表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生まれ変わったメリーアン  作者: 雪風花


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/2

メリーアン最後の日

どうしてこんなことになったのだろう?

私は彼を愛していたのに、、、 彼に愛されようと、努力してきたつもりだ。

彼に相応しい妻になるため、新聞を毎日読み、他領で何があったのか、領地経営、勉強は、かかさなかった。

日記には詳しく、今日の出来事など、社交界での話題などを書いていた。

社交界に出るときは、彼は私をいつも伴って、参加して、周囲からは、良き主人として確認されていた。

しかし、私の実家が事業で失敗し莫大な借金を背負うと、彼は華やかな社交界には私を連れて行かなくなった。

   私が、仕入れた社交界での話題、もうこんな日記は、もうなんの役にも立たない。

メリーアンは、彼に初めて怒りをぶつけ、分厚い今まで書いた日記を5冊彼に向かって投げた。

そして驚いている夫の腰から探剣を抜き、彼に切りつけようとしたが、彼は美味く身をかわした。

彼は、「殺したいなら、刺してみろ、お前とはもう離婚する」と冷たい目で笑いながら言った。

私を自分の飾り、家具のようにしか扱わない男、実家の没落を何の手助けもせず、見ていただけの男、

でも、やはり、私には彼を殺すことは無理だった。   とっさに私は自分の胸に探剣を突き刺した。


こんな風にむなしく死んでいくなんて、メリーアンの胸には彼の剣が刺さり、おびただしい血が胸から噴き出した。

それはメリーアンがメディオン伯爵と結婚してから、ずっと耐えてきたものが胸から出るような、耐えがたい痛みと、それから解放されるような、不思議な感覚だった。

私は自分が8年間書いた日記の上に体を投げ出した。


彼は私を驚いたように見ていた。  これでいいの。 あなたを殺すつもりだったけど、私が代わりに死んであげる。  それがあなたの望みなら。。。

さよなら、愛しいあなた、もう2度とあなたの冷たい瞳をみなくてすむ。

それでいい、私は遠ざからる意識の中、それだけを思い、冷たくなっていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ