これからもそうする
クリスマス私は、恭一さんと帰りに公園へ
寄った。
ベンチに座ってたわいもない話し。
ずっと一緒にいたいな…
そう思ってたら恭一さんがバックから何か
を取り出した。
「あのさ、これオレの気持ち。受け取っても
らえませんか?」
そう差し出されたのは、ピンクのかわいい
ラッピングに水色のリボンがついたもの。
クリスマスにそんな素敵なことがあっても
いいのでしょうか。
私は、もちろん
「はい。」
って受け取った。
で、私もこの間のお礼もかねてバックから
水色のラッピングにピンクのリボンがつい
たものを渡した。
恭一さんもそのプレゼントを受け取ってく
れた。
二人でせーのであけた。
恭一さんには、手袋とマフラーをプレゼン
トした。
私のは、うさぎのおばさん!
あれ⁈でもこの前見た時こんなネックレス
してなかった。
パッと恭一さんをみた。
にっこりしながら
「こっちが本当のプレゼント」
って。
そういいながらうさぎさんからネックレス
をとり、私の首につけてくれた。
「ありがとうございます。」
「こちらこそありがとう。」
そう言いながら恭一さんが優しく抱きしめ
てくれた。
好きだよって。
だから、私も好きですって返事をした。
あったかい。
幸せ。
この日をクリスマスの奇跡の日って私は、
よんでいる。
それから、七回その奇跡の日を迎えた。
「きーてよ!純太!だからその保育士の先生
ったらほんっとにこわいわけ。いつもどな
り口調で!」
お菓子をボリボリ食べながら愚痴っていた。
そしたら、紅茶をいれながら由衣夏ちゃん
が、
「はじめだけじゃない?もう少し我慢だよ」
ってアドバイスをくれた。
そう。
七年後、純太と由衣夏ちゃんは結婚する為
一緒に暮らしだした。
で、今そこにお邪魔させていただいている。
保育士の仕事をはじめて愚痴を二人に聞い
てもらってた。
とにかく厳しいおばさん先生がいる。
「ここにこれを置かない‼︎ なんでそんな事
やってんだ‼︎」
みたいな…
本当きつすぎる…
たまに、そんなに今その口調で言うような
事なんですか⁉︎って言い返したくなる。
でも、まだまだ教わる身で偉そうな事なん
て言えるわけもない。
だから、こうやってぐちを聞いてもらって
る。
もちろん恭一さんもきいてくれるんだけど
ね。
でも一年経ってもそのおばさん先生は、同
じ口調…
精神的に辛い…
子供達は、とってもかわいい。
それぞれ個性もあって、一つ一つ表情も素
晴らしいのだ。
だから、こんなおばさん先生に負けるかっ
てやってきた。
でも、私の翌年に入ってきた新人の保育士
先生達は、挫けそうだ。
一人の先生がとうとう泣き出して大騒ぎに
なった。
保護者からもクレームがきている状況。
フッ。
散々私達に当たり散らかした罰よ。
ざまぁだ‼︎
このままやめちまえ‼︎
って思う。
でも、本当は根はいい人なんだと思う…
多分…
だって言い方きついけど、なんか子供と接
しているとき、なんか優しさが出てるって
いうか…
それに、他の先生が妊娠したとき、
強い口調だったけど、
足もとは、冷やすんじゃないよ‼︎
って心配してた。
はたからみたら、一瞬ただのいびり。
でも、長く付き合っていたら全てを否定で
きない。
その事を会議でしかもおばさん先生がいる
前で話した。
おばさん先生は、少し泣いているように見
えた。
とりあえずおばさん先生は、辞めないで済
んだ。
で、少し今までと違う口調になった。
その泣いてしまった新人先生も辞めないで
一緒に働いている。
おばさん先生の笑顔をみたりするとあの時
潰されなくてよかったと思う。
そして、新人さんも一生懸命頑張ってる姿
みて、あの時辞めないでくれてよかったな
って思う。
嫌いでも苦手でも状況は、いくらでもかわ
る。
だって、私もはじめ由衣夏ちゃんの事嫌い
だった。でも、そんな由衣夏ちゃんのキュ
ーピッドをした。
そして、由衣夏ちゃんも私のこと苦手だっ
た。
でも、そんな由衣夏ちゃんも私のキューピ
ッドをかげでしてくれていたのだ。
お互い嫌い同士がいまは、大親友!
で、もうすぐ私は恭一さんと結婚する。
そしたら、親戚になる。
だから、これからも苦手な人がいたら逃げ
ない。
きちんと向き合ってみようと思う!




