表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
45/50

わんわん光線を調べよう


 それにしても本当になんなんだろうこの光。


 調べても何も分からない。


 早く元に戻したいのに、全然何も分かんないってもどかしい。


「わんわんわん」

「星音、手がかりあった」

「わん⁉︎」


 どこどこどこ?そんなの見た感じなかったんだけど。

 やっぱり月華すごい。こんな何もなさそうなところから手がかりになりそうなものを見つけるなんて。


「……星音、これ字読めてる?」

「わん?わんわん?」


 外国語苦手だよ。外国語なんて読めないよ。


 ここ書いてあるの半分以上外国語だから。


 読めるわけないから。


「犬犬光線。みんな犬にしてやるぞ。犬になればわんとしか言えまい。そうすれば、誰もオレ様の聖地にいる恋人を奪おうと思うまい。もう二度とろくでなしから恋人を奪われてたまるもんか」

「……わん?」


 何この良く分かんない話。もしかしてこれがこの光線を作った動機なのかな。


「……いみんわうせろ?これ本当にただわんわん言うだけの光線なのかな?」

「わん?」


 いみんわうせろ?これどこからきたんだろう。


 いみん?


「一旦戻ろっか」

「わんわんわんわんわんわん‼︎」


 紀蝶ちゃんの事が心配だから、早く元に戻るようにしないと!


「そろそろお昼だから戻らないとお弁当なんて持ってきてないよ」

「わんわん」

「要らないじゃなくて、いいから戻るよ」


 そう言って無理やり調査はお開きにされた。


      ******


 寮に帰るとやっぱりまだ紀蝶ちゃんは見つかっていないみたい。

 他にもわんちゃん化した達がいなくなって見つかっていないみたい。


 やっぱり早く治す方法を見つけないと。


「わんわん」

「月零、叔父さんに報告しといてくれるか?」

「うん」

「俺と月零は一度家に帰るが、みんなはどうする?」

「ぼくも帰ります」

「私も帰るよ」

「僕は寮に残る。星音を一人にする事はできないから」

「わんわんわん」


 みんなが家に帰るって言う理由は分からないけど、あそこの書斎なら何か分かるかもしれないから私も帰る。


「……」

「わんわん」


 なんか蝶華家に帰りたくなさそうだから、調べる人でも必要だし誘ってみる。


「僕、星音の家で泊まる」


 一人よりは二人の方が調べるのも捗ると思う。それに、調べながらちゃんと話聞かせてもらうんだ。


 私だけ何が起きているのかって知らない状態だから。


「わんわんわん」

「ごめんね。あそこで話せなかったから。寮から出て星音の家に着いたら必ず話すよ」

「わんわん」


 約束だからね。


 調査の中止は少しもやもやするけど、でも今はそういう事は言わないでおく。


 きっと、何かあってそうしないとだったんだと思うから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ