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1.再開と嫉妬の眼差し

すいません!

学校に小説ノート忘れて投稿できませんでした!

(〃・д・) -д-))ペコリン


投稿時間は遅くなってしまいましたが、何とか投稿できました!




セントラルについたリョータ達はルリとルルを宿屋に送った。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




宿屋の名前は「ジューエル」らしい。

看板にはカットされたサファイアが描かれている。

おそらく、「宝石(ジュエリー)」をもじって付けられた名前だろう。



宿屋だと聞いていたので、リョータ達は泊まろうと考えていた。

しかし、ドアの横の立て札には「女性限定」の文字がデカデカと書かれていた。

(マジか……)

(どうする?)

2人がアイコンタクトをとっていると、中から30代くらいのふくよかな女性が出てきた。



「ルリとルルじゃないか!馬車に乗って無いと知った時は生きた心地がしなかったよ……良く無事だったね……」

女性は泣きながらルリとルルを抱き抱えた。

「「 お母さん!ただいま!! 」」

(いい事をしたな……)

2人がそう思っていると、泣き止んだルリ達のお母さんが話し掛けてきた。

「私はリラだよ。それで、あんた達は誰だい?ルリとルルのこれかい?」

そう言ってリラは自分の右手の親指を突き出してきた。



一瞬沈黙が流れた。



「ち、違います!この方達は私達をここまで連れてきてくださった方で……け、決してそのようなか、関係では!」

「そ、そうよ!リョータとミヅキはそんなことはしないは!」

リョータ達が否定するよりも先に顔を赤らめたルルとルリが必死に否定した。

「お、俺らってそんな嫌われてたの……か?」

「と、どうやらそうみたいだな」

2人は引きつった笑顔を作る。

「あ、いえ、そういうわけじゃなくて……」

「なんというか………ね?」

「ハハハ!そうかいそうかい!良くわかったよ」

リラはとても楽しそうに笑った。

「今日はもう遅い、うちに泊まっていきな!」

「え、でも、女性限定って…」

「いいのよ!ルリとルルを救ってくれたし!なにより、ルリとルルに手を出してないみたいじゃないか!それなら安心だ!」

「そ、そうです!止まって言ってください!」

「そうね、泊まっていきなさいよ!」

2人は顔をリョータとミヅキに顔を近づけ勧める。

「キスでもするのかい?」

リラはからかうように言い放った。

「「す、すいません(ごめん)」」

2人は凄い勢いで離れると下を向いた。

「そこまで気にしなくていいよ」

(やれやれ、リョータは……ほんと鈍いな……)

ミヅキはそう思いながらため息をついた。

「あんたもだよ」

リラの言葉はミヅキには理解出来なかった。



「とにかく、うちに泊まっていきな!もちろんお金は取らないよ」

「では、お言葉に甘えて」

「お願いします」




──────────────────────




俺達は階段を上がって目の前の部屋を貸してもらった。

案内されてから30分が経つと、リラさんが「ここまでの経緯を聞きたい」と言ってきた。

別に隠すようなことはないので、言われるままに1階の食事スペースに来た。

そこには宿に泊まっている女性達がいた。

ほとんどが冒険者だ。

どうやら、リラさんと同じでルリとルルとの冒険談を聞きたいらしい。



話してる最中に「なるほど、そこか?」や「それは、確かに」と聞こえたので、どうしたのか訪ねた。

しかし、「なんでもないわ」しか返ってこない。

ルリとルルは、顔を赤くしていた。

(疲れがでてきたのか?)

そう思って聞いてみても、やっぱり「なんでもない」しか返ってこかった。

ミヅキは呆れたような目でこっちを見ていた。

ただ、その度に聞いてる冒険者達はミヅキをみながら、「お前もな」と小声で言っている。

ほんと、なんなんだろーか………




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




「そんなことが、ねぇ……それより、聞いてる限りあんた達凄く強いんだね!レベルはいくつだい?」

「それが、これから冒険者登録しにいくのでステータスは分からないんです」

「…えっ?それは、本当かい?」

「はい」

周りの人達は凄く驚いていた。

そんなに凄いのだろーか?

「そもそも、ここに来たのはバトランティアから呼ばれたからで……」

「バ、バトランティアの招集要請……」

誰かがそう呟いた。

「そ、それは本当なのかい?バトランティアから?」

リラさんが執拗に確かめてくる。

不安になった俺はミヅキに確認した。

「ミヅキ、バトランティアからだよな?」

「あぁ。確かに親父達はそう言った」

「だそうです」

周りの人達は固まっていた。



「内容って魔王討伐の要請かい?」

「はい」

周りの人達は騒ぎ始めた。

「ま、魔王の復活…」

「ど、どーしよ!!」

皆不安を口にしている。

「あ、あの、もしかして言っちゃいけませんでした?」

「あ、あぁ、大丈夫だよ。いづれ発表されるから。それより、ここで聞いたことは他の人に言うんじゃないよ」

「「「「 はい 」」」」



「ん?てことは君たちって勇者かそのパーティーになるのね」

誰かがそう言うと、また皆が騒ぎ始めた。

しかし、今度はすぐに静かになった。

リラさんのおかげだ。

「皆静かにしなさい!」

その後は、口外しないことを約束させられ解散となった。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




「いや~ホントに良かったな!宿に泊まれて」

「やっぱり、良いことはするもんだな」

「あぁ。それにしても凄かったな」

「まさか、召集されるのが勇者と勇者のパーティーになる者だったとはね」

「でも、魔王討伐の依頼の時点で気づけたことなのにな」

「悩んだもんな~」

「あぁ」

「とにかく、寝るか!明日は早いしな」

「いや、まぁ、9時だけど」

「おやすみミヅキ」

「あぁ、おやすみ」




──────────────────────




リョータが起きたのは8時だった。

隣を見るとミヅキはいなかった。

下に降りるとリラとルリが掃除をしていた。

「おはようございます」

「おはよう!」

「おはよう!あんたはずいぶんお寝坊さんなのね」

「朝は弱くて……」

軽く挨拶を交わすと朝食を準備してくれた。

リョータは冷めないようすぐに朝食をとった。

朝食は ご飯・目玉焼き・サラダ・ジャガタラの味噌汁だ。

久々の家庭的な料理にリョータの心は躍っていた。

「いただきます」




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




「ごちそうさまでした」

(目玉焼きやサラダは安定の美味しさだった。ただ……)

「リ、リラさん!このジャガタラの味噌汁は誰が?」

「ジャガタラの味噌汁かい?それは、ルルだよ」

それを聞いたリョータは、すぐに厨房へ向かった。

そこでは、ルルが調理器具の手入れをしていた。

「ルル」

「は、はい!ど、どうしましたか?リョータさん……も、もしかして、口に合いませんでしたか?」

ルルが泣きそうになりなる。

「ち、違うんだ!その逆!ジャガタラの味噌汁すっごくおいしかったよ!ほんと、一緒に冒険に来て欲しいくらいだ!」

「ほ、ほんとですか?……よかった」

ルルは顔を赤らめて喜んでいる。

「じゃー連れてくかい?」

話を聞いていだリラさんが、聞いてきた。

「いえ、遠慮しておきます」

「どうしてだい?本当は美味しくなかったとかかい?」

リラの言葉にルルが落ち込む。

「違いますよ。冒険は危険ですからね。ルルが死んだら悲しいじゃないですか。それに、ルルのご飯が食べれなくなります!」

「そうかい!いつでも貰いに来な!」

「ちょ、ちょっと!お母さん!」

(弁当のことだろうか?)

「はい!」

勘違いしたリョータは元気に返事をするのだった。




──────────────────────




部屋を片付け店を出ようとするとルルが弁当をくれた。

ミヅキの分もあるらしい。

「ありがとうルル」

「はい!また、泊まりに来てくださいね?」

「いや、ここは女性限定だから」

「いいや、来るといいよ!あんた達は特別だ」

俺が答えるとリラさんがそう言った。

「それなら、お言葉に甘えてまた来ますね」

リラさんとルルに挨拶をしてジューエルを出た。



「お、おい…どういうこど……」

「あいつ、ジューエルから出てきたぞ!!」

「後ろで手を振ってるのは……ルルちゃん……」

「ふざけんな」

「死ね、死ね、死ね、死ね……」

出た瞬間に周りの男達に罵声を浴びせられた。

(おいおい、ヤバすぎるだろ)

既に8時40分なので人通りが多い。

そのため、罵声の数が多すぎる。

俺は急いでその場を離れた。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




「こ、ここは、商店街?」

俺の周りには武器屋が立ち並んでいた。

「さっきに比べて、より人が増えたな……」

よく見ると人混みの中に見慣れた後ろ姿があった。

(あいつこんなところに来てたのか…)

「おーい!ミヅキ!ここにいたのか」

「お、リョータ!そろそろ時間か?」

「あぁ、バトランティアにいこーぜ」

「だな」



「終わったらまたこよーぜ!俺全然見てないし」

「そうだな」

俺らは約束をした。

そして、俺達はバトランティアに向け歩き出した。


2話目は無理そうです……

明日投稿します。

本当にすいません。

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