第139話 月曜の模試のために図書室で勉強してみるらしい
顔文字が出てきます。苦手な方、申し訳ございません。
「さっき5組のクラス委員さん、もう2つも社会貢献活動してるって言ってたね」
芽維たんが、今度は皐月たんからついでもらったエスプレッソ炭酸飲料を口にした。
「そうですわね。いったい、何をなさるつもりでしょうか?」
「あ、これおいしいね!」
芽維たんの言葉に、もしかして炭酸コーヒーと、エスプレッソ炭酸飲料はまったく別物?と、期待してコップに口をつける。
( ̄┳ ̄|||)……げへ……。
皐月たんも一口飲んで微妙な顔をした。うん、芽維たんの味覚は私と皐月たんとはずれてると。
メモメモ。
「5組が何をしようと、焦る必要はありませんわ。それよりもまず、来週月曜にある全国模試を頑張りましょう」
「そっか、模擬試験があったんだ」
え?
模擬試験があるとは兄が言ってた気がするけど、月曜にあるの?
えええーーーーっ!
まだ数学が全然理解できてないんだよ?やばいです!帰ったら数学中心にガリガリしなくちゃ!
「勝負ですわ!芽維様。英語では今度こそ私が勝ちます!」
「うん。私も頑張るね。そうだ、皐月さん、何か話があったんじゃない?」
おおそういえば、忘れてたわ。わざわざお茶に誘うくらいだから、何か話があるってことだよね?
「ええ、話というほどではないのですが……」
皐月たんは先ほどのクラス会で配布した、チケット活用法のプリントを取り出す。
「確か、芽維様は田中様とご一緒するとお約束していらっしゃいましたよね?チケットは2枚ありますが、もう一枚はどうなさるおつもりでしょう?」
「えっと、どうしようかな?」
「璃々亜様は、どうお使いになられますか?」
ぐっ。ぐぐぐっ。
「まだ考えていませんわ」
違う、考えたけど、ボッチを再確認しただけだったんだよぉ。いや、ボッチじゃないけど、中学までの交友関係がまったく分かんないから仕方ないのです……。
いっそ、いつもお世話になっているから、楽しんできてと、蜂川さんや早間さんにプレゼントしちゃおうかなぁ?
それとも、父と母にプレゼントしてみるか?忙しい二人だけど、行く暇あるのかな?
「そうですか、あの、もしよろしければ、ご一緒していただけませんか?」
なんてことだ!
皐月たんが誘ってくれるなんて!
「ええ、もちろん私の方こそ、ご一緒していただけるなら嬉しいですわ!」
「うん、私も一緒に行きたい!」
よし、決まった!
「それで、相原様と相良様もお誘いしたいのですが……」
おう!なんと素晴らしき提案!
「うわー、いいね!人数多いほうが楽しいよきっと!そうだ、田中くんと轟くんと相模くんにも声かけてみる?今度は、ネズニーシーにみんなで行くのはどうかな?」
芽維たん、ナイスアイデアです!
「それは素敵ですわね!また、皆様でコースを決めて回るのもよろしいですわね!」
また轟くん、お菓子持ってきてくれないかなぁーとか思ってないよ?
「田中様は、妹さんと二人でチケットを使ってしまわれますわね。私の使わない1枚を田中様に使っていただきましょう」
おお、皐月たんってば頭の回転早いわ!
私もチケット1枚余るんだよな。どうしよう……。
2枚なら誰かにあげることもできるけど、1枚だけとなると、使い道が微妙だ。
だって、普通のチケットではなく、並ばなくていい優待チケットだから、普通のチケットの人と一緒に行動すると、優待の意味がなくなっちゃうもんねぇ……。
轟くんや相模くんや相原さんや相良さんは、もう一枚のチケットどうするんだろう?
芽維たんと皐月たんと分かれてから、兄にメールをする。
『生徒会のお仕事が終わりましたら連絡をください。図書室で勉強をしています。一緒に帰ります』
勉強しよう、勉強。
図書室に移動する。前世の図書館のイメージは、勉強をする学生であふれているんだけど、ここはそうでもない。
飲み物が無料で飲み放題の食堂の方が人気があるようだ。というか、お嬢様お坊ちゃまは家にしっかり勉強できる環境があるのか、基本的に残って勉強する人が少ないんだけど。
図書室には、数名の生徒がいるだけだ。司書さんはカウンターの奥にある部屋で何やら作業をしている。
生徒が数名なのに、仕事なんてあるのかなぁ?と、横目で見ると……。
うおっ、製本してる!
何?どういうこと?職場で同人誌でも作ってるの?
マジか!
生徒ではなく、司書さんになかーまがいるとは盲点!
そうだ、司書になるくらいなんだから、読書好きに決まってるさ!複数いる司書さんの一人くらいは、純粋な気持ちで本が読めない人もいてもおかしくない!
いや、ある意味、純粋に腐った目で本を読むんだけどね!って、純粋に腐った目って何だ!自分でもわけがわからないよ!
職場で同人誌の製本しているなど、大変けしからんっ!
黙っていてあげるから、ちょっと見せなさいと言ってやる!
ふんっ、ふんっ!
鼻息荒く、カウンターの前に立ち、司書さんの手元をじっくり見る。
あれ?
私の知っている薄い本とは違うみたいだぞ?
でも、やってるのは間違いなく製本作業。
紙を束ねて、背を閉じて、表紙をくっつけて……。
「珍しいかしら?」
はうっ!
いつの間にか、私の後ろに別の司書さんがいたよ!
「あれは、本の修復をしているんですよ」
「本の修復ですか?」
「ええ。絶版になって手に入らない本もございますが、そうでない本も大切にしたいので……」
分かる!
絶版になって手に入らない本を大切にしたい気持ち!
いや、むしろ同人誌なんて、重版とかしてまでずっと売り続ける人なんてほぼ皆無。イベント合わせで印刷して、在庫なくなったら終わりが常だよ!
絶版当たり前の世界!お気に入りの作家様の同人誌は、永久保存版と読む用と最低でも2冊は必要です!
っていうか、そうか。職場で同人誌の製本してたわけじゃなくて……って、そんな人いるわけないか!
図書館の本の修復作業してただけか。
……なかーまじゃなかったのか……。しゅんっ。
う?
あれ?
司書さんの来ている制服のベストの胸ポケットに刺さってるペン……。
そ、そ、そ、それって……。
ま、まってー、司書さん、行かないで!
胸ポケットに刺さってるペンの絵柄もうちょっと見せて!
あれ「バスケの王子様」の都キャプテンじゃなかった?そうだよね?いや、違う違う、「バスケの王子様」に似た、こちらの世界の「バスケの玉子様」だよね?
な、な、な、なかーま!
なかーま!
そ、そうだ!
「すいません、あの、ペンを貸していただいてもよろしいですか?」
メモするふりして、司書さんに声をかける。
「ええ、はいどうぞ」
司書さんが、胸ポケットから都キャプテンのペンを取り出した。
「あれ?」
ペンの頭をぽちっと押す動作をしながら、絵を確認。
KENTO?何それ?
じーっとペンを持って見ている私に、司書さんが少し声のトーンを落とした。
「もしかして、貴方もD-SPORTのファンですか?」
D-SPORT?
ん?あ、そうだ!芽維たんと初対面のときに、芽維たんが持ってたストラップ!都キャプテンにそっくりだったのに確かアイドルの誰かだって言われたことがあった。これか、これなのか!
「い、いえ。あの、お友達がファンなのです。彼のストラップを持っていたのを思い出しまして」
「そうだったのねぇ」
ペットボトルの景品だって言ってたから、芽維たんがファンかどうかわからないけどね。
っていうか、そういえば芽維たんとも皐月たんとも芸能人の誰のファンだとかそういう話を一切してないよね?
今度聞いてみようかな?……とはいえ、名前言われてもわかんないしなぁ。
テレビも見てないし、雑誌すら見てない。……前世と微妙に違う人たちだし、さらに分からない。
……って、別にテレビや雑誌見られる環境だった前世でも、芸能界には疎かったけどね!だって、3次元BL興味なかったし!テレビをつければアニメ!雑誌は漫画!それが常だったからさ。
芸能人なんて、アニメの声当てた人と主題歌歌った人に関してなら、知識あります!的な感じですわ!
声優とアニメ歌手なら詳しいんだけどな。男性声優限定だけどな!姫の数もかなり言えるよ?
え?男性声優なのに姫ってどういうことだって?そりゃもう、あーた、喘ぎ姫とか、ため息姫とか、ツンデレ姫とか、俺様姫とか、ふふ腐。
いつもありがとうございます。
えーっと、まったくもって作りの甘い小説なので、今書いてるのが何曜日なのか分からないでございます・・・汗。
そして、部活とか何曜日に何部的なのもすっぽり忘れてたり・・・め、メモが必要なのは分かってるの。
今回も、アイドルグループの名前とか検索した。涙。
ちなみに、誰が何組なのかも検索した。これはちゃんとメモに書き加えといた。
あ、メモ、置いとくね!
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません
【情報整理】
白川璃々亜:私。前世は戸川芭琉。2組
鈴木芽維:ティーカッププードルみたいなかわいさ
皐月幸子:クラス委員長 ツンデレポニーテール
高円寺嘉久:幼馴染(京様に声がそっくり)3組
白川敦也お兄様:生徒会会長(都キャプテンに声がそっくり)
剣崎徹:生徒会書記。怒ると何段にもギアが入って怖い。(東クンに顔がそっくり)
三笠蔵丈之新:大財閥御曹司、未遭遇5組
田中:同じクラス、芽維の幼馴染 図書委員。野球部。
東章子:生徒会副会長。眼鏡で真面目な容姿。
相模くんは、シルバーフレーム眼鏡で皐月さんと一緒にクラス委員をしている男子だ。
相原さんは、ショートカットで元気のよい感じ。ピーターパンの舞台女優が似合いそうだ。
相良さんは、モブ顔。中肉中背、えーっと、髪は肩まで。特徴?なんだろう?少しソバカスがある感じ?
相沢くんは、野球漫画で言うと、背番号も打順も目立たない適当に描き散らかされるモブ顔。そうそう、運動部に所属してそうだ。
相撲くん……じゃない、えっと、なんていう名前だったかな。そう、轟くんだ。轟くんは、相撲くんという名前が似合いそう。
私立鳳凰学園
みっきゅんの家=芽維たんの家
前世のアパート=剣崎
前世の会社=皐月医院
クラス委員・クラスのまとめ役。生徒会執行部との連絡係。
図書委員・図書館で司書の仕事の手伝い。
風紀委員・校則違反取締り。
美化委員・校内調度品選定や清掃状態チェック。
保健委員・保健室で保健師の仕事の手伝いや生徒の健康チェック。
視聴覚委員・主に校内放送
文化委員・文化祭の責任者。文化祭執行部との連絡係。
体育委員・体育祭の責任者。体育祭執行部との連絡係。
選挙管理委員・生徒会役員選挙を行う。
アルバム委員・クラス写真撮影および編集。
飼育委員・校内で飼育されている動物の世話係。
園芸委員・校内で栽培されている植物の世話係。
新聞委員・月に一度、クラス新聞を発行する。
福祉委員・ボランティア活動のまとめ役。NPO等との連絡係。
応援委員・上記委員ではない残りの生徒により構成され、各委員が人手不足のとき手伝う。
運動部
演劇部
科学部、天文部、数学部、ロボット部、パソコン部
囲碁部、将棋部、カルタ部、書道部、華道部、琴部、日本舞踊部、茶道部
吹奏楽部、筝曲部、合唱部、和太鼓部、音楽部
英会話部、フランス語部、ドイツ語部、海外文化研究部、民族学部、商業部、法律部
料理部、お菓子部、お茶会部
文芸部、美術部、手芸部、映像部




