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6. お茶会

遅くなりました、活動報告にありました通り話を更新いたします。


王宮図書室でマリことローマリ・ガーディ公爵家の長女で上に一人だけ兄がいるが王太子の直属の騎士をしているチャーリーある。ガーディ公爵家とロバート公爵家は元々、従妹同士でありながら娘二人は親友同士なのでちょくちょく、お茶会を開き、女子会をする仲なのであんまり不思議にも思われないようである。


しかも、ローマリは第二王子の婚約者で常に一緒にいるためなのかお茶会にも参加していた。

今の所、第三王子だけが婚約者がいないようである。


「最近、どうなの?」

「え、何がです。よく、マリが聞きたいことが分かりませんが私は今調子がよいですよ。」

「そうではなくて、今日、第一王子であるエディーラ殿下との婚約を結んだでしょう。ね、ヴォーディ殿下。」


ヴォーディは急にローマリに話を振られたがその事も気に止めず、話し出した。

「そうですね、ロンよりかは兄上の方が大切にしてくれるでしょうし、貴方には幸せになってほしいです。ですが、まだ兄上は顔を出す様子はありません。なので、エリティナには少し我慢させるかもしれませんね。」


色んなことを危惧して言っていることにエリティナは少し笑う。それにエリティナはそんなことなんて気にしていないし、エディーラは優しくいい御方だと信じているし疑ってもいなかった。でも、エリティナには少し秘密にしていることがあるので第一王子のことを何かと言う権利もない。


「あの時も、私は言いましたが全く気にしていませんし何かと言う権利はございません。なので大丈夫なのですよ、ヴォーディ殿下。それにマリも心配してくれたのが伝わりました。ありがとう、マリ。」

「エリ…。」


エリティナが内緒にしている事は家族といとこであるローマリだけである。

とても悲しい現実を背負っているエリティナには、今がとても幸せなのである。


過去を引きずっているエリティナにはまだ第一王子には気持ちが向かなく、今会ったとしても、傍にいたとしてもその人のことを好きになれない。だから、エリティナにはちょうどよかった。


「エリ、過去を忘れろなんて言わないけどちょっとずつでいいから前向きにならないとね。」

「えぇ、そうね。あの思い出はとても悲しい記憶、ロンディア殿下と婚約する前のお話なんて小さな幸せを壊された日を忘れるわけにはいかない。」


二人がそう云っている話にヴォーディはついていかれなかったがエリティナの悲しい顔が脳に焼きついた。




エリティナには悲しい過去があります。

その話は順追って、出して行きたいと考えています。

エディーラ王子はまだ出ませんが、ちゃんと出てきますのでお楽しみに!!

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