太陽無双2
戦闘人形を吹き飛ばし、一息吐く。油断せずに構える。勿論、戦闘人形が立ち上がる。
まあ、こんなもんで倒せるとは思ってなかったし……別に戦闘人形固いから仕方ないし……!
(言い訳をするなレイジ。倒せなかった事は認めろ)
立ち上がった戦闘人形を天照が一瞬で焼き尽くす。煙や匂いなどは発生させず、灰も影も残さずにこの世から消し去った。
「次ハコレダヨー」
戦闘人形が出てきた壁から巨大な砲台がやってくる。位置を固定され、光を収束し始める。
なるほど、中々の威力が有りそうな砲台だ。俺の楯じゃ砕かれてしまうだろうけど、俺は一人じゃない。
(ふむ、楯よりも撃ち合った方が良いだろうな)
「そういうことなら……紅炎収束砲・双炎!」
右手に魔方陣、左手に魔方陣を展開し、二重に重ねる。相手の砲台が光を収束しきる前に放出し、紅い光の奔流が砲台を呑み込んでいく。
凄いな……両手で紅炎収束砲を撃ったのに、闘気が減りもしない。
(うむ、太陽の腕が2つあると凄まじい威力を出せるな)
「敵さんもここから本気みたいだし……助けてくれよ、天照!」
(勿論だ!)
壁からは20体の戦闘人形が出番を待っている。
上等だ、天照に15体は任せるけど!
(おいおい……まあ、それで良いぞ?)
天照が呟くと、15体の戦闘人形は炎に包まれる。天照が跳び、残る5体の戦闘人形が飛び掛かってくる。
ゆっくり動いて見えるけど……5体も来るとしっかり対処しないと危ないかなあ?
(ふむ……正に一瞬と言うに相応しい速度で終わらせた。後はレイジだ)
気が付けば炎の檻は消え、天照が俺をお座りの姿勢で見つめている。
まあ、良い。天照師匠に、俺の成長をよーく見てもらおうじゃないか!




