2.顔合わせとTB
2日ぶりの投稿……
二日に一度とは言っていましたが、
遅くなってすいませんでした。
リョータ達はバトランティアの前についた。
「初めて見るけど改めて見るとただの屋敷だよな」
「冒険者ってよりは、貴族の屋敷だよね……」
バトランティアはそこら辺の建物と大きさは変わらない。
「ルリ達に聞いたけど中は5階あるんだよな?」
「そう言ってたけど……明らかに3階建てだよな?」
2人は地下があるのかと思った。
「とりあえず入るか」
「そうだな」
──────────────────────
バトランティアに入ると目の前にはカウンターがあった。
どうやら、1階は案内所らしい。
とりあえず俺達は目の前のカウンターにいる、女性の1人に話しかけた。
「ようこそ。ギルド本部バトランティアへ。本日はどういったご要件でしょうか」
受付の女性は機械的に話すだけだった。
その目は冷たい。
「本部長のレイラさんに手紙を頂いたのですが…」
機械的に話す受付嬢さんに少し萎縮しながら答えた。
「ぼ、僕もです…」
珍しくミヅキも萎縮している。
こんなミヅキを見るのは俺の父さんの稽古に初めて付き合わされて以来だ。
「すいませんがお名前は」
「リョータとミヅキです」
受付嬢さんは、手元の資料を確認すると顔を上げた。
「ジェイクピアス皇国のリョータ様とミヅキ様ですね。レイラ本部長はまだ仕事がありますので、待ち合い室に案内致します」
受付嬢さんは、急いでカウンターの上を整理している。
「そういえば、外見とは違って広いな」
俺が独り言で言った言葉にもう1人の受付嬢さんが答えた。
「それはですね!なんと、空間魔法が使われているからです!」
こちらは、どうやら明るい性格らしい。
「そうなんですか」
「ちなみにこの建物は何回建てに見えますか?」
「3階建てですかね」
「そう!でもでも、空間魔法のおかげで5階建てなので~す!」
俺は空間魔法と聞いた時に予想はついていたのだが、自慢げに話す受付嬢さんに悪いと思い驚いて見せた。
『どうしてそういう気遣いが出来るのに……お前は………』
ミヅキの呟いた言葉は聞こえたが何のことかは、分からなかった。
(俺って空気読めない系なのか?……いやいや、俺ほど空気の読めるやつはいないだろ)
ミヅキは相変わらずヤレヤレって感じだったが、いつもの事なのでスルーした。
「それでは、準備ができましたので行きますか」
「「 はい 」」
そう言うと、受付嬢さんに職員通路に案内された。
すると、下へ向かう階段があった。
俺達は案内されるままに階段を下った。
「おいリョータ。バトランティアって5階建てなんだよな?」
「あぁ。さっきも受付嬢さんが言ってたしな」
俺らが会話すると案内してくれている受付嬢さんが俺達の疑問に答えてくれた。
「この地下への階段は一般の方には知られていません。ギルド職員の方でも口止めされています」
「なぜですか?」
俺は気になって問いかけた。
「ここでは、重要な話し合いが行われるからです」
「そうなんですか」
「くれぐれも口外はしないでくださいよ」
言葉と冷たい目つきが相乗効果となり俺たちを萎縮させた。
「「 も、もちろんです 」」
「それで地下ですが、階段が終わると扉があります。その先は待ち合い室となっていて、その先に会議室、ギルド部長室と続きます」
「なるほど」
「今から行くのは待ち合い室ですが、レイラ様はまだ仕事が残っていらっしゃるので少々お時間を頂くことになります」
「かまいませんよ」
「俺もです」
「ありがとうございます」
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しばらく歩くと扉が見えてきた。
ハッキリ言って階段は長かった。
階段は螺旋状になっていて、おそらく、200段程だろう。
ギギギギッ────
重そうな扉を受付嬢さんは片手で開く。
(一体何者なんだろうか)
そんな疑問が頭に浮かぶが口にしないでおいた。
だって、「暗殺者ですよ」とか言われたら怖いじゃん?
扉の先の待ち合い室には俺らの他に呼ばれたと思われる五人がいた。
男が2人に女が3人だ。
「それでは、レイラ様を呼びに行きますので、しばらくお待ちください」
「分かりました」
そう言うと、受付嬢さんは部屋を出ていった。
待ち合い室には沈黙が流れた。
どうやら、皆お互いを探り行っているようだ。
見る限りこの部屋には三つのグループがある。
1つは
俺とミヅキ
1つは
弓使いのハーフエルフと短剣を持つ女
1つは
体格のいい男とローブの男、軽装の女
(ハッキリ言って全員俺らに比べると弱いな)
それが俺の感想だった。
ただ、体格のいい男は気になる。
(十中八九、武闘家だろうな)
そんな風に互いを観察し合う中、途中で沈黙は破られた。
短剣を持つ女が急に話しかけてきたのだ。
「ねぇねぇ、君の名前は?どっから来たの?」
フレンドリーすぎだろ。とツッコミを入れるのを抑えて答えた。
「俺はリョータで、こっちが幼馴染のミヅキ。どっちもジェイクピアス皇国の出身だよ。それで君は?」
「え!ジェイクピアス皇国!!文化の国か~いいなぁ~!僕言ってみたいな!」
(会話が成立しない、だと……俺苦手かも………)
俺はそう思ったがめげずにまた聞いた。
「君の名前は?」
「あぁ。僕?僕はユキ。観光都市のスイレンから来たんだ~!あとね、こっちが親友のレイね!」
すると、レイがユキの頭に手を振り下ろした。
「誰が親友よ!バカユキ」
「またまた~」
「スイレン……バカ……ユキ………」
隣でミヅキが呟き始めた。
「あ!!まさか、お前『トーキングバーサーカー』だろ!!」
「トーキングバーサーカー?」
「お前も聞いたことねぇーか?スイレンで、かなりウザがられてる女の子がいるんだ。その子はなんでも、とにかくよく喋るらしい。スイレンの誰もが関わりたくないと思ってるらしいぜ」
(こいつ、そんなに有名だったのか……)
俺は有名の方向性に飽きれた。
「さすが、バカユキね。そこまで有名だったとは……ほんと、一緒にいて恥ずかしいわ」
「それほどでも」
「褒めてないわよ!」
俺だけでなく他のみんなも苦笑いしかできなかった。
「そ、その辺にしてあげたらどうかな」
俺は恐る恐る提案した。
「見苦しいところを見せたわね。ごめんなさいね」
どうやら、普段は礼儀正しいらしい。
「ユキとは仲がいいんですね」
「いいえ、腐れ縁なだけですよ」
レイの含み笑いはとても魅力的だった。
ハーフエルフだからか、なかなか目を離せなくなる魅力がある。
そして、TBもといトーキングバーサーカーはというと、既にいなかった。
というより、もう一つのグループの方に話し掛けに行っていた。
その後をレイが追っていた。
どうやら、仲はいいようだ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「みんな聞いてくれ!自己紹介をしないか?」
そう俺が提案したのもつかの間、後ろから声を掛けられた。
話しかけてきたのは30代くらいの女性だった。
俺は全く反応出来なかった。
気配に敏感なミヅキでさえ、声を掛けられるまで気づかなかった。
(この人は何者なんだろうか………)
俺はそう思うのだった。
また、2日後の更新になりそうです……
ぜひ飽きずに読んでいただきたいです!
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