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第27話 正岡子規 完治する

いつも読んでいただいてありがとうございます。



それでは、はじまり、はじまり、、、




”結城”


たった今、薬学部佐藤作治教授の部屋にいってきた。やたらニコニコして俺をソファーに座らせて自らお茶を入れて持ってきた。よほど先週の接待を気にいってもらえたようだ。


俺はこれはほんのお土産です、、、、といって片方に封筒が1通、、もう片方は豪華な包み用紙に入った有名店のまんじゅうと、その上にも封筒と高級腕時計が入った化粧箱を乗せて左右に分けてテーブルに並べた。、、、、俺は初めて見た時から感じていたこいつは金でどっちにも転ぶやつだ、、、こっちにも平蔵にも金を要求して裏切るかもしれないと、、俺は商社の営業でそういった奴らをいっぱい見ている、、、、だから俺は考えたこういうやつらはみんなスケベだ、、商社のころは欧州各国の取引先の担当者の性癖を調べ、ロリコン、巨乳、、熟女、、盗撮、、不倫、、どんな性癖にも対応したジャパンAV業界、作品も芸術だ,どう撮れば視聴が喜ぶか極めていた作品だ。


セクシーDVDやエロDVD、、日本のAVは世界No1だ、、、これで俺は関係を作ったこんな事をする日本人は俺だけだった。そしてこいつには、、、、グラビア、、とびきりエロいポーズのグラビア写真見えるか、見えないかのポーズにとんでもないエロい目や瞳を演出した125年先の芸術的エロ、これを俺の本棚から取り出したグラビア画像をスキャンしてわざとカラーでL判の写真紙に5~6枚適当に取り込んだ画像を印字して封筒にぶち込んだ。


もう片方の封筒だけの方はスマホで取った教授とジュリエットとクララのとんでもね~白黒写真、、、汚ねえ~尻の穴までしっかり写してある、、、


それを前にして、、ゆっくりと話した「佐藤教授お願いがあります。私達といっしょに組んで来年の第二外科教授選で上杉先生を応援していただけないでしょうか?こちらは応援していただるなら差し上げようと用意したものです、、

残念ながら原平蔵教授を裏切れないというのであれば、、こちらの用意した物をお受け取りしてください。ちなみそれはまだいくらでも用意できますので、ご自宅、ご近所、医局の廊下や便所、病室もこれでもか~~と先生を御存じの方に配らせたり壁に張ったりします。いかかでしょうか、、、、あっ、、両方いらないは無いので、、どちらかお受け取りください、、、、、、、そう言って俺は両方を教授の前に押し出した。



”作治教授”


いきなり、なにを言うかと思ったら、、来年の第二外科の教授選、、、、あっそういえば平蔵先生が言ってたな、、森林太郎を出馬させたいとか、、、俺に裏切れと、、平蔵先生の力で教授になった俺が裏切れるはずが無い、、と思いそ~~~と一通の封筒に手を伸ばして中身をみた。


”ドカ~~ン!!、ドヒャ~~ン!ナンジャコレハ!!”見ていてとても口では言えない破廉恥な写真だった、、そこに俺の尻の穴が、穴が、、穴があったら入りたくなるような写真だった、、、、これが、、、これが、、ご近所に配る、、家族にも、、年頃の娘がいるというの、、、と思い奴を睨んだ、、、


そうして今度は有名なまんじゅう屋の上にあがっていた化粧箱を取り上げ中を取り出した、、ずっしりした見たこともない金属でできた腕時計だった、、中に日付や曜日、ストップウォッチが細かく細工され芸術品のような腕時計だった。買えばいくらするんだろう~としばらく眺めていた、、、ほしい、、これはほしい、、ぜったいほしい、、と思いながら、ついてきた封筒をから中身をだした、、、、、”ドカ~~ン!!、ドヒャ~~ン!ナンジャコレハ!!”またまた同じく驚いてしまった。そこには天然色のおなごが儂を誘うような瞳で見えるか~みえないか~といった薄い生地のいやらしい恰好で巨乳娘が写っていた、、、儂の股間は高尾山のようになってしもうた、、、、


「こんなもん誰が考えたってこっちだ~!」と言って俺の毒まんじゅうを両手を広げて受け取ってくれた、、、、そしてペニシリン開発の事は秘密にしてもらい、城島洋介助教授の仕事には口をださいと、、、一応用意した約束事の書類にサインと印鑑を押してもらった、、、最後に、平蔵と河田金五郎との間柄や平蔵陣営で動きがあったら教えてくだいとお願いした謝礼は天然色の写真だと、、ちなみ趣味を聞いたら少女ものをリクエストしてきた明治時代にロリコンがいるとは、、それから彼をこちらの陣営に取り込みスパイのようになってくれて平蔵の情報を流してくれた。大活躍してくれた。、、、、




尚美と結城の自宅、6月初め


”自宅でくつろぐ結城”

さっちゃんが入れてくれたお茶を飲んでいた。俺は親父の辞書を広げてこの時代でステンレスが作れないか、金属の素材構成について調べていた。、、、、


そこに点滴ガートルをカラカラ言わせて、マスクをかけた正岡先生がやってきた。「さっちゃ~ん、、かりんとう、、もうないの~あったらちょだ~い」


”幸子”

「え~もう食っちまったか、、、しょうがねえべ~ おらの分わけてやるだ~明日またかってくっから~これでがまんすんだべ~」


正岡先生どこで覚えたのか、、、

「グッジョブ!」と言って右手の親指をて幸子に向けていた、、、、


先生はすっかり変わってしまった、、あごは二重あご、、腹もでてきた、、体重は15kgも増えたそうだ、、もう治ったんじゃないのと姉さんに聞いたら、喀痰検査ではもう細菌が出てない、結核菌はたぶん消滅したと思うが前回ポータブルレントゲンで胸の画像を撮るとやや微妙な小さい影がうっすらみえるから様子を見ると言っていた。


そこへ渋沢先生がやってきて、、「結城ひまじゃ~なんか面白いもんはないか~」と言って上がってきた、、


正岡先生も

「おいらも、、、漫画みんな見たし、、、、なんか面白いのないの~~」


俺は「よしゃ~、、、たまげんなよ~~、、」といって100インチ以上はある大型スクリーンと最新のプロジェクターがある親父の趣味の部屋に連れて行った。渋沢先生が正岡先生の点滴台を持ちあげ前を歩き後から、鼻にマスクを引っ掛けさっちゃんからもらったかりんとうの袋を左手に持ち右手でかんとうをぽりぽり食いながら正岡先生がついて2階にあがってきた。そして二人をソファーに座らせると正岡先生ちゃんとマスクしてね~渋沢先生は少し離れてうつるといけないから、、、注意しながら古い白黒映画がいいだろと思い


「怪獣ものでいよね~」と言いながらあの東〇、、名作(ご〇ら)第1作目を100インチスクリーンに流した、、、、、、、


大失敗、、、怪獣物はだめだ、、明治の人に”ご〇ら”はやばかった、、、、二人は抱き合いながらぶるぶる震え、、、ほんとうに海の底には”ご〇ら”がいると思ってしまった。、、、、あの~つくりものですよ~と何度も言ったが、、、、、信じなかった、、、、二人に酷いトラウマ映画をデビュー作品にしてしまい申し訳ないと思った。


その日の夜、、、みんなが寝静まったころ、、、、地震が起きた、、、、ズシ~ン、、、ズシ~ン、、、ズシ~ン、、、と3回短く揺れた、、、すると「”ご〇ら”だ~~ ”ご〇ら”がやってきた~ みんな起きろ~”ご〇ら”だ~、、、、」と叫びながら、、正岡先生が狂ったようにみんなを起こしまくった。、、、、



「じゃか~ま~し~うるさいんじゃボケェ、~しばき回すぞ~~ま~さお~か!ただの地震だ~ ごちゃ、ごちゃいわね~でもう寝ろ~」と姉さんの逆鱗に触れてしまった。


ちなみに渋沢邸宅でも先生が家族を起こし大騒ぎになったそうだ、、、、


全て俺のせいだった、、、、、ごめんなさい、、、


2~3日後姉さんは正岡先生をポータブルレントゲンで撮影をした俺も立ちあった。また不審な薄~い小さい影が今度はあっちこっちに写っていた。俺はもしやと思いすぐ正岡先生の着物をはだけ下着をみた。そこには”かりんとう”の食いかすがぽろぽろと付いていた、、、、


もう一回上半身を裸にして撮影した。、そこにはきれい~な肺が写っていた、、、


次の日,妹の律さんと上杉先生が正岡先生を迎えにきた、、尚美は約3ヶ月で完治やはり未来の薬の効能はこの時代の人にはよく効くと感じていた、、、


そして姉は「これで、天国の父も喜んでいると思います、、正岡先生今度は食べ過ぎに気をつけてくださいね、、甘い物も控えて下さい、」と珍しくしおらしい事をいって見送った。


正岡先生は照れながら「ありがとうよ、、尚美ちゃん、本当にありがとうよ、、さっちゃん、ごはんはおいしかったよ、、、ありがとうよ、、、」と言って帰っていった、、、、










俺に、、お礼は、、、言わなかった、”ご〇ら”のせいだと思った、、、、、









つづく、、、、、、

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