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世界をめぐる誓いー紅碧の邂逅ー  作者: Nodoka
1.ルミーノ王国編
22/23

21.約束

ep.1の章タイトルを「0.神話編」へ変更しました。

「カヨ、最後に王都を歩かない?」

「うん、歩く!」


 3ヶ月の特訓の期間を経て、2人は今後のことを話し合った。

 セイカが旅をしていたことを知ったカヨは、自分も旅をしたいと言った。

 明日の早朝が旅立ちの日だ。


「ねえ、セイカはどうして旅をしているの?」

「そうね……。強いて言うなら、自分探しのため、かしら?」

「自分探し?」

「私は、何になりたいのか、何がしたいのか分からなかったの。だから、旅をしてそれを見つけたいと思ったのよ。それに」


 1つ、やわらかにいじわるに笑った。


「それに、冒険者ならお金も稼げるでしょう?」


 その、あまりにも純粋で、あまりにも不純な動機にカヨも釣られて笑う。

 夕陽に照らされて、セイカの紅い瞳が美しく輝いた。


「私には誰にも、貴女にも言えない秘密があるわ。それでも約束するわ。私は絶対に貴女を裏切らないし、守ると。だからこれからも、私とパーティを組んでほしい」


 真摯な願いに、カヨは強く目を閉じて、開いた。


「セイカ。わたしも聞いてほしいことがあるの」


 大きく深呼吸する。


「わたしは記憶がないから、自分が過去に何をしたのかわからない。もしかしたら、とんでもなく悪いことをしていたかもしれない。。途中で思い出したら、どうなるのかもわからない。それでも、わたしとパーティを組んでくれますか」


 紅と碧の瞳がぶつかる。

 そして、どちらともなく手を差し出し、きつく握手をした。


「約束よ。私たちは2人で旅を続けるの。最後の瞬間まで」

「うん! 約束」


 これから、何があるかわからない。楽しいこと、悲しいこと、(つら)いこと、嬉しいこと。

 それでも、2人は旅を続ける。

 ほんの小さな約束を胸に。


 これは、2人の少女の世界を巡る約束の物語である。

ルミーノ王国編完結です。ここまでお読みいただきありがとうございます!

明日の20時半に登場人物紹介を投稿します

その次の更新予定日は未定です。しばらくお待ちいただけると嬉しいです


旅先のリクエスト受け付けています!都合上、リクエスト通りにできないこともあります。ご承知願います。どのエピソードにでもどうぞ!

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