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ぼっちの自由ライフ、のんびりデー2




「花茶オッケー!ドライフルーツオッケー!敷き布と枕オッケー!!!……いざッ!ダイブ~~~!!!!!」



--ズザザァー。



生い茂り空を覆い隠すような木々の間からでも、今日の空は澄んでいて高く、暖かい光が溢れていることが解る。



ミネは庭のド真ん中に敷き布を広げ、その上に置いた巨大な枕へ飛び込んだ。


枕と言ってもミネの身体の半分くらいの大きさはある。


……もはやクッションと言った方が正しい。


これもミネ特製だ。


「大は小を兼ねる!」

との事でふわんふわんな質感のみを大切にし、作り上げた逸品だ。

コレは普段、ミネのベットの上で使用されている、ガチ枕である。


そんなものまで外に連れてきたのですから、ここはふわんふわんの上に寝そべり身体の力をゼロにするに限ります。


仰向けに寝転ぶミネ。

目だけを時々動かして、だら~~~んと蕩けています。


『空が青いよー……………………。』


『あ……………………あのお花もう少しで咲きそう……………………。』


『レモンの……………………ぐぅ……………………。』


『あ……………………寝てたぁ……………………ぐぅ……………………。』


『川が流れてるぅ~……………………。』


『……………………。』


『あ。……………………。』


『お茶……………………。』


だらだら……。


『ドライフルーツぅ~……………………。』


『……。』




“無”というのは最高の贅沢である。


と、言ってもいくらミネでもこんなに堕落した時間を過ごすことは滅多にない。



何もしない。

動きもしない。

ただ、見て。

ただ、香りを楽しんで。

ただ、些細な変化を感じる。


何を考える出もなく空を眺め。

何を考えなければならないという事もなく。

決められた事もない。


“無”と言うのは、幸せと不幸せを同時に運んでくる。


“不幸せ”と言うものは少し違うかもしれない。

他に近い言い方だと“誘惑”になると思う。


ボ~~~~っとしているのは変化がなくて隔離された様な気にもなるが、何かがリセットされ、心救われた気分になる時もあるから不思議だ。





だから、ミネも数ヶ月に一回くらいはこんなだらけた日を作るのだ。




「だらだら最高~!!!」





「自分の好きな時に起き、好きな時に食べ、何にも縛られない!自由な自分の為の生活。最高だー!」



モグモグモグモグ……ごっくん。



「この毎日は平凡?不変的すぎる?…………いやいや、最高だって。」




思わずひとりで自分の相手もして、会話を成立させていた。





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