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空の空  作者: lycoris
空の空
56/115

友美と楓

「待って、委員長。」

「何かな?青山さん。」

「あの…今日どうして学校サボったの?」

「…別に今日だけじゃないよ。」

「じゃあ、、なんでここ最近サボってるの?」

「…さあね。それを聞いてどうするの?」

「それは…。」

「…。」

「あのね、綺音ちゃんが探してたよ。」

「そうなんだ。いつ?」

「さっきだよ。学校に委員長を探しに来てたよ。」

「すれ違いか。」

「うん。」

「分かった。じゃあね。」

「…じゃあね。」


また明日と言えない自分に酷く後悔した…





「だからね、『楓ちゃん』。」

「ううん、違うよ。

『私』は楓じゃないよ。」

「じゃあなんて呼べばいいの?」

「『私』にも分からないんだ。だから、楓でいいよ。」

「ふふ。じゃあね、楓ちゃん。」

「うん。」

「私を食べていいよ。」

「…うん。」

「私は責めないよ。」

「うん」

「だから今は泣いていいんだよ。」

「…う゛ん」

「だからまた笑ってね。」

「…」

「また、あ










ねえ、楓ちゃん。

何?

今度綺音ちゃんが帰って来たらさ、みんなで花火しようよ。

うん、いいね。

花火大会でもいいけど、みんなで集まればきっと何でも楽しいよ。

うん。

今度はね、出店のお好み焼きをみんなで食べ比べて•••

うん

それからね•••




『私』だって夢を見るよ。

でもね、しょうがないよ。

お腹が空いてしまったから。

お腹が空いたからしょうがない。

私はね、今とっても寒いんだ。

青山さんは暖かそうだね。

その血を分けてよ。


そうすればまたきっと夢が見れるの。

暖かくなれば、お腹が膨れれば、

きっとまた私は夢の続きが見られる。

いつだってそうだったから。

あの時から始まった私の夢。

お姉ちゃんを殺した夢。

だから、ごめんね、青山さん

              

うん





















セリフがほとんどなのは決して怠慢ではないですいと言い訳。


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