メリーアンとメディオン伯爵ドナルドとの出会い
私の名前はメリーアン、父は小さな子爵領の領主で、美しい母、幼い弟が一人いる。
父は真面目で仕事熱心なので子爵領は、金銭的に潤っていた。
その豊富な資金をもとに、父はいろいろな事業に投資していた。
父は、優しく、家族にとっも良い父親で、母とも仲が良く、私たち家族は幸せであった。
私は父の事業を手伝いたくて、16歳の時、会計アカデミーの学校に通っていた。
私はアカデミーでは、服装も地味にして、あまり目立たないようにしていたが、学業成績が良いので、その意味で目立った存在になってしまった。
そんな私にも、ちらほら、結婚の申込書らしき、釣書が舞い込んでくるようになった。
相手は男爵の子息、騎士様が多かったが、婚約、結婚なんてまだまだ早いので、私は父にすべてを断ってほしいとお願いした。
アカデミーを2年で卒業したら、私は幼い弟のために、彼が大きくなるまで、お父様の事業を手伝うと、決めていた。
そんな釣書の提出の中に隣の子爵領の子息、私の幼馴染のライアンがいたが、彼の優しいが、子供っぽいところが苦手で、彼への返事は保留にしてあった。 ライアンの子爵領は、森が多く、林業でなりたっているが、あまり資産状態が芳しくないところも、結婚のウィークポイントだと思っていた。
そんなちゃっかりしたところのある私だが、なんと、伯爵領のドナルド様から、釣書が舞い込んできた。
もちろん、父親に、結婚する気はないと、やんわりと断ってもらった。
アカデミーの卒業を後、2,3か月にひかえ、ドナルドは爽やかな笑顔で私の前に現われた。
「僕の釣書、見てくれた?」 彼の問いに、結婚には、今はあまり興味がないと断ったが、彼は怯むことなく私を誘ってくる。
私は何度かデートするうち、だんだんと彼の大人の魅力にひかれていき、私達は私が17歳の時、婚約した。




