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生まれ変わったメリーアン  作者: 雪風花


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ふたりの生活、そしてメリーアンのその後

ライアンは結婚して、とても頼りになる優しい夫になった。   

叔父様は、新婚の私達に気を使って屋敷のそばに離宮を建ててくれた。   

ライアンは朝早くから山に行き、朝ご飯を作る頃まで戻ってきて私の作るご飯をたくさん食べてくれる。   私達は基本ライアンの住む子爵領に住んでいるが、両子爵領を行ったり来たりしながら、あまり以前とかわらない生活をしている。   

夜はライアンのお父様である義父と夕食を一緒にとるが、時々私たちの両親たちも来て賑やかにご飯を食べることもあったり、私の実家に皆で仕事の打合せを兼ねご飯を食べに行ったりして、とても賑やかに暮らしている。

私の結婚の記念にハリス商会から、注文していた特別の松の木を、たくさんプレゼントしてくれた。

ハリス商会は白樺化粧品、美容水も人気商品になり、今や王宮指定の商会になり、息子さん達も戻ってきて、王国でも大きな商会の一つになった。   この珍しい松でも化粧品、ドリンクをつくる予定だ。

ライアンの領は、私の子爵領と同様、金の採掘、ゴム商品、化粧品などで大変裕福な子爵領になった。

私はライアンの笑顔を愛した、彼の体も、傷もすべて愛している。   

彼も私を愛してくれている、2人に子供が出来るのもそんな先のことではない気がする。   

子爵領の中でも私の実家と私達の領は、1,2を争う裕福な領になっていた。    

社交界からは離れてしまったが、私はライアンのそばで小鳥のように自由に楽しく暮らしている。


エリッサがビッグニュースを持って来てくれた、   来年あたり王国で初めての鉄道列車が出来るらしい。   鉄道は王宮の王都を中心に南の伯爵領から北の伯爵領までだが、これによって、私たちの商品はもっと早く各領に提供できる。   

列車はまだ一日一回位しか走らないらしいが、私たちはこの鉄道にビジネスチャンスを見つけようといろいろ考えている。    

私はさっそく4人をお茶会にさそった。   エリッサは婿をもらい公爵夫人、エミリアも結婚してすでに侯爵夫人になっている。    男爵令嬢のネフィナは、近々結婚して伯爵夫人になる。   いまだに理想の婚約者が見つからないビオレッタにはライアンとはタイプが違うが私の弟を紹介しておいた。

ビオの理想のゴリマッチョではないが、3つ年下の弟も私に似てなかなかの美形だ。

列車が開通すれば、必ず、物を入れて移動する大きな丈夫な(かばん)が必要になる。    

私はエリッサとエミリア、ネフィナ、ビオレッタに木の旅行鞄を提案した、取っ手のついた丈夫な木のトランクだ。

私の領で、木は提供して、3つの領で木の旅行鞄を作り、鉄道開通とともに売りに出す。

サンプルは器用なライアンに作ってもらい、商品は各領の職人さんにお願いすることにした。

旅行が一般的になれば女性用には軽い、木の枠と布で出来た、旅行鞄も必要となってくる。 

少し気が早いが、ハリス商会に丈夫な布と滑らかな皮を見つけるように依頼しておいた。


しばらくして王国初の鉄道のニュースが大きく新聞に載った。   部屋で見ていたら、ふと、ドナルドのことを思いだした。   

鉄道会社の債権を、ドナルドは上手く購入できたろうか? ドナルドの伯爵領が借金で傾いていると言う噂もないし、彼のことだから抜け目なく頑張っているのだろう。

ドナルドのことは今は少しも恨んでないが、本当に生まれ変わって私は良かった。 

今世でライアンと幸せになれた。    


庭でライアンが私を呼ぶ声に、私は彼のもとに元気に駆けだした。

    

      END・・・

   





      


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― 新着の感想 ―
完結おめでとう御座います^_^ 途中の辛い展開にハラハラしましたが、ハッピーエンドに安心しました♡ メリーアン、いつまでもお幸せに!
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