表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化】オタクガール、悪役令嬢に転生する。【web版】  作者: 富士とまと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

236/565

第211話 舞からのメールらしい

 おかしい。

 1位になったお祝いに、何かプレゼントするって話が広がっている。

 弟にあげるつもりの話が、何故、嘉久や兄にも1位になったら何かプレゼントすることになってんだよっ!

 しかも「もらうばかりじゃ悪い」って、完全に私が1位になることなどあり得ない前提じゃないかっ!

 あ、うん。ありえないけど。

 ……。

 でも、まぁいっか。

 これだけ美味しい伊勢海老がおかげで食べられたんだし。嘉久には1位になったら、伊勢海老キーホルダーでもプレゼントしてあげよう。

 グルメ番長なら、食べ物関係なら喜んでくれるだろう。

 兄には……何がいいかな?

 おっと、弟にあげる物の参考意見を嘉久からまだ聞き出してなかったっけ。

「嘉久様やお兄様は、どのような物をもらうと嬉しいんですの?」

 兄も、まぁ弟とさほど年齢も変わらないから参考になるよね。

「璃々亜がくれるものだったら、何でも嬉しいよ」

 にっこり笑う兄。

 うん、参考にならなかった。


 嘉久は?

 と、視線を向ける。

「俺は、璃々亜のかい」「嘉久!」

 ん?

 嘉久の言葉を兄が遮った。

 何?

 私のかい?

 貝?

 なんじゃ?

 伊勢海老じゃなくて、貝の方が好きってことか?

 まさか!

 璃々亜所有の阿古屋貝とかか?そんなものがあったりするのか!

 伊勢海老といえば、伊勢。伊勢といえば、阿古屋貝。阿古屋貝と言えば……。

 真珠!

 なんと、璃々亜所有の阿古屋貝からとれる真珠を狙っているというのか!

 どういうことだ?

 男が真珠なんて欲しがってどうするというのだ!

 じぃーっと、嘉久の顔を見ると、

「お、俺も、璃々亜がくれるものだったら、なんでも嬉しいよ」

 って、白々しい言葉を吐き出した。

 はい、そうですか。

 まったく、全然参考にならない意見をありがとう。


 仕方がない。やっぱり田中くんとか相模くんとか轟くんに尋ねよう。

 ……ああ、でも、轟くんからは食べ物しか出てこない気がする。

 そういやぁ、伊勢って三重だよね。三重といえば

「松阪牛」

 松阪牛パイっていう謎なお菓子があったよねぇ。気になる。

 もぐもぐ。

 少し冷めちゃったけど、おいしいわぁ。伊勢海老。

 あ、嘉久の分、結局食べていいんだっけ?

 遠慮なくもら……。

 空っぽ~!

 くっ、くっそーっ、嘉久め!

 あたしの伊勢海老!


 夕飯を終えて、部屋に戻る。

 あ、メールが来てる。

 誰だろう。

 うっふっふ。友達からメールが来てるとか、もうボッチも卒業ですわね!

「舞……って、」

 弟だ。

 タイトル……。

 んげ、何このタイトル。

『殺してやりたい』

 きゃーっ、いったい何?

 わ、わ、私?

 私、何をした?

 殺されるようなことしてないですよっ!

 あ、あわわ……。

 おそるおそる、メールを開いて本文を確認する。

『過去の自分を殺してやりたい。何でもっと勉強を真面目にしてなかったのか!』

 あ、ああ、そういうことね。

 模試があまり解けなかったのかな……?

 あるよね。

 あー、もっと勉強し解けばよかったって思うこと。今更悔いても仕方がないんだけど。

 えっと……。

『これから頑張ればいいと思うよ?まだ受験までは時間があるんだから』

 返信。

『うん。頑張る!』

 速攻メールが帰って来た。

『頑張りすぎないでね。息抜きも必要だよ?』

『大丈夫。昨日の写真を見ると全然疲れないんだ』

 昨日の写真……?

 え?どれ?

 手をつないでるやつ?

 まさか、あの自撮りのあれじゃないよね?

 うわー、思い出しちゃった。

 マスク越しとはいえ……。あわわっ。

 見てるの?

 アレを、見てたりするの?ぎゃーっ。恥ずかしすぎる!

 あかんっ。弟とメールのやり取りしてたら、思い出しちゃうって。おしまい。メールはおしまい!

『おやすみ』


いつもありがとうございます。

嘉久は相変わらずあわれすぎて……でも、なんか、璃々亜がすんごく落ち込んでる時に何気なく「結婚披露宴に並べる料理を一緒に世界中に探しに行こう」とか言って璃々亜と結婚決まりそうだわ。

「え?いつ結婚することに?プロポーズされた記憶がないんだけど!」的な……。

なんじゃそりゃだよね。うん、そう思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ