実技テスト
二日目も全然出来ず三日目突入。今日から実技が入ってくる。
実技苦手だけど今の状況だと筆記よりは高得点取れる可能性があるから頑張らないと。
跳び箱飛べた試しがないけど。
「星音、練習時間教えるよ」
「うん」
「俺も教える」
練習時間にみんなに教えてもらったけど一度も飛べなかった。
「星音、猫になった時高いとこぴょんぴょん飛んでたよね?」
「うん」
「普通に飛ぶくらい高くないから」
本番、順番が回ってくる前に蝶華にそう言われた。
「とべたー」
高くないって意識しただけで飛べた。
高いのがだめで飛べなかったっていつ気付いたんだろう。自分でも気付いてなかったのに。
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「はぁぁぁぁ」
「跳び箱飛べたのにまたドデカため息してる」
「はぁぁぁぁ」
跳び箱だけじゃないんだよ。実技のできないのは。跳び箱だけじゃなくて、明日の音楽の歌を歌うのも苦手なの。
人前で歌うって思うと声が出ないしそもそも音痴。
「はぁぁぁぁ」
「明日歌のテストだよね。練習する?」
「はぁぁぁぁ」
「星音ちゃん、練習一緒にしようよ」
「はぁぁぁぁ」
「星音ちゃん」
「空姫ちゃん?どうしたの?」
「一緒に歌の練習しようよ」
「……音痴だからやだ」
「そんな事ないよ。歌ってみればわかるから歌ってみて」
音痴だから歌いたくないのに。でも空姫ちゃんのお願いだしちょっとだけなら。
「……練習すればきっと上手くなるよ」
「……星音、こっちで歌ってみて」
蝶華から歌詞だけ書いてある紙を渡された。音程分かんないから余計酷くなりそうだけど。
「みんな廊下に出て」
「えっ、うん」
私だけにされたけど何かあるのかな。誰もいないって分かると緊張はしないけど。
「~~♪」
歌が終わるとみんな戻ってきた。
「星音、音楽の実技テストこの眼鏡つけろ。自分の番がきて歌う直前につけて歌い終わったら外せよ」
「うん」
良く分かんないけど月華が眼鏡貸してくれた。
「眼鏡慣れてなくて見ずらいかもだから歌詞はこれで見て」
「うん」
月零くんが歌詞の書いてある紙を貸してくれたけどなんでだろう。
「家庭科は大丈夫なの?」
「……」
「作ったもん昼飯になるんだろ?」
「お皿洗いならできる」
「……月華、空姫何作る?」
「星音の好きなもん作る」
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四日目は五限目の調合学のテストだけ手応えあった。
最後の五日目は筆記テストは文字が読めなかった。
「これで筆記全部終わり」
「……」
「筆記どうだった?また文字変になってたのか?」
「うん。私は外国語と国語以外にも歴史もだった」
「外国語と理解と現代社会と古文と歴史」
「蝶華は初日一限目以外全部だったか?」
「うん。もう全部適当に書いてた。月華全部普通だったんでしょ?」
「ああ」
月華が運良いのか蝶華が運悪いのか。両方なのかな。それとも、ばらばらだけど何か法則みたいなのがあるのかな。
「体力テストやだー」
「学年最下位だからか?」
「うん」
運動苦手なの。




