閑話 嘉久の祖父編 小悪魔幼女璃々亜
現在本編は3日更新して1日休みのペースです。
休みの日はかければ閑話をアップしてます。今日も更新できました。短いです。
「おじいしゃま」
璃々亜と敦也は、隣の家にお呼ばれしていた。
隣の家に住むのは、璃々亜と同じ年の嘉久と、両親と祖父だ。
「おう、璃々亜、敦也、いらっしゃい」
璃々亜は、ちょこちょことまっすぐ、胡坐で座っている嘉久の祖父の元へ歩いていき、ちょこんと膝の上に座った。
「あのにぇ、おじいしゃま、じゅくで、おいいじゃまとおばあしゃまのかいがあゆの」
2歳の璃々亜は、幼稚園受験のための塾に通っている。
敬老の日が近づくと、毎年塾では祖父母を招いたお遊戯会が開かれる。
「おじいしゃまにきてほしいのよ」
「璃々亜、おじいさまは、嘉久のおじいさまで、璃々亜の祖父じゃないから来られないよ」
敦也が、璃々亜の言葉を制止した。
白川家の祖父は、遠方で暮らしている。どれくらい遠方かと言えば、飛行機に乗って5時間以上。つまりは海外だ。
顔を合わせるのも、数か月に1度というペース。
逆に、嘉久の祖父には、週に何度も顔を合わせる。
璃々亜と敦也を、実の孫同様に可愛がってくれるのだ。
まだ幼い璃々亜が、実の祖父と勘違いしてしまうのも無理はない。
「?」
璃々亜が、敦也の顔と、嘉久の祖父の顔を交互に見た。
「おじいしゃまは、よしひさのおじいしゃま?」
璃々亜の質問に二人が首を縦に振る。
「そうだ。ぼくのおじいさまだぞ!」
嘉久が、おやつで出されたまんじゅうをほおばりながら主張した。
「りりあのおじいしゃまじゃないの?」
璃々亜が、嘉久の祖父の顔をじっと見て、目に涙を浮かべた。
「やだ、やだ、おじいしゃま、りりあのおじいしゃまになってなのーっ」
璃々亜は、びーっと泣き出して、嘉久の祖父に抱き着いた。
「ごめんよ、璃々ちゃん……。じぃじも、璃々ちゃんのおじいちゃんになってあげたいんだが……」
泣きつかれた嘉久の祖父は、困った顔をした。だが、小さな璃々亜に泣くほど慕われているのがうれしいという顔も見せる。
「かわいい璃々ちゃんや、そうじゃ。嘉久にお願いするといい。いつか、おじいちゃんの孫になりたいからなんとかしてくれと」
嘉久の祖父は、ふっふっふと、何やら楽しそうな笑い声をあげた。
「りりあ、おじいちゃまのまごになれりゅの?」
「そうだよ。ちゃんと、おじいちゃんが璃々ちゃんを孫にするために、協力してあげるからね」
璃々亜、何気に自分で外堀埋めてたりしました。
祖父もめろめろ・・・ちび璃々亜。




