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ポラリスの多世界  作者: 一
特異大魔法世界編
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#74 神の血


白く輝く神々しい光が巨大なヒトの形となり、頭には輪のような光も見えた。そして、槍のような光で攻撃し僕はその攻撃に直撃した。

結界内はソラの演算が有効なため全ての攻撃が内側へ跳躍するように調整してある。つまり、この効果が切れていないということは僕はここで死んでいないことに気づいた。


マスター、大丈夫ですか?瞬間的に星崩衣せいほういを展開しました。直撃はしましたが問題ありません。許容範囲内でした。まだ相手は本気を出していない可能性がとても高いので気をつけてください》


「ああ、ソラごめん」


これは三回戦とはいえ、試合とはいえ、レベルがカンストし経験値も実力も桁が違う神話の世界の試合なのかもしれない。相手も充分チート級魔法使いだ。一体何者なのだろうか。


光が晴れた。


「へぇ、流石。あの攻撃を耐えきるとはね。これは想定外だ」


「かなり驚きました。マクシミリアン・ローデンヴァルトさん、貴方は一体何者なんですか?」


「おや?私のことを知らないということは世俗から離れていた人なのかな?改めまして、私はマクシミリアン・ローデンヴァルト。マルタ魔法皇国特別主席特級魔法使いさ。私の戦力は大国の軍事力に匹敵する魔法使いと言われているだけのしがない魔法使いさ」


「道理で強いわけか」


「自己紹介のついでに僕はこの世界に20人しかいない神話級ゴッズの魔法使いのクラスでね。創世級ジェネシスの次のクラスさ」


この世界の基準から見た魔法ランクというのだろうか?

世界から2番目の基準に位置する大魔法使いというわけか。神話級か。なるほどね。


「ステラマリスさん、貴女は何者なんだい?僕の魔法がここまで通用しないのはかなり久しぶりだ。魔王ですら神ですら効く攻撃に貴女は耐えきった。この世界の基準で考えると明らかに異常だ。君は何者なんだい?」


「僕はただのビギナーの冒険者さ。少し人捜しをしている最中といったところかな。この大会に出たのもその人捜しの成り行きさ」


「貴女がビギナー?それは有り得ない。これほどの強さ、これほどの攻撃に、私の攻撃を受けきった貴女がビギナー?それは私を冒涜しているととらえていいかな?」


マズい、どうやら何かのプライドを傷つけさせる発言をしてしまったようだ。それはそうか、相手は大国相手に一人で戦える戦力を保持した大魔法使いだというのに、僕はただの駆け出しの冒険者。万が一僕に負けたことになれば立場もがた落ちだろうしな。それはプライドが傷つくか?か?


器量狭すぎだろ!


「なんて受け止めてもらっても構わないよ。僕は嘘は言ってないからね!」


「もういい、貴女は私を冒涜した。神の名において貴女を滅しよう」


おいおい!器量狭すぎだろ!!

最初にあった知的好青年の雰囲気はどこにいった?!

しかも滅しようとか、試合のルール無視か?いや、相手も最大の攻撃で僕を攻撃しないと決着が付かないと踏んだか?


来る!!!


「神の名において滅しよ」

『神極魔法:血ノ司神(ムドケスダル)


「!!!!ッ!?」


なんだこの魔法は?!

《観測域を超えています。神を冠する名の究極魔法の一種だと思われます。世界の理が神の血を触媒として神の血へと改変されていきます。このままでは結界すらも改変されます》


「リノと似たような力というわけか、ならば!多次元領域を展開。血を全て跳躍させ内側へ!そして黒点域ブラックホールで決着をつける!!」


《命令を了承しました。多次元領域を展開、完了》


黒点域ブラックホール通常出力ノーマル


神の名を冠した聖なる血は全て黒点域ブラックホールへ吸収されて征く。一滴も残さず飲み込まれて消えて征く。だが、相手もこれで終わるわけがない!

僕もここで魔法を使うことにしよう、相手も少なからず魔法への耐性がある筈だから死ぬことはないだろう。


「なッ!?!私の神の血が!!!!」


「ソラ、行くぞ!!」

『超越魔法:時元摩天楼クロックワーク


無限を越えて時間が複雑に折り重なり、うねりをあげて終わらない円環で時間が引き延ばされ、光よりも早く加速して崩壊していく超越魔法。光が粒になりマクシミリアン・ローデンヴァルトを捉えた。音という物質も置いていきながら更に加速していく。


究極と超越が打つかる。


「馬鹿なぁあぁあああああ!!!何故貴様が超越魔法を扱える!!!!うわああああああぁあぁぁぁあああ!!!!」


最早、時元を超越した魔法の前では神の血は止まって見えた。

黒点域ブラックホールが残さず吸い取って行く。


重力の奔流と光を置いて征くほどに加速された世界に僕たちはいる。ローデンヴァルトさんからはこちらへの攻撃の動作は見て取れない。いや動けないといったところか、時間対策はしているのかも知れない、だが、この超越魔法:時元摩天楼クロックワークは時元という次元を究極まで加速した世界だという。


ソラはその中で魔神王と戦い勝利をしているという。

ソラ、どんな猛者だよ!


「・・・・」


「僕の勝ちかな、ローデンヴァルトさん」


「何故、貴様が超越魔法を扱える!!創世級ジェネシスの魔法だぞ!私は断じて認めない貴女も魔法も力も!!」


「なんだ!?」


地響きが結界内を音と共に揺らした。

外への影響はなさそうだ。結界内だけか。次、仕掛けてくるな。


星崩衣せいほうい

《戦闘観測モード全域展開》


ゴゴゴゴゴゴッ!!!!!


網膜に表示されているローデンヴァルトさんの魔力量が更に上昇した。もう数字が目の中で追えない程に上昇していく。何を仕掛ける気だ?!

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