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私と手錠とM町  作者: 柚子
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1,


私は、忘れない。

この怒りと、憎しみと、悔しさを。

私の人生を傷つけた、あの人たちを。


手錠は冷たくない。

人の温もりがある。

悪いことをしていなくても、逮捕されるという理不尽さを私は、知った。


この怒りをどうにかしないと、

私は、あの人たちを殺すと思う。


私は、うるさいインターフォンで目が覚めた。

夏のはじめの朝。


無視しても、ドアを叩く不快な音がする。

気持ち悪い。

約10分ほど続いた。

恋人に電話をしたが、出ない。

モニターで確認すると、女性と数人の男性の姿。


ああ、嫌だ。


私は、あるトラブルを抱えていたので、余計に気分が悪かった。


とりあえず、コンタクトレンズを入れて、トイレに入る。


まだ、騒がしい。

もう、我慢できなくなり、ドアを開ける。


そこで待っていたのは、カメラのフラッシュと、家宅捜査状。

そして、逮捕状だった。


続く

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