図書室で勉強
三人の話盛り上がっていて入る隙ないから勉強していようかな。
成績やばいし。
でも、なんの勉強やれば良いのか分かんない。
適当になんか探してみようかな。
「星音、良い本見つけた」
「良い本?…二人とももう来てたの?」
「うん。この本星音は読んだ事ないでしょ」
「うん」
「星音が知るたい事書いてある本だから読んでみて」
「うん」
魔法の基礎……こんな本が図書室にあったんだ。でも、魔法ってみんな知らないのに基礎で使い方とか書いてあったら試すんじゃないのかな。どうして、知っている人が少ないんだろう。
「これ図書室に置いて大丈夫なの?」
「うん。普通の人には本の中の話としか思えないから」
とりあえず読んでみよっと。メモ?
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うん。全然分かんない。
「星音サンナンノ本読ンデル?」
「魔法の基礎?」
「ソノ本、面白イ。魔法ガアレバモット早ク星音サン達ノヨウナ人ニ会エタカナ」
「それは分かんないよ。でも、魔法を信じればきっとまた会えるよ。だから、魔法とフギミドくんを受け入れてくれる人がいるって信じて。私達はフギミドくんが頭良いからってなんとも思わないから。何かあれば私達がいつでも相談に乗るから」
蝶華に渡されたこの本にメモが挟んであった。そのメモにフギミドくんの事が書いてあった。
フギミドくんはずっと成長せず眠った状態なんだって。
今この図書室にいるフギミドくんは意識が身体から引き離された状態らしいの。
それでここからが問題なんだけど、早く身体に戻らないと戻れなくなるかもしれないらしいの。
「そうだよ。言いにくいなら連絡先教えるから」
「人がいない時間帯に相談も受け付けてるわ」
「……ウン、信ジテミル」
そう言った時、影で表情なんて見えないはずなのにフギミドくんは笑っているように見えた。
フギミドくんの影が消えて、図書室に私達だけになった。
「これで良かったのかな」
「そういえば、星音も同じような事あったよな」
「調合学のテストで同じ薬ができるけど材料が違っていたんだったよね。星音が実際に作って本当に作れる事を見せて正解になったけど」
「うん。月華、明日お父様と話がしたいけど一緒に着いてきてくれる?一人じゃ不安」
身体が成長してないなら、目が覚めたら学園に行く事になるかもしれないから。また同じような事がないように相談しに行こうと思っているんだ。
「分かった。明日の午前中に会いたいって伝えとく」
「ありがと」
「空姫、明日彼のいる病院に行くよ」
「うん。復学のための書類とかも持っていかないとだね」
明日、学園には行くのに授業は出ないとかっていう光景生まれそう。
でも、とりあえず時間が時間だから帰らないと。




