ちょいと本編に絡むかもな 閑話 みっきゅん
みっきゅんサイドと言えばよいのかなー。
って、まぁあまり本編とのからみがまだ薄いので読み飛ばしても問題ないかな。
大地くんと、イベント会場前に並んでいる。
今日はゴールデンウィークのビッグコミックシテイだ。
女子向けの……いや、言い直そう。腐女子向きのサークルが多く、女子比率の非常に高いイベントだ。
それなのに、腐女子でもなければ、腐男子でもない大地くんと一緒にいるのにはわけがある。
「本当に、助かりましたよー。みっきゅんさんがいてくれて!絶対にお礼しますからね!」
「いや、お礼とかいいよ。私も……一人では来られなかっただろうから。誰かが一緒でありがたいの」
うん。
はるるがいないから……。
一人ではイベントに行けない。
隣にいないはるるのことばかり考えて、楽しめないだろうから。
でも、こうして誰かと一緒なら、目の前にいる人を無視するわけにはいかないから、はるるのことを思い出して胸がぎゅぅってなる回数も少なくなる。
「お礼はさせてくださいよっ!どうしても今日はいけない姉の頼みだけど……イベントにはなれてるといっても、一人でBL大手回りは正直きつかったんで」
「だけど、結局会場の中に入っちゃえば、私と大地くんは別のサークルに並んでばらばらだよ?」
「ああ、それは大丈夫っす。今、列のどれくらいとか、販売物チェック連絡とか、ラインとかしてれば平気です」
なるほど。
誰かと連絡を取りながら並んでいれば、回りの人も頼まれて並んでるのかなって分かるもんね。じゃないと、男子一人で並んでるのって辛いよね。
あ、最近は「てんばいやー」男子もちらほら見かけるから、余計に視線が痛いのかもね。
「で、何を頼まれてたんだっけ?」
すでに手に入れたパンフを開く。
大地くんは、パソコンで作ったリストを田中さんに持たされているようで、それを広げて、パンフレットと照らし合わせた。
「小蔵屋から回るつもりで。姉に頼まれたのは、ユーキ本」
「おお、ユーキ!田中さんもはまったんだ!」
「そう。もう、すごいはまりようでさ。毎日エンドレスユーキ。録画したのずーっと回してる。当然放送日は」
「「テレビの前に座って待機!」」
ハモった。
うんうん。分かるわ。
分かる。深夜だろうが録画してあろうが関係ないんだよね。
「放送開始後、初めての大きなイベントなのに友達の結婚式と重なっていて行けないって、毎日毎日のろいのように僕の耳元で囁くんですよ」
「あー。友達の結婚式かぁ。それは、さすがに優先順位上だよねぇ」
「でしょ。なのに、だんだんノイローゼみたいになって「結婚式、変わりに出席してくれない?」とか言い出した時は……「変わりにイベントで本を買ってきてやる」って言うしかなくてさ……」
ああ、そうか。
大地くんはいい子だね。
知らないって田中さんのことほうり出したりしないんだ。
結婚する友達のことも考えてあげてのことだよね。
「ふふ。そっか。今頃田中さんは結婚式に参列してるんだね。私はここ何年か、もう結婚式に呼ばれることなくなったなぁ」
「僕なんて、親戚意外一度も参加したことないよ。オタク関係の友達はまだ全然結婚しそうにないし、早くに結婚した友達は逆に式はあげなかったし」
「そっかぁ」
「みっきゅんさんは、その、結婚とかは?姉は、何にも考えてない感じだけど……」
結婚かぁ……。そういえば、はるるとも話をしたことあったなぁ……。
もし、はるるが生きてたらどうするんだろう。
私は……はるるがいなくなったから……寂しくて、こんな時に一緒に泣いてくれる人がいたらいいなって思ったんだよ。
それが、結婚なのかもって……。
ご覧いただきありがとうございます。
明日は祝日なので更新はお休みです。
最近閑話が多くて申し訳ありませんです。実はバレンタインまでにあげておきたかった閑話だったりする事情がね。
バレンタイン当日は、バレンタインネタで閑話です。
……正確にいえば、書籍特典用SSを発売日が2月15日なのでバレンタインネタにしましょうか?と言われて書いたものなのですが、内容がちょっとアレだったので、没になったものなのです(*'ω'*)
で、せっかくなのでバレンタインに合わせてこちらで発表しようかなって。
日付が限られてくるので、それまでに関連閑話差し込んだらこんな有様です。
|д゜)
閑話飛ばしの方には申し訳ないです。はい。




