人魚との遭遇
その頃…アゲハとライトは迷いながらも歩みをやめなかった。
「あー、なんか、ここさっきもとおらなかったかー?」
「うーん、そんな気もする、でも今は二人を見つけないと…。」
「ふー、ほんとどこいでたんだろうなー。」
「多分だけれど…森の出口を目指してると思う、その方法が一番良いと思うし、ライムさん達の事だからきっとそうしてると思うの。」
「んー、まー、それはそうかもだけどよー。」
アゲハは立ち止まり、辺りを一回見渡し、再び考え込む。
「出口ってどこだ?」
「それを今見つけようとしてるのよ!」
「んー、でもさ、さっきと比べてあんまりモンスターも出なくなったな。」
「そうね、でも、油断をしたら駄目よ…。」
そのときだ。
ライトは風に乗って微だが、人の声を聞く。
「…♪…♪~。」
「…ん?何か聞こえた?」
「あー?聞こえたか~?」
ライトは右耳に手を当てて、耳を澄ます。
やはり、微かだが歌声のような…女の人の声が聞こえてきた。
「やっぱり聞こえる!アゲハ!こっちよ!」
ライトはアゲハの腕を掴み、引きずるように走り出す。
足に絡み付こうとする草を避け、手で草を掻き分けながら声の大きくなる方へと足を早めた。
「♪♪~♪~♪~。」
「近い!」
ライトが大きな葉っぱを手で避けたその先には、深緑色に染まる大きな沼があった。
辺りは開けていて、その沼の中央に岩の頭が顔を出していた。
そこに座っているのは、声の主のようだ。
まだ二人に気づいていないのか、歌を歌っている。
「あの方に利いてみましょう!」
ライトは縁までいき、声を張り上げる。
「すみません、聞きたいことがあるのですが。」
その声に気づき、それは湯疲れ ゆっくりと振り返る。
次の瞬間強い風が吹き、ライトとアゲハは異変に気づいた。
「アハハハハ♪ハハ♪」
人魚は水面に浮いて、目を見開き攻撃するチャンスを狙っていた。
だが前までの人魚とは違い、肌は沼と同じ色に荒れ、髪の毛も同じような色になっていた。
人魚は大きく振りかぶると、爪を伸ばし、長く鋭く尖った爪で一気に襲いかかってきた!!
「危ない、避けて!」
ライトとアゲハが攻撃をかわすと、人魚は木の前で止まり、すぐに振り返る。
二人はすでにそれぞれの武器を構え、先頭体制に入っていた。
「フフ♪」
不気味な笑い声を発し、またもや襲いかかる人魚はライトに狙いを定めたようだ。
「ねーちゃん!」
「!!」
ライトは一気に攻められ、襲いかかる手を槍で塞いでいた。
アゲハは急いで助けに入ろうとする。
だが、後ろの草むらが揺れ始める。
どうやら他のモンスターがきたようだ。
「ま、マジかよ!!」
ライトは草むらに無期を変え、モンスターが出てくるのを待った。
次の瞬間黒い影が二つアゲハの前に現れる。
「うぉりゃあーーーー!!!」
アゲハは黒い影を見たとたん剣を大きく振りかざした。




