幼女、コカトリス②
コカトリスを『バインドネット』に放置して考える。
「アリエッタ、このままコカトリスをアイテムボックスにしまえないかしら?」
「お姉ちゃん、多分このままだとアイテムボックスにはしまえないわ・・・、やってみるわね」
私は、『バインドネット』に捕まっているコカトリスをアイテムボックスにしまおうと試みるが、やっぱり入らない。
「アリエッタ、コカトリス、やっぱりアイテムボックスには入らないの?もしかして、生きているから?」
「そうよお姉ちゃん、アイテムボックスには生きている状態のものはしまえないのだわ」
お姉ちゃんは不思議そうに言うが、私は多分そうだろうなと、なんとなくわかっていた、アイテムボックスに生きているものは入らない、テンプレの様なものだ。
「なら私が持ち上げてギルドまで持って行くしかないわね、でも1体だけだと稼ぎが3000Gにしかならないわね、それでもこの大きさだと2体が持っていけるのが限界よ」
「そうなのね、お姉ちゃん、こんなに大きなコカトリスを片手で持ち上げられるのね、やっぱりお姉ちゃんは凄いですわ」
お姉ちゃんは普通に2体が限界だと言うけれど、3mほど大きなコカトリスを持ち上げられるのは凄い事だ、身体強化が出来るお姉ちゃんだからこそ出来る荒技だ。
そして私は少し気づいた事がある。
「お姉ちゃん、『サーチ』の魔法って、微妙ですけれど引っかかる魔物の気配が違いますわよね?」
「そうねアリエッタ、このコカトリスと同じ様な気配の魔物が、向こうの方に数体いるわね」
「やっぱりお姉ちゃんもそう感じていたのですわね、私も同じ様に感じていましたわ」
そうなのだ、この『サーチ』の魔法はなんと引っかかる魔物の気配が微妙に違い、その違いまでもがわかるのだ。
「ではお姉ちゃん、このコカトリスは後で回収する事にして、もう1羽だけ捕まえてからギルドに帰りましょう」
「そうねアリエッタ、そうしましょう」
こうして私達は、『サーチ』に引っかかる魔法でもう1羽のコカトリスを『バインドネット』で捕まえてから、お姉ちゃんに持ってもらって2羽のコカトリスをギルドまで持って来た。
そしてギルドの外にコカトリスを2羽置いておいて、ギルドの中に入りその事をケイティさんに報告をした。
「ケイティさん、コカトリスを生け取りにしました、取り敢えず2羽です」
「本当に!!!まだお昼ぐらいなのに随分と早いし、よく生け取りに出来たわね、糞とか唾液とか大丈夫だった?」
「大丈夫でした」
お姉ちゃんがケイティさんに報告をして、無事だった事も報告をした。




