あたしってバカですか?
<良かったね那奈ちゃん、元気で暮らすんだよ?>
優しそうな眼鏡を掛けた白髪の叔父さんは那奈の頭を優しく撫でると、ニッコリと微笑む。
<うん!でも、仲良くできるかなー?>
小さい頃のマカはなんとも言えない不安に押し潰されそうだった。
<できるよ、きっと、話したけれどとてもいいご夫婦だったよ。>
<う、うん。>
すると、ひとつの車が敷地内に止まり、中から茶色い髪の婦人と黒い髪の紳士が出てくる。
<…あの人達?>
<ああ、そうだよ?さぁ早く行っておいで、また遊びに来てくれよ?>
<うん!絶対来るよ!今までありがとう!>
その時自然と目が開く。
目の前に広がっているのは砂漠だった。
(あ、そっか、あたしゲームに閉じ込められてたんだ、なんか、懐かしい夢見ちゃったなぁ)
そう自分の世界に浸ってる時だ。
「マカ!!」
急な叫び声とライムの抱きつく振動に驚きながらもなんとか支えきり、あたふたしながらどうしたのか訪ねる。
見れば皆暗い顔をしてライムに至っては泣いていた。
「よかったぁぁああ!よかったぁああ!!」
「え、え!?どうしたの?」
「マカさん、覚えて無いんですか?」
「な、何おぉ?」
「毒蛇に噛まれたこと。」
頭をフル回転させるが何も思い出せない…それとは逆に使いすぎて痛くなるばかりだ。
「死んだ奴は記憶が亡くなるのか…。」
アゲハがボソッと呟いた言葉にマカは反応し、アゲハに質問を投げ掛ける。
「え、!?な、何が起きたの?一体!!」
「マカが毒蛇に噛まれて倒れたあと、変な奴が出てきてリセットするかしないか聞いてきたんだ、したら今の状態さ。」
「ここは、砂漠の入り口です。」
「そ、そうなんだ、ごめんね…迷惑掛けて。」
ライトは首を振りながら良かったですと、手を握ってくれた。
ライムもずっと泣いてて正直申し訳なかったけれど、友達って良いなぁと思う。
「ラ、ライム、もう大丈夫だよ!」
「バカ!!今度から目を瞑って歩くんじゃないぞ!」
「う?、うん?(え!何であたし目を瞑って歩いてたの!?バカじゃん!)分かった。」
所々状況が読み込めない部分が多いいが、取り敢えずはマカはこう理解した。
(取り敢えず、あたし、バカ?)
マカはそう思うと三人と共に旅へと戻っていった。




