天の岩戸を攻略せよ 決着
遅くなって、本当に申し訳ありません!!!
レオに迫る透明な触手を、刀で切り裂き続ける。レオはフェルに通じそうな、妨害魔法を構築している。その間はレオには指一本触れさせてたまるか。
触手がそこまで強くないのが救いだな。闘気を使わずに素人の刀捌きで倒せてるし。むしろ、ネルガの負担が気になるな。
「ハッハッハッハッハ!」
「ウザイウザイ! ジャマヲスルナ!」
ネルガとフェルは相変わらず、激しい攻防を続けている。太陽の剣の分、ネルガが不利なはずなのに、俺の指示に従って巧く剣を避けてくれている。
ネルガってあんなに強かったか? 前にフェルとの演習を見に行ったことがあるけど、その時はもう少しネルガは攻撃を受けていた。しかし、今はネルガは攻撃を完全に避けた上で、反撃をしていない。ネルガの方が圧倒的に強くなっている。
「レオ、魔法の準備は!?」
「難しい魔法だからな……でも、今日は普段より調子が良い。後5分程度で放てるぜ!」
「分かった……ネルガ下がれ、俺がやる!」
「了解です、お気を付けください!」
ネルガが指示通りに下がり、俺がフェルへと突進する。振るわれる太陽の剣を太陽の腕で受け止める。受け止めた瞬間、俺の体が軽くなり、闘気が漲ってくる。
なんだ……? さっきまで3割程度だった闘気が一気に7割くらいまで回復した? まさか、フェルの太陽の剣と、俺の太陽の腕がぶつかり合った事で闘気が爆発的に増えたのか……それなら!
「身体強化、全開!!」
身体強化を全開にして、フェルにラッシュを仕掛ける。殴る、蹴る、肘鉄、膝蹴り、頭突き、目潰し。出来る暴力全てを使って、フェルを防御に専念させる。
やっぱり、太陽の剣と太陽の腕がぶつかり会う度に俺の闘気が回復してくる。
「魔力から作られし鎖よ……敵を縛れ……神すら拘束する……偉大なる鎖となれ……テザリングゴッデス!」
俺とフェルの足元から白い魔法陣が展開される。よし、思ったよりも早いタイミングで来たな!白く輝く魔力の鎖が魔法陣の中に存在している俺とフェルを縛ろうと出現している。
「太陽閃光!」
後ろに下がりながら、フェルに手のひらを向けて閃光を放つ。フェルだけが体を停止し、俺は魔法陣から脱出する。鎖はフェルに巻き付くが既に綻び始めている。
「おい、流石に数秒が限界だぞ!?」
「分かってる、ネルガ!」
「勿論です!」
鎖を物理的に引き千切ったフェルをネルガが両腕を掴み、拘束する。
フェル……長かったけどこれで終わりだ…!
「ヤメロ……ハナセ……!」
「受け取りやがれ! 俺の純粋なこの思い! すべてを許そう! お前の主人、レイジ・スギヤの名の下に!」
闘気が右腕に集中していく。既に右腕から闘気が漏れ出している。俺の120%を……フェルへの思いを全てぶつける!
「恋愛感情集束砲……お前が好きだぁぁぁぁぁぁぁっ!」
右腕を突き出し、強烈な桃色の光の奔流がネルガとフェルを呑みこんでいく。まだだ! まだまだ、俺の思いはこんなものじゃない!
「…………フェル……」
闘気を使い果たしてよろめき、レオに支えられる。フェルはというと、ネルガがお姫様抱っこして連れてきてくれている。フェルは幸せそうな顔で気絶してるから、伝わったのか? とにかく、これで……
「レイジ様!?」
終わ…………り…………か……な?
Q.レイジの技名は考えたものですか?
A.いいえ、黒歴史です




