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大人の恋心 (『あなたに恋しました』スピンオフ)  作者: 設樂理沙


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20/83

大人の恋心 20

20.

" Suddenly 突然の "



 パラパラと小雨の降るあまり天候が良いとは言えない中、思って

いたよりも釣り人が多かった。


 グループで来ている人、私のようにひとりで来ている人、といろいろだ。



 「ふぁ~、喉乾いちゃった・・っと」わたしは持参してきていた

ミニチェアーに座り、冷たいお茶を口にした。


 「ふぇ~、生き返ったー」


 すると背後から声を掛けてくる人物がいた。



 「どうです? 今日の釣りは。いい感じに釣れてますか?

隣で釣ってもいいですか? 」


 誰に話し掛けてるんだろう? 

 私は声のする方を見た。



 「小野寺さん ? 」


 「はい、小野寺です」



 「えーっ! すっごいぐーぜん。驚きました」



 「それが申し訳ないですが、グーゼンじゃなくてですね・・昨日

桂子さんが釣りに行くって聞いていたので来ちゃいました」


 「えっ? えっ? だけど私、この場所のこと・・」っとっとっ・・。


 話してたわ、そうちゃんと小野寺さんに聞かれて何気にこの場所で

よく釣ってるって話してました、、私。 


 あっ? だから、電話番号のことも聞かれなかったのか?



  いやいや、それより今のこのシチュエーションのことよ。



 一体これは・・どういうこと? なのかな?



 桂子、落ち着くのよ・・平常心・・平常心。


 小野寺さんは私が釣りをするという話を聞き、自分も釣りが

したくなったから1人よりは2人と、ここへ来てみた。


 ほらっ、桂子落ち着いて整理してみたら2行の文章でまとめ

られたじゃないの。



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