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【書籍化】オタクガール、悪役令嬢に転生する。【web版】  作者: 富士とまと


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第260話 3Rらしい

「まずは落とし物をゴミとして処分する量を減らす方法を、クラスで考えましょう」

 あ、うん。

 そうだね。

 もったいないもん。

 持ち主の元に一つでも多く戻るような方法を考えるといいんだよね。わざわざプリントの膨大な量から自分の持ち物探すのとか結構大変だし。

 写真付きとはいえ、実物と印象は違うでしょうし。

 色々と方法はありそうです。

「KHTでの社会貢献としてのポイントにはならないかもしれませんが、校内におけるK3評価には確実になるはずです」

 相沢委員長の言葉に、クラスがわっとわく。

「いいアイデアだ!ゴミ削減から貢献するなんてとても思いつかなかった」

「それも、落とし物を使うなんて……」

「さすが白川様」

「すばらしいですわ、白川様。ゴミに目を向けるなど、なかなか思いつくものではありませんもの」

 えーっと。

 うーんと、何も私は考えていません。

 なんで、こうなった……。

「リデュース リユース リサイクルですわね!」

 え?皐月たん、それ何?

 リユースとリサイクルは知ってるよ。

 っていうか、これ驚いたもんね。

 リサイクルショップって、リサイクルするための店じゃんくって、リユースするための店なんだよ。

 これ、豆知識。

 リサイクルは、ゴミを分別して再び資源として使うってことだもん。

 リユースは、その品を繰り返して使うってことだ。

 つまり、リサイクルショップは資源にして何かを作り直す店じゃなくって、使わなくなったものを別の人にもう一度使ってもらうっていう「何度も繰り返し使う」ための店。ややこしやぁー。なのです。


 ……で、リデュースって何?

 っと、朝の会終了のチャイムが鳴り響いた。

「では、次のクラス会までに、ゴミを減らすアイデアをそれぞれ考えておいてくださいませ」

「まずは、一人でも多くの落とし主を見つける方法、落とし主が見つからない品をゴミにしない方法だな。他にもゴミ削減案があればどんどん提案してほしい」

 相沢くんと皐月たんがしめて、朝の会終了。


「えへ、すごいね、璃々亜さん。よく思いついたねぇゴミを減らそうっていうの。私、社会貢献っていうと、どうしても”人”のためにって考えちゃうもん。地球とか環境のために考えられるのすごいよ^」

 いや、ごめん、芽維たん……私、全然何も考えてないのに……。

「本当ですわよ。璃々亜様の考えにはいつも驚かされますわ」

 大丈夫。

 一番驚いてるの、きっと私だもん。

 なんで、こうなった!

 って、思ってばかり……。あうう。

「地道に、落とし物しませんでしたかって先輩たちに声かけする?あれ?そもそも、もしかして……落とし主を探すのって、落とし物係の仕事になるのかなぁ?」

 席に着くと、芽維たんが早速、何かよい案が無いかと考え始めた。

 ほげっ!

 ちょっと待って、それって……。

 落とし物係って、プリント配布するだけの楽な係なはずなのに……、それじゃぁ、仕事増えるじゃないかーっ!

 しかも、落とし物持って、各クラス回って「誰かこれを落とした人、いませんかー?」

 みたいなのを毎日するってこと?

 いーやーだーっ!無理、無理、無理!

「っていうか、皆持ち物に名前を書くようにすれば問題ないよね?」

 芽維たん……確かに、持ち物に名前を書けばすべて解決するけれど……。

 流石に、高校生になってまで、自分のパンツにまで名前は書きたくないよ?

 え?パンツを落とすわけない?

 だって、修学旅行とかで絶対風呂場とかに「おーい、パンツ忘れてるぞー」的なネタあるじゃないですか、それで、ごにょ。

 やばっ、BL妄想が始まりそうです。

 すいません、ごめんなさい、違うんです。

 

 授業が始まるというのに、違うこと考えよう。えーっと、えーっと。

 そうだ、ちょっと色々とまとめてみよう。

 するべきこととか、しなくちゃいけないこと、しなくてもいいこと、他の人に期待することとか……。


 えーっと、まずは差し迫ったGWのネズニーランドの計画ですね。皆で相談しなくちゃ。

 確か、絶叫マシーン班とまったリ班に分かれるところまでは決まったんだよね。私はまったり班にしました。

 轟くんと相原さんと私の3人。うん。やっぱり、ジャンクな美味しい物をいっぱい食べられるチャンスには抗えなかった。ポップコーンに、ピザに、チキンに……。お腹が膨れすぎないように、1つを3人で4等分して食べるんだ。4等分。間違ってないよ?私と相原さんが4分の1ずつ食べて、残りの4分の2は轟くんの分だもん。

 そのコースを決めるのは、まぁ二人にお任せしようっと。

 お昼ご飯を含めた午後からの計画も、皆に任せようっと。……私は、そうですねぇ……。まかせっきりなのも何なので、ネズニーへの往復をどうするか考えようかしら?

 歓迎会の時は、もちろん貸し切りバスで学校から往復だったけれど、GWはそういう訳にはいかない。

 電車に乗るのが苦手なメンバーもいるはずなので、そのあたりの計画とか……で、ダメかな?

 あれ?そもそも現地集合?それとも、学校とか待ち合わせて移動?

 っていうか、移動もみんなと一緒の方が楽しいよね。

 えーっと、私、芽維たん、皐月たん、相原さん、相良さん、田中くん、相沢くん、轟くんの合計8名だから……。

 車2台とかで移動できるよね?いや、マイクロバスとかで1台で行けるのかな?蜂川さんに相談してみようかな?確か12人までなら普通免許で大丈夫だったよね?

 あー、私も運転できるから、運転手が足りなければ……って、違う!璃々亜まだ15歳。免許なかったわ!

 

 キーンコーンカーンコーン

 あれ?

 いつの間にか1時間目が終わっておりました。


いつもありがとうございます。

ちなみに3Rは

そもそもゴミになるものを作らない

ゴミにせずに再利用する

資源として再利用する


……。たまにはためになる小説です。

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