プロローグ
「・・・お生まれになりましたーっ!」
「それでっ!?男か女かっ!?」
「男の子でございますっ!」
「そうかっ!我がモンフルール男爵家の跡取りが生まれたのかっ!」
「また、お生まれになりましたーっ!今度は女の子でございますっ!」
「おおっ!二人も生まれたのかっ!?これで我が男爵家は安泰だなっ!」
「またまた、お生まれになりましたーっ!今度は男の子でございますっ!」
「何っ!?また生まれたのかっ!?男の子ならば稼ぎ手となるなっ!」
「お、お生まれになりました。今度は女の子でございます・・・」
「・・・そうか。四人目は女か。まあ、しっかりと躾ければ他家と良い縁を結べるかも知れないしな。我が男爵家にとって損は無かろう・・・」
「お、お、お、お生まれになりましたーっ!?きん」
「もう勘弁してくれっ!いったい何人産まれるのだっ!我が男爵家を破産させるつもりなのかっ!?」
「あなたっ!聞こえてるわよっ!?子供達の養育に掛かるお金は大丈夫だから入って来てくれるかしらっ!」
「す、すまないっ!エリザベスっ!私が悪かったっ!ん?んんっ!?そ、その子はもしやっ!?」
「ええ♪金色よっ♪しかも獸体のねっ♪これでこの子は王家に莫大な報奨金と引き換えに貰われるのだから男爵家は安泰よねっ♪」
「でかしたっ!エリザベスっ!我が最愛の妻よーーーーーっ!!!」




