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世界の趣味が悪すぎる4

慟哭が響く丘。

そこに一人の少女が燐光を纏い突如現れる。

青空のように澄んだ色を纏い、流れる星のように輝く金を靡かせながら、少女は綺麗な笑顔を浮かべる。




「悪趣味だからと言って悪辣なわけではないのじゃぞ」

どこからか響く嗄れた声でありながら、耳にはっきりと聞こえる。




黒髪の少年は目を大きく見開き、目の前の少女を見つめる。

恥ずかしそうに微笑む少女。


黒髪の少年は少女を強く抱き締めた。







この世界では生きづらい少女を神の下へと導く儀式。

贄ではなく、ただそれは慈悲であった。

心から求めてくれる人、容姿等に惑わされない愛を知る者がいなければ、決して現世に帰れず、他の人の記憶が消え失せる。

ただ儀式が行われ、誰かがいたと記録に残る。




長い歴史の中でただ一人現世に舞い戻った少女がいたという。

黒い髪の少年と一緒に森の奥深くの小さな家で仲睦まじく暮らしたという。


最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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