再会
「…ねー?」
目を閉じてどれくらいたっただろう。
急に聞きなれた声が聞こえてくる。
この声は…間違えたりなんかしない。
私はゆっくりと瞼を開いた。
そこに飛び込んで来たのは…紛れもないマカだった。
「大丈夫?」
心配そうに覗き混むマカを見て、私の瞳からは涙が一気に溢れた…。
「那奈…ホントに那奈なのか?」
「え?!どうしたのよ~。」
私はリスがいるのを御構い無しで、マカに抱きつき、溢れる涙をこらえながらただ良かったと、そう呟いていた。
「えぇ?どうしたのよー?ホントに…大丈夫?」
マカは多分記憶が残っていないのだろう…今までのことをすべて話すか?いや、その前に二人が心配だ、今はとにかく早く合流しないと…。
「マカ…後で話すから今は二人の所に急ごう…。」
「へ?!ほい!!」
マカの手を引き走り出す。
先ほどのマカを食べた花を睨みながら横を気でかれないよう、無事に通り抜ける。
このゲーム何かがおかしい…早く終わらせないと…。
焦りは募るばかり…二人の安否を祈りつつ私たちは走った。
マカは相変わらずリスを抱きながら走って、リスも激しく揺れる体に必死にしがみついている。
やっとの思いで合流地点らしき所につくが…二人の姿は無い…。
「いけない!探さないと!!」
「へー、へー、え?、な、なに?何が、どう、なってるんですかーー!?」
息を荒しながらも質問をするマカに今までの事をすべて話そうとしたときだ。
ザッ!
ザッ!
「??足音?」
きっとアゲハだろう…だが、足音は一つしか聞こえない…敵か?
マカも足音に気付き、辺りを見回す。
足音は次第に近づき、ねんのために背中合わせになり武器を構える。
足音はアゲハ逹が来るはずの方向から聞こえる。
道の奥は暗く先は見えにくいので、判断のしようがない。
あれは人影か?
闇の中からはっきりでは無いが人影が動いているのが見える。
アゲハだ!きっと。
私逹は走りだし、すぐアゲハの元へと駆け寄る。
アゲハはなぜかライトを背負いながら歩いたが、ライム逹を見るとその場に座り込む。
「ふ、二人とも…」
「おい!大丈夫か!?」
「ライトさん!ひどい怪我!早く町に行って手当てしないと…」
ライトはひどい怪我を負っていて、とても自分では歩けそうにないことくらい一目で分かった。
「よ、よかったー…まじでもう…ダメかと思った…。」
そう言い残すとアゲハはその場に倒れ混んだ。
「アゲハ?!」
ライムの声もアゲハには届いていなかった。




