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詩全集4

「きっと」を信じて

作者: 那須茄子
掲載日:2026/02/22

憧れは夢のまま遠くへ

何も持てない自分を

臆病だと責め続けた日々

枯れた葉を見つめているようで

季節だけが過ぎていく


目醒めたい

起き上がらなきゃ取り返せない

そう思うほど

焦りだけが胸を叩き

震える手は未来を拒むようで

口にする言葉さえ苦くなる


その泣き声は

きっと私だ

追いつけない理想を引きずりながら

夢を見ることだけは一丁前で

大人になれたかどうか

悩んだ分だけ

選んだ道を振り返り

涙を落とす夜もあった


それでも道は続いていく

光は消えずに揺れている

迷いながらでも

歩みを止めることだけはできない


風が荒れる夜も

孤独が染みる夕焼けも

その先にある未来を信じて

一歩ずつ前へ進むしかない


「きっと」を信じて


そして掴んだこの瞬間

私は最強だと胸に言い聞かせ

傷だらけの掌を

逆風へと差し出した

もう届かない場所だと

思い込んでいたけれど

本当はまだ終わっていない

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