友美と楓
「待って、委員長。」
「何かな?青山さん。」
「あの…今日どうして学校サボったの?」
「…別に今日だけじゃないよ。」
「じゃあ、、なんでここ最近サボってるの?」
「…さあね。それを聞いてどうするの?」
「それは…。」
「…。」
「あのね、綺音ちゃんが探してたよ。」
「そうなんだ。いつ?」
「さっきだよ。学校に委員長を探しに来てたよ。」
「すれ違いか。」
「うん。」
「分かった。じゃあね。」
「…じゃあね。」
また明日と言えない自分に酷く後悔した…
「だからね、『楓ちゃん』。」
「ううん、違うよ。
『私』は楓じゃないよ。」
「じゃあなんて呼べばいいの?」
「『私』にも分からないんだ。だから、楓でいいよ。」
「ふふ。じゃあね、楓ちゃん。」
「うん。」
「私を食べていいよ。」
「…うん。」
「私は責めないよ。」
「うん」
「だから今は泣いていいんだよ。」
「…う゛ん」
「だからまた笑ってね。」
「…」
「また、あ
ねえ、楓ちゃん。
何?
今度綺音ちゃんが帰って来たらさ、みんなで花火しようよ。
うん、いいね。
花火大会でもいいけど、みんなで集まればきっと何でも楽しいよ。
うん。
今度はね、出店のお好み焼きをみんなで食べ比べて•••
うん
それからね•••
『私』だって夢を見るよ。
でもね、しょうがないよ。
お腹が空いてしまったから。
お腹が空いたからしょうがない。
私はね、今とっても寒いんだ。
青山さんは暖かそうだね。
その血を分けてよ。
そうすればまたきっと夢が見れるの。
暖かくなれば、お腹が膨れれば、
きっとまた私は夢の続きが見られる。
いつだってそうだったから。
あの時から始まった私の夢。
お姉ちゃんを殺した夢。
だから、ごめんね、青山さん
うん
セリフがほとんどなのは決して怠慢ではないですいと言い訳。




