01.「早く教えろ!」
「さぁこっちこっち〜」
アノニマス君の家に着いた。
「お邪魔しまーす」
大きなテレビに大きなソファ。
こりゃ、金持ちだな。
「結構広いでしょ!良いでしょ」相変わらず調子が良い。
「まぁそんなことより、早く教えて」急かす僕。
座り心地の良い椅子に、向かい合うように座る。
「分かった分かったー」
「んじゃまず、『視えない』からね『視えない』はね…」
『ピーンポーン』玄関のチャイムが鳴った。
まったく、タイミングの悪い。
「ハイハーイ。ごめん、ちょっと待ってて」と玄関に向かう。
「え〜早く教えて〜」
一分後…
「ごめんごめーん」やっと戻ってきたー!
「もぉ〜早くぅー」
「えーと『視えない』からだったね。何が視えないか、それは…」
『ジリジリジリジリジン!ジリジリジリジリジン!』電話が鳴る。
もうこれは、狙ってる?!狙ってるだろ!
「ごめん電話かかってきたーごめんちょっと待っててー」
「まぁたー!?そんなことある!?」とビックリな僕。
「カチャ ハイハーイ!何ー?あー忘れてた〜おけおけ、んじゃまた後でー」
『カチャン』「ごめん、ちょっと用事できちゃった…」
これは絶対、作者、やったな!?
「えええぇぇぇぇーーーー!!!!!??」
「そう、ごめんっ」
「んもぉー何をしてのぅ!」今僕の頭の中は怒りでいっぱいだ。
「じゃあ、僕の家に泊まって良いからさっ!」
「ぇー でも、『視えない』が気になるしなー」
「良いじゃん!」
「分かったよ…」僕はやっと諦めがついた。
「てことで、ついてきちゃダメだよ。とっても危険だから。」
…え?…危険…?
つづく…




