表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/591

不利

 カグヤが鋭く刀を振るえば、斬撃が飛んでくる。速度は速い方だけど、ショウの(アロー)系の魔法に比べれば見切れる方だ。左腕に闘気を集めて、体を隠せるほどのラウンドシールドを作って斬撃を防ぐ。

 なんて重たい斬撃だ……体が吹き飛ばされるかと思った。飛ばした斬撃でこれなら……直接斬られたりしたら……盾ごと……!


「甘いね……」


 カグヤは消え、また後ろから声がする。前方に宙返りし、頭が下になった時、右手を銃の形にしてカグヤの方に向ける。刀は既に振り抜かれており、少し遅れれば俺の頭は、胴体から飛んでいた。

 クソ……やっぱ怖い……でも、夢の世界の中では頭と首が離れるなんていくらでも体験したんだ。痛みは無かったけど、そんな攻撃なんて当たれば痛みとか関係なく死ぬに決まってる。


太陽光弾(ハンドガン)!」


 詠唱はイメージを強化してくれる。それは正規の魔法でなくともだ。

 ハンドガンを連射した反動をイメージして手首を上に振る。放たれた闘気の弾丸を、カグヤは刀に一瞬で闘気を纏わせて斬り落とした。


「弱い魔法だね……?」


 やっぱり闘気を斬りやがった。これじゃあラウンドシールドが無駄だ。盾ごと体が切り裂かれちまう。手刀から闘気の剣を作っても、肩とか狙われたら危険だし……割と詰んでるような気がする。

 ラウンドシールドは一旦消し、カグヤから目を離さないように半回転させて着地。直ぐに構え直す。


「クソッ……! 太陽烈弾(マグナム)!」


 銃の形から手を開き、右手を突き出して先ほどより大きな魔力の弾丸を撃ち出す。撃った反動を受けて、カグヤの方へと駆け出す。やはり魔力の弾丸は斬り落とされるが、こちらへの対応は間に合っていない筈。右足で踏み込み、跳び上がる。

 右腕に闘気集中、太陽の腕、闘気具現化、爆発性の闘気を拳型に固定、これでぶん殴る!


「全てを焼き尽くす太陽の炎! 燃え尽きろ! 太陽爆発(ショットガン)!」


「大技……待ってた」


 カグヤの姿がブレ、俺の目の前に現れる。拳の内側に入られた!? このまま右手を突き出せば斬られる。

 本能が斬られる予感を告げてる。こうなったら……っ!


「切断!」


「っ! ……ああああああああああ!!」


 体を捩じり、左腕でカグヤを突き飛ばそうとした。しかし、カグヤはその腕に反応し俺の左腕を根元から斬り落とした。

 斬るのが速すぎて、左腕が飛んだのを認識してるのにまだ、痛くない。じんわりと熱くなっていく程度。左腕が生んでくれた一瞬でカグヤを蹴り飛ばす。

 やっちまった……けれど、天照に言われたことは守った。太陽の腕は纏った。


「素晴らしい判断……まだまだ甘いけど、鍛えてあげたい。そう思える真っ直ぐな思いを感じる」


 吹き飛ばされたカグヤはクルリと回って、華麗に着地する。大したダメージも無いようで、、蹴られた部分を払っている。

 クソ……このままじゃフェルの所へ辿り着く以前の問題だ。コイツ…強すぎる!

次の更新は火曜日午前6時です!


レイジは切り抜けられるのか!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ