表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/259

第1話 スーパーエリート社員、佐山和樹の素晴らしい叡智~wisdom~

 佐山和樹(さやま かずき)はスーパーエリート平社員。経営支配コンサルティング会社に勤める、サラリーマンだ。

 今日は是非とも弊社をコンサルティングして欲しいと依頼があったT社にやってきた。



「失礼いたします!」



 うぃいいいいいん(自動ドアの開く音)



 シュイーーーーーーン!!(受付を介さずに名刺を37階のオフィスに投げ飛ばす音)



 シュ!!(背後から時速100km(キロメートル)で飛んでくる名刺を、ピースを作ってキャッチする音)



「むむ!この名刺!?名のあるコンサルティンダーと見受ける」

 ↑(髪型はパンク、スーツの色は黒、名前は金本)



 ざわ……、ざわ……。



「こんにちは!」

 (↑佐山和樹(さやま かずき)35歳、独身。髪型は想像次第、(基本的にはガチガチの七三分け)スーツの色は闇より深いブラック企業カラー、時計はグッチッチ、パンツは履いていない)


 シュバ!(お辞儀の角度は30度。2秒程度この姿勢を維持するが、それは凡人の発想。


 100倍仕事のできるところをアピールするなら0.02秒で、お辞儀を済ませるのだ)


「ただ者じゃない!あなたのお名前を是非教えて下さい!!靴でも舐めましょうか?」


「その必要はありません。名前、佐山和樹。経営支配コンサルティング会社のサラリーマンです」


「今年の弊社は赤字になりそうなんです!どうすればいいんだぁああああああああああ!!」


 担当の金本さんが頭を掻きむしってカツラを投げ飛ばす。


「ふむ。私に名案があります」


「なんですと!その名案があれば弊社が赤字倒産する確率は?」


「私の読み通りに行けば0パーセントです」


「素晴らしい!!是非その名案を教えてください!!」


「粉飾決算作戦で行こうと思う」


「粉飾決算作戦……?」


「ええ、赤字をなかったことにして、あたかも黒字であるかのように決算書を書き換えるのです」


「なんという叡智なんだ……。自分の不出来な頭を真実の口に突っ込みたい思いです!」


 ──1か月後


「凄いです!佐山さんのおかげで、弊社は黒字を喜んでいます!!


 株主の空っぽの頭からマネーを引き出せました!!


 これは弊社からの報酬です!!」



 佐山は100億マネーを受け取った!!

ブックマーク←ポチッ♪


評価・グットボタン★★★★★(星5)←ポチッ♪


感想←ポチッ♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ