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第8話 扉の先 偽物の声

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ


『誰か』がドアノブを何回も下げる音が聞こえてくる。優妃先生の指示で動かせそうな棚とかを動かし一応バリケードを作ったが、それも壊れてしまいそうな勢いで開けようとしている。


大誠「これやばいんじゃないか!」

美穂「私達みたいに肝試しに来た人かもよ?」

祐清「だとしたらこんなにしつこくないでしょ!」

綾香「もしかして…本当に………幽霊…?」

渡辺先生「全員静かに…絶対に離れないでね」


そう言われてから何十分経っただろうか。もしかしたら体感で数十分に感じただけで本当は数分しか時間は経っていなかったのかもしれない。

みんなで息を潜めまだドアの向こうにいるのかもわからない相手を警戒していた。全員の息をする声がやたらと大きく聞こえる。


あれからどれぐらいの時間が立ったのだろうか。窓の外から指してくる日差しがどんどん強くなっていた。ドアの向こうからはもうなんの気配もしない。


渡辺先生「そろそろ出てみましょうか。…私が一番先にドアの向こうを見てみます。もしなにかあったら私のスマホを渡しておくので、私のことは見捨ててでもホテルから出て。」


渡辺先生はそう言ってバリケードに少しだけ隙間を作り思いっきりドアを開けた。数十秒の静寂の後渡辺先生の声が聞こえてきた。


渡辺先生「みんな〜出てきても大丈夫! 誰もいなさそう!」


僕達は安心して部屋から出た。 廊下には渡辺先生がびっくりした顔でこっちを見ていた。


渡辺先生「なんで出てきたの!? まだ安全か確認できてないのに!」

祐清「え?いや…いま先生が…」

美穂「出てきていいよって…」

渡辺先生「そんなこと一言も言ってないよ!」


ペタ…ペタ…


そんな音がした。

素足でゆっくり歩いてるみたいな音だ。ゆっくりとこっちに近づいてきている。

部屋の中に戻ろうにもバリケードの隙間が小さすぎて急いだとしても数分はかかるだろう。その間に足音?の主が来てしまう。」

結局、全員で階段までいこう となった。

階段まで行くとしたら足音の主を横切るか一周回って遠回りしながら行くかの2択だけどこの状況で足音の主の横を通るなんてそんな考えは出てこなかった。


抜き足でゆっくりと 音を出さないように慎重に廊下を歩いた。

ゆっくり歩いて気づいたこともあった。


足音の主は何かを呟いているみたいだった。 全部は聞き取れなかったが部分部分は分かった。


『なんで 開けたら 痛い ゆるさない 逃げたい 代わり 見つける 道連れ』


ということを言っていたと思う。 こんな状況なのにこんなに覚えられるもんなんだなーっと思いながらゆっくり歩いて1つ目の角を曲がった時


パキッ


そんな音がした。前を見ると美穂が割れたガラスを踏んでいるところが見えた。

後ろの足音が止み今度ははっきりと声が聞こえた


『見つけた』



To be Continue……

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