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瞑想世界104

友情だけが村瀬の心を開く鍵となるだろうと、田村は言った。

田村が言った。





「しかし全ては可能性論、推論の域を出ないわけだ。村瀬は多次元宇宙を破壊を標榜し、本体と分身を自在に駆使し、蔓延しているわけだ。その本体を探り当てる指標は、俺達の友情の強さしかないと思う。とにかく当初の目的通り、村瀬救出を第一義としよう」






僕は頷き言った。





「例えば逆差別として村瀬が日本人を大量虐殺したとしても、それが村瀬の本体とは限らないわけだな?」





田村が頷いた。





「全てこちらの思い込みによる行動や、破壊衝動では村瀬の本体に辿り着く事は出来ないだろう」




鼻で一つ息をつき、僕は言った。





「俺達の友情だけが、村瀬の心を開くのだな?」





田村が恭しく頷いた。





「そうだ。俺達の友情と思いやりだけが、村瀬の心を破壊マシーンから奪還する鍵となるだろう」

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