麗に発音してそのまま香澄を撃ち抜いた。


満足そうに倒れると香澄は今度こそ死んだようだ。


地面に着地して抜刀して一方方向に突きの構えをした。


そして超高速で飛んできた氷の塊に対して突いた。




『地球割り』




見事に割れてこれにて戦いは終了となった。







「あら?中から私が出てくる演出はどうなったのかしら?」


「流石にあれはなしや。あんなええ感じやったんやからこっちで書き直したわ」



雪梛と香澄とてんちょうが雪梛の部屋で話をしている。



「それはそうと次の世界は決まっとるんか?」


「もちろん考えているよ。今回は銃が主力武器でそこそこに進んでいる世界に行く予定だよ」


「それならええんやが香澄も問題ないんよな」


「ええそうよ。この子とならばどこまでも行くわよ」



そう言って雪梛の頭を撫でている。



「じゃあタイトルコールしてそろそろ行こうか。よろしくね。相棒であり恋人の香澄」


「ええわかったわ。そうね…銃撃編よ」



そのコールと共に部屋の扉が亜空間に繋がった。



「じゃあいってくるね。どうせまたいっぱい会うだろうけど一応言っておいてね」


「ああまかしとき。じゃあ次も頑張ってな」



そんな会話をして2人は中に入っていった。



「今回は結構良かったわね。関係性の進展や技関係の進展もあったし」


「これからもよろしくね相棒」


「ええ。頼むわよ相棒」



2人はいつもの光に足を進めていった。


亜空間編終了

こんにちは雪梛です。

いよいよ100話になりました。

いやー思えばこの小説も活動から長い日が…あれ8ヶ月程度…

あんまり経っていませんでした。

しかしこれからもまだまだ終わるつもりはありませんのでいずれは1000話越えを目指したいものですね。

いつも読んでくださる皆様この場でお礼を申し上げます。

読んでくださる人がいるからこそモチベーションが爆上がりするのです!

これからもこんな感じで頑張っていきますのでもしよろしければこれからもよろしくお願いします。

では今回はこの辺で。

また次回の世界でお会いしましょう!

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