5.自己紹介とステータス
遅くなりました。すいません
俺達がジューエルに着くとリラさん、ルリ、ルルの順番で出迎えてくれた。
リラさんに食堂を貸して欲しいと言うと、「あぁ、いいよ、使いな」と笑顔で了承してくれた。
俺達は食堂に着くと軽い自己紹介を始めた。
「俺はジェイクピアス皇国から来たリョータだ。好きなものはアップルティーだ。よろしく」
俺が自己紹介をすると皆は「よろしく~」と答えてくれた。
なかなか上手くやっていけそうだ。
次はミヅキだ。
「俺もジェイクピアス皇国出身だ。好きなことはリョータをからかう事だな。あと、よく間違えらるんだが、"ズ"じゃなくて"ヅ"だから。それじゃ、よろしく」
ミヅキは用意していたのか名前の書かれた紙を出して皆に見せる。
(用意周到だな。そういえば、昔は間違われるの嫌がってたからな)
「分かったかよ、ミ・ヅ・キ」
俺がからかうと、皆笑った。
ミヅキには、頭にチョップを食らったが……
次はTB……じゃなくてユキだった。
「私は観光名所のスイレン出身だよ!好きなことは、話すことかな!得意なことは値切ること!親友はレイ!あとは、あとは、えっと……」
(さ、さすがTBの異名を持つだけはあるな……あ、レイさんが立った……)
レイさんはユキの横に立つとユキの服の襟を引っ張った。
「ぐえっ……っちょ、何するの!レイ!」
「長い……早くして」
レイは少し目を細める。
それだけで、ユキは額から汗が出ていた。
「い、以上でございます」
昔何があったのかは分からないが、どうやらあの状態のレイさんは恐ろしいのだろう
「次は私がするわね。私はレイ。ユキと同じでスイレン出身よ。バカ…じゃなくて、ユキが何かしたら私に行ってね。」
レイはさっきとは逆に優しい笑みを浮かべた。
(結構タイプかも……やばい、やばい、仲間なのに……)
俺がそんなことを考えていると、ミヅキはニヤニヤしながら脇腹を肘でツンツンしてくる。
(ほんと、なんでアイツは俺の考えていることが分かるのだろうか?……って、幼馴染みだからか)
「俺はタツヤだ!ワルキューレ王国出身だ!俺は戦うことと食べることしか出来ねぇが、よろしく頼む!」
タツヤは体格がいいため、凄く強そうだ。
(どうやったらあんなになるんだ?)
俺が考えてると唐突にミヅキが立った。
「タツヤ気をつけよろ!リョータが興味津々で体を見てるぞ!」
ミヅキは真面目なトーンで言っているが、それとは裏腹に顔はニヤついている。
「お前馬鹿だろ、これは罰だ」
俺は思いっきり鳩尾にパンチを入れる。
しかし、かわされてしまった。
(さすが、俺より早いだけはあるな)
感心しているとリラさんが何事だと食堂に入ってきた。
その後は、5分間怒られてしまった。
(本当にすいませんでした。主にミヅキが)
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食堂に戻ると料理がきていた。
皆は待ってくれていたようだ。
「ルルありがとう。皆も待っててくれてありがとう」
俺はそう言って席についた。
ルルは笑顔だ。
(やっぱり感謝は大切だよな!)
トイレに行っていたミヅキが戻ってくると、すぐに料理を食べた。
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どれも凄く美味しかった。
ルルを連れていきたいと本気で思ったが、やっぱり危ないなと割り切って自分に言い聞かせた。
「り、リョータさん!ど、どうでしたか?」
ルルは不安そうに聞いてくる。
「すっごく美味しかった!ルルはいいお嫁さんになれるよ!あっ、料理店もいいね!」
俺は正直に感想を言った。
すると、ルルの顔は赤くなった。
(感謝されて、安心したのかな?)
その後は皆も「美味しかった」と伝えてい。
ルルはやっぱり頬を赤くしていた。
俺は「感謝されて嬉しんだな」と呟いた。
それを聞いたミヅキはヤレヤレと言った感じに首を振っていた。
(なんなんだろうか?)
それから少し休むと自己紹介の続きをした。
「私はムツです。タツヤ兄の妹です。好きなことは、物を作ることです。よろしくお願いします」
ムツは丁寧な口調だが、見た目はボーイッシュだ。
「俺はカイ。ワルキューレ王国出身で、タツヤ達の遠い親戚だ」
そう言うとフードを外した。
「どう?イメージと違ったでしょ?前にフードをしてたら、顔を見ようと頑張る子供たちがいてね、それが面白くて最近はずっとかぶってたんだ!よろしくね!」
そのことで場の空気は更に和んだ。
(なかなか、面白いメンバーが集まったな。これは楽しくなりそうだ)
「俺もこのメンバーは好きだな」
俺の思っていることが分かった上でミヅキも共感してくれた。
(それにしても、俺ってそんなに分かりやすいのか?)
その後はみんなで雑談をした。
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雑談が始まって30分くらいがたった頃に俺は切り出した。
「そろそろ、ステータスの確認とこれからの事を話し合わないか?」
俺が少し真面目なトーンで言うと、皆は頷いてくれた。
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◆リョータ◆
Lv.4 [勇者]
──通常── ──スキル補正後──
HP 550 →→→→ 600
MP 500 →→→→ 550
AT 390 →→→→ 440
DF 390 →→→→ 440
SP 240 →→→→ 290
LC 16 →→→→ 16
スキル
《窮地の一撃エンデ・アングリフ》
自分・味方のピンチ時 AT・DF ×2
《勇者の加護》
自分・味方のLC以外の全ステータス +50
《女神に見初められた者》
経験値 ×100 (ステータスで認識すると発動)
《書き換え》
ステータスプレートのスキル・職業欄の操作ができる。
《勇者体質》
トラブルに巻き込まれる。
モテる(たまに男子にも?)
《信頼の証》
仲間や嫁からの信頼度によってステータスが上昇する
◆ミヅキ◆
Lv.4 [暗殺者]
──通常── ──スキル補正後──
HP 260 →→→→ 310
MP 25 →→→→ 75
AT 340 →→→→ 490
DF 110 →→→→ 160
SP 360 →→→→ 410
LC 11 →→→→ 11
スキル
《気配察知・改》
自分を中心に半径10mの気配がが分かる
トラップの有無も分かる
《潜伏》
自分の気配やニオイを消す
《武神の強者認定》
AT +100
《勇者の加護》
勇者のパーティー・ギルドに所属する間
全ステータス +50
◆タツヤ◆
Lv.1 [武闘家]
──通常── ──スキル補正後──
HP 150 →→→→ 200
MP 20 →→→→ 70
AT 150 →→→→ 200 (400)
DF 100 →→→→ 150
SP 80 →→→→ 130
LC 10 →→→→ 10
スキル
《能力交換》
自分のステータス値を入れ替えることができる。(1日計1分)
《根性》
HPが1割以下の場合 AT ×2
《戦闘特化》
レベルアップ時の上昇率が
AT ×2
HP ×1.5
その他 ×0.5
《勇者の加護》
勇者のパーティー・ギルドに所属する間
全ステータス +50
◆カイ◆
Lv.1 [魔術師]
──通常── ──スキル補正後──
HP 100 →→→→ 150
MP 500 →→→→ 850
AT 50 →→→→ 50
DF 100 →→→→ 100
SP 90 →→→→ 90
LC 10 →→→→ 10
スキル
《魔皇帝》
詠唱不要
MP+300
HP・MP・LC以外-50
魔力の譲渡が可能
《天才魔術師・全》
技の消費MP半減
代償魔法使用の際に代償を必要としない
《魔力特化》
レベルアップ時の上昇率が
MP ×2
HP ×1.5
その他 ×0.5
《勇者の加護》
勇者のパーティー・ギルドに所属する間
全ステータス +50
◆ムツ◆
Lv.1 [鍛冶師]
──通常── ──スキル補正後──
HP 100 →→→→ 150
MP 80 →→→→ 130
AT 80 →→→→ 130
DF 120 →→→→ 170
SP 50 →→→→ 100
LC 25 →→→→ 25
スキル
《効果付与》
作った武器に能力が付く
レベルに大きく左右される
《絶対修復》
どんな状態の武器や防具も修復できる
《勇者の加護》
勇者のパーティー・ギルドに所属する間
全ステータス +50
◆レイ◆
Lv.1 [狩人]
──通常── ──スキル補正後──
HP 120 →→→→ 170
MP 80 →→→→ 130
AT 80 →→→→ 130
DF 120 →→→→ 170
SP 70 →→→→ 120
LC 10 →→→→ 10
スキル
《気配察知》
自分を中心に半径10mの気配がが分かる
《遠眼》
1km先まで視認できる
《勇者の加護》
勇者のパーティー・ギルドに所属する間
全ステータス +50
◆ユキ◆
Lv.1 [商人]
──通常── ──スキル補正後──
HP 60 →→→→ 110
MP 60 →→→→ 110
AT 30 →→→→ 80
DF 30 →→→→ 80
SP 20 →→→→ 70
LC 10 →→→→ 70
スキル
《詭弁》
交渉に強くなる
《幸運を呼ぶ者》
高頻度で幸運なことが起こる LC+60
《勇者の加護》
勇者のパーティー・ギルドに所属する間
全ステータス +50
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ガルデさんはユキのことを仲間と言っていたが、俺が認めたことによって全ステータスが50アップし、結局強くなってしまった。
(それにしても、俺以外も余裕でチートだな……)
「で、これからどーする?」
ミヅキは皆に聞く。
「明日からダンジョンに潜らないと間に合わなくなるかもしれないし、ダンジョンに行かないか?」
俺はミヅキの疑問に答えるとともに皆に聞いた。
皆も行く気だったらしく頷いてくれた。
「よし、じゃあ今日は明日のために寝ようか」
「そうだな」
「おやすみ」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
「おやすみ~」
「おやすみです」
皆はそう言うとそれぞれの部屋へ戻って行った。
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「リョータまだ起きてるか?」
ミヅキは、小声で話しかけてきた。
「あぁ」
「俺さ、初めは無理とか思ってたけどステータスと皆と話して、行けるんじゃないかって思った」
「俺もそうだよ」
「誰も死なずに魔王を倒そうな」
「当たり前だ!そしたら、のんびり冒険者生活しよーな」
「おう!じゃ、おやすみ」
「あぁ、おやすみ」
俺はすぐに夢の世界へとダイブした。
この時の俺はこんな所でフラグを立てていたなんて全く気づいていなかった。
次からはやっと、ダンジョンです!
バトルを上手く表現できるようになりたい!




