表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/591

洒落にならなそうな武器(モノ)失って……?

 無事、マズい事になってる股間を守り切れた……カグヤはショウに抑えられ、レオはネルガに猫掴みされ、カガミの膝に寄りかかってる状態だ。そのまま、フェルが目覚めるのを待っていると、襖を開けて現れたのは天照だった。


(おお、レイジよ。目覚めておったか)


「天照、見舞いにでもきてくれたのか?」


(それもあるが、之を返しに来た。受け取るが良い。ペッ!)


 天照がいつも通りに口から吐き出したのは、フェルが作った俺の右腕の義手だった。もう、太陽の剣のような薄い炎の紋様は入っておらず、闘気も無く、周囲が少し明るくなることも無い。

 もう、俺1人で戦う事は無いんだろうか。嬉しいし……なんか、寂しいな。フェルが戻って来る為の代償と考えれば…些細な事なんだけど。


「何というか、こっちの方が落ち着くかな」


 吐き出された義手をカガミが俺の右腕に着けてくれる。そのまま、カガミが魔力を通してくれて、体が動くようになった。

 やっぱり、これがしっくり来る。握ったり、開いたりして感触も太陽の腕となる前の義手の感触と変わらない。これで良い。これで……!


「お、レイジ。そろそろメイドさんが目覚めるっぽいぜ?」


「本当か? ……そうだな、天照、連れってくれ」


(良いだろう。カガミ、我の背に乗せよ)


 カガミが俺の体に魔力を流し、義手と義足を動かせるようにしてもらう。そのまま寄り添ってもらい、天照の背に乗せてもらう。カガミが手を離すと、手足の力は抜ける。

 なんというか……左腕が無いからバランスが取りづらいし、足が重力に引っ張られて凄く痛い……


(そこまで遠いわけではない。我慢しろ)



 天照が俺を運んで数分経った頃、なんか、体がそわそわしてきた。この感じってまさか!!


(うむ、開けるぞ! フェルよ!)


「ま、待ってください! まだ、心の準備が出来ていません!」


(そう言っていては、いつまで経っても準備できんものだろう! 既にレイジも連れてきたのだぞ!)


「そ、そんな! レイジ様、どうかあと数分だけお待ちください!」


(いーや、待たんぞ! レイジ、待つ必要は無い! と言うか、我の屋敷だ!我以外の許可など要らぬ!)


 …………知らない間に仲良くなりすぎだろ、この2人。明らかにオカンと娘みたいな会話してるし。フェルらしくないフェルに呆れていると、天照がドアをこじ開け、逆立ちの要領で俺を投げ飛ばす。手足も動かず、顔面から着地している間に、襖がピシャンと閉められる。

 あの野郎、面倒だから俺だけ放り込んで、丸投げしやがったな!けど、そんな事はどうでもいい。俺の手足が俺の意思で動かせる……と言う事は……


「レイジ……様……!」


「久しぶり……ってわけじゃないんだろうけどな?」


 目の前には1人のか弱い少女が俺の前に座っていた。

 涙目に女の子座りとか……反則だろ……

フェルゥゥゥゥゥゥゥゥ! お帰りぃぃぃぃぃぃぃ!

ポンコツ可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ