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閑話 お兄ちゃんといっしょ1

続きを悩んでいるので、短編みたいなのを。

兄視点。




 その日、セレスタ・ローゼンハイムは思い出していた。



「にいさま!わたくし、ぼうけんしゃになるわ!」


 絵本を胸に抱いてキラキラと瞳を輝かせ、自分を見上げて冒険者になると力強く宣言した可愛い妹の姿を。


 イザベラが4歳の時のことである。


「ふふ、そう。イザベラは冒険者になるのかい?」


 優しく笑って小さな頭を撫でれば、イザベラは嬉しそうに笑った。


「ええ!ぼうけんしゃになって、せかいじゅうをたびするの。きれいなおはなやおうとでみられないほしぞらや、いろいろなものをたくさんみるの。それで、えるふやどわーふやいろんなじゅうじんとおともだちになるの」


 ふんすと鼻息荒く話をするイザベラは、冒険者の物語が書かれたお気に入りの絵本を私に見せて、その美しい挿し絵を指差しながら楽しそうに語った。


「だからね、わたくしもけんのおけいこをしたいの。うまにものれるようになりたいわ」


 私が剣術や馬術の訓練を受けているのを見ているのは知っていたが、まさかそんなつもりで見ていたとは思わず、笑顔のまま固まってしまった。


「にいさま?」


 イザベラはきょとんと首を傾げ、返事をしない私を不思議そうに見上げた。


「……あぁ、すまない。イザベラは勉強熱心だね。でも、危ないよ?」


 膝の上に抱き上げて顔を覗き込めば、イザベラはそんなことは知っているとばかりに胸を張った。


「にいさま、ぼうけんにきけんはつきものなのよ」


 可愛い。

 どうしよう。イザベラが可愛い。

 いや、いつも可愛いのだけど。


「……」


 しかし、困ったことになった。

 イザベラの教育のために様々な絵本を読んでやったが、まさか冒険者の物語をこれほど気に入ってしまうとは誰が予想しただろうか。

 まして、イザベラを溺愛している両親が願いを聞き入れ、剣術と馬術の稽古を受けた彼女にそれらの才能があるなどと、誰が予想しただろう。


 イザベラは生まれつき高い魔力を持っており、魔法については3歳の頃から学んでいた。魔力の制御は早くからやっておいた方がいいし、本人もやる気があったので少し早いかと思ったが学ばせることにしたのだ。学び始めて僅か1年で、全ての属性の初級魔法を使えるようになったのには驚かされたものだ。


 剣術、馬術、魔法、その他冒険者になるのに必要と思われるスキルは全て学び、そのほとんどでかなりの成果を出すイザベラだったが、年齢を重ねるにつれ冒険者になるという夢を口にすることは少なくなっていった。


 7歳で第一王子の婚約者候補に選ばれ、城へ通うことになる頃には剣術の稽古は両親から隠れて行うようになっていた。

 護身術程度に学ぶことは許されるが、それ以上になると“貴族のご令嬢”に相応しくないと敬遠されるからだ。


 冒険者になると瞳を輝かせていたイザベラは、公爵家の娘としての責務を果たすため自分の夢を諦めたように静かに微笑むようになった。


 自分にはどうしてやることもできなかった。


 家柄はもちろんのこと、魔力が高く優秀で美しい娘に育ったイザベラは、彼女が望まなくても王家や他の貴族から望まれる存在となった。

 私ができることは、イザベラが隠れて行う剣術の稽古などを他者に知られないよう情報操作することだけだった。



◆◇◆◇◆



「兄様、こっそり冒険者になる方法があると聞いたのですが、ご存じですか?」


 学園に入学する年、入学祝いは何が欲しいか聞いた私に、イザベラは少し悩んだ後おずおずとそう口にした。


 一応イザベラには護衛を付けているのだが、そんな話を聞いたという報告はなかったはずだ。どこでそんな話を聞いてくるのだろうか。


「知っているが、冒険者は諦めたのではなかったのかい?」


「世界中を旅するのは無理かもしれないけれど、王都周辺でしたらこっそりできるかと思いましたの」


 夢を諦めていないことを怒られると思ったのか、イザベラは少し不安そうに袖口をきゅっと握る。

 昔から変わらない癖に、思わず頬が弛んでしまいそうになる。笑うとイザベラが拗ねてしまうので、いや、拗ねたイザベラも可愛いのだが、半日程口をきいてくれなくなったりするので努めて穏やかに微笑む。


「怒ったりしないから、そんな顔をしなくていいよ」


「兄様…」


 頭を撫でてやれば、イザベラはほっと息をついて体から力を抜いた。


「イザベラの言う通り、身分を隠して冒険者登録することは可能だよ。ここだけの話、陛下も若い頃に身分を隠して冒険者をしていたことがあるそうだからね」


「えっ、そ、そうなのですか?」


 イザベラは驚いて目を丸くした。

 相変わらず可愛い反応をするイザベラに今度は笑ってしまったが、陛下の話が衝撃だったのか私を咎めることはなかった。よかった。


「あぁ、父上と陛下が話していたから本当だよ。…イザベラも冒険者になることはできるけれど、冒険者になるには私といくつか約束してもらわなければならない」


 途中で声のトーンを変えると、真面目な話になると理解したらしいイザベラは表情を引き締める。

 アメジストのような紫の瞳が真っ直ぐ私に向けられ、何を言われるのかという不安と冒険者になれるという喜びとが混ざっているのがよく分かる。


 貴族たるもの簡単に表情を読まれてはいけないのだが、他のことは完璧にできるのにイザベラは感情を隠すことができない。

 何故か恐ろしく素直に育ってしまい、茶会での水面下の戦いに気付くことや言葉の裏を読むことができないでいる。

 理解できないことを誤魔化すことはできるので、茶会では“とりあえずにこにこしていればなんとかなる”という母の助言を忠実に守り、イザベラは夜になると私に相談しにくるのだ。


 イザベラの性格について考えていたら、イザベラの表情が段々と不安そうになってきたのでしまったと思いつつ、咳払いして誤魔化す。

 キリッとした顔を作ってイザベラの瞳を見つめ返すと、イザベラもまた表情を引き締めた。


「まず1つ。冒険者になっても普段の勉強や習い事の手を抜かないこと」


「はい」


「2つ。身分を隠して冒険者になるのだから、平民と同じ扱いをされる覚悟を持つこと」


「はい」


「3つ。危険を伴う依頼を受けるときには必ず私に相談し、我が家の護衛を伴うこと」


「はい」


「4つ。冒険者登録は14歳になってから行うこと」


「…はい」


 1つ1つに神妙に頷いていたイザベラだったが、4つ目には少し戸惑いを感じさせた。

 早く冒険者になりたいのは分かるが、どんなに可愛くお願いされてもここは譲れない。意地悪する兄様とはもう口をきかないとか言われても、それは本当に嫌だが、譲らない。


「学園に通うようになれば今までとは生活が変わる。初めは戸惑うこともあるだろうし、慣れないことで気付かない内に精神的にも肉体的にも疲労が溜まるものだよ。そんな状態ではまともに依頼をこなすこともできないだろう。だから、しばらくは学園に慣れることを優先して欲しい。分かるね?」


「はい」


 元々貴族は家庭教師を付けて勉強しているので、学問も魔法も基礎的なことは学んでいるし、イザベラは呑み込みが早いのである程度学園で習う範囲も既に学習済みだ。


 しかし、学園は勉強だけを学ぶ場所ではない。むしろ、人脈を作ったり貴族としての振る舞いを学んだりする方がメインだと言っていい。学園で学ぶことは、イザベラの最も苦手とする分野と言っても過言ではない。


 公爵家ともなれば面倒な派閥争いに巻き込まれることも少ないが、勝手に派閥のトップに祭り上げられて下が勝手な真似をすることもあり、管理能力も問われる。

 子供だけの世界とはいえ、彼等の行動は常に監視されており社交界に影響するので、学園で羽目を外しすぎると卒業してからの生活にも大きく関わる。


「あの、兄様?」


「なんだい?」


「学園へ通ってからも、兄様に色々相談してもよろしいでしょうか?兄様が心配されているように、わたくしお茶会が苦手ですし、その、努力はしているのですが、何か粗相をして兄様や家に迷惑をかけるのは嫌ですわ」


「うーん…できるだけ自分の力で切り抜けて欲しいというのが本音なのだけどね。イザベラは何故かそれだけは上達しなかったから仕方ないね。相談しても構わないよ」


 私は友人に腹黒だとか言われてしまうくらいなのだけど、何故かな。

 性格が素直なおかげで色々なことの呑み込みが早いのだろうから、悪いことばかりではないのだけど。腹の探り合いばかりしている連中の相手をした後はイザベラと話すと癒されるし。


「でも学園にも信用できる友人は作ること。いつでも私が助けられる訳ではないからね」


「頑張ります」


 イザベラはぐっと拳を握り、力強く頷いた。夢を叶えられる希望が見えたからか、学園での心配事が和らいだのか、その表情は明るい。


「……」


 愛らしいイザベラを見ていたら、別に学園なんて通わなくてもいいような気がしてきた。

 学園に行けば虐められるかもしれないし、変な男に騙されるかもしれない。


 基本的に貴族の子供は12歳になると皆学園へ通い始めて18歳で卒業するが、家の都合や結婚等で早く学園を去ったり、そもそも学園に通わない者も少なからず存在するのだし。


 イザベラは基本の範囲を超えて学んでいるし、読書が好きらしく様々な本を読んでいるので知識は豊富だ。

 魔法も既に全属性を上級魔法まで習得しているし、その他の分野についても学園より厳しい王妃教育を受けているので学ぶことは正直あまりない。


 いや、でも人脈を作るのは大事だし、人付き合いが下手なままというのもまずい。


 イザベラは乗り気ではないが、第一王子の婚約者になってしまったのでこのまま順調に行けば王太子妃、その先は王妃になるのだ。

 ここはイザベラのためにも我慢して学園に送り出さなければならない。


「兄様?どうかなさったの?」


「いや、学園に通うようになれば友人も増えるだろうし、イザベラとの時間も少なくなるのかと思うと寂しいなと思ってね」


「あら、さっきまでお説教でもしそうな顔をなさってたのに、おかしな兄様」


 イザベラはふふっと楽しそうに笑い、幼い頃のように私の膝に乗ってくる。


「いつでも相談に乗ってくださるのでしょう?きっと毎日兄様に相談に来ますわ。メアリー様に怒られてしまうくらい来るかもしれませんわよ?」


 にっこり笑って小首を傾げるイザベラに、年頃の女の子がこんなことをしてはいけないと怒る気にもなれず、ただ微笑み返してしまう。


「メアリーはそんなことでは怒らないさ。イザベラが毎日会いに来てくれるのは嬉しいけれど、甘やかし過ぎると父上に怒られてしまうな」


「お父様もそんなことでは怒りませんわ。巷では娘を溺愛しているとか言われているそうですし、実際わたくしの我が儘を全部聞いてくださるもの。わたくしに甘いのはお父様も同じなのだから、反論すればよろしいのです」


 溺愛しているからこそ、毎日甘えられる私に嫉妬して怒るのだけど、イザベラには分からないのだろう。

 割と他人の感情の機微には敏いのだが、自分に向けられる好意には疎いようだ。

 王子から、恐らくただの婚約者としてよりも深い感情を持たれているのにも気付いていないようだし。


 父上も私も教える気は全くないが。



◆◇◆◇◆



「兄様、魔法を無効化する魔道具を手に入れたいのだけど」


 17歳の春、いつものように私の部屋を訪れたイザベラが唐突にそう言った。


「ミリア・ウォルドの件かい?」


「えぇ。学園では今面倒なことに、私派と彼女派に分かれて勝手に対立しているみたいで、このままだと友人に何かあるかもしれないわ」


「こちらでも調査はしているが、やはり危険な状態かい?」


 1年前にイザベラと同じ学年に編入してきた男爵令嬢は、王子と同じクラスになってたったの1年で彼の心を奪ってしまった。

 元はウォルド男爵領の平民だが、高い魔力を持つことが判明して男爵家の養子となったミリア・ウォルド。

 初めはただのクラスメイトとして接していたが、次第に王子は彼女にのめり込んでいった。イザベラ以外眼中になかったあの王子が他の女に乗り替えるなど、私にも他の者にも考えられず、王家も我が家もずっと監視している。


 しかも、彼女は王子だけでなく他の男にも手を出しており、有力貴族の子息ばかりを取り巻きに選んでいることから危険視されている。

 ウォルド男爵家は古くから王家に忠誠を誓っており、今の当主も謀反を起こすような人間ではないはずだが、王族にも匹敵すると言われる魔力を持つ娘を見つけて野心が芽生えたのか等と噂されている。

 あの娘が色狂いなだけなら男爵もいい迷惑だろうが、未だ調査段階なので男爵家の意向か彼女個人の意思か判断をつけかねるところだ。


「今のところ危険はないと思うのだけど、殿下も彼女も魔力が高いし、万が一を考えて、それくらいはした方がいいと思うの。…考えすぎかしら?」


「いや、こういったことは慎重になりすぎるくらいでいい。幸い、魔法を無効化する魔道具はさほど高価でもないしね」


「いや、普通に高いから」


 時折変装して騎士団の訓練に潜り込んだり、冒険者となり平民に混ざって生活しているせいか、イザベラは気を許した間柄の人間にはかなり砕けた話し方をするようになった。


 学園では友人のウィル・バートン以外には猫を被っているし、家でも両親の前や来客時にはきちんと公爵令嬢の仮面を被れるので咎めてはいないが、やはり少しくらい怒った方がいいのだろうか。

 しかし、気を許してくれている証拠だと思うと嬉しいし、畏まって話されるより可愛いので中々怒れない。


「とりあえず、ウィルとウィルの婚約者のアメリア、アイリちゃんと私の分で4つかしら。標的にされそうなのはそれくらいだし、正直それ以上だと私の手持ちがないわ」


「イザベラの護身用なのだから、私が用意するよ」


「ダメよ。学園ではできるだけ自分の力で切り抜けて欲しいって兄様言ってたじゃない」


 イザベラはぷくりと頬を膨らませ、ビシッと人差し指を向けてくる。

 数年前に1度話しただけの言葉をしっかり覚えていてくれたのが嬉しくて、つい人に指を差したことを注意しそびれてしまった。


「兄様も知ってる通り、冒険者として結構稼いでるからちゃんと自分で払うわ」


 イザベラには言っていないが常に護衛をつけているし、言い付けを守ってイザベラ自身が依頼についてきちんと報告してくる。

 イザベラは詳しい内容は守秘義務があるからと伏せるが、危険を伴う依頼以外もしっかり報告してくるのでイザベラのレベルも報酬もこちらで把握している。勿論、イザベラには言えないが護衛から依頼内容も報告されているので全て把握している。依頼人やその背後に何かの思惑があっては問題だからな。


 一般的には魔道具は高価な品だが、公爵家の財力をもってすれば大した出費ではないし、イザベラやその友人を守るモノの中では安いモノだ。


「そうかい?お兄ちゃんにもっと頼ってくれも構わないのだけど?」


 あざとく小首を傾げてみると、イザベラはうっと小さく呻いた。結構効いているようだ。

 今度から時々使おう。


「これ以上頼ったら兄様がいなくなったら生きていけなくなるわ。兄様は私をダメ人間にしたいのかしら?」


 イザベラは胸の前で腕を組み、怒ったように目を細めてこちらを見てくるが、照れ隠しだとバレバレだ。

 イザベラは可愛いものが好きだし、私の顔も好きだと知っている。


「イザベラが私を頼ることなんて些細なことしかないだろう。最近では剣術も魔法もイザベラの方が上になってしまったし、兄としてしてやれることがなくなってくるよ」


 イザベラが私を頼ることは大抵対人関係の悩みだ。というかほぼそれしかない。

 以前は剣の相手をしたり、新しい魔法を覚えるために一緒に魔法書を読んだりしていたが、最近ではそういったことはめっきり減った。


 それに、騎士団長は男だったら騎士団に迎え入れたかったとか言うし、宮廷魔導師への勧誘も未だに来るくらい才能の塊な妹なのだ。

 私がしてやれることなどほとんどないのは喜ぶべきなのだろうが、やはり兄としては寂しいものである。


「それはうまく人脈を広げられない私への嫌味かしら。どうせ私は口下手だし愛想がなくて話しづらいわよ」


 珍しく私の言葉を悪い方向に捉えたイザベラは拗ねたように口を尖らせる。

 人の言葉の裏を察しようとするくらい、少しは成長したらしい。間違っているところがイザベラらしいが。


 学園でのイザベラは、早々に“とりあえずにこにこしている”作戦に限界を感じて無表情作戦に変更しているので、元々地位が高過ぎて遠巻きにされていたのが更に近寄りにくい存在となっている。


 未だにイザベラは人の言葉の裏を読むのが苦手なので、当たり障りのない会話しかできない。

 また、彼女は普通に話しているのだが、相手が勝手に深読みして恐れられたりしているという可哀想な子状態だ。


 そのため、茶会を開いても呼ばれても浅く広くな関係しか築けず、深い付き合いをしているのは我が家と親交の深いメラルート男爵家のアイリーン嬢、バートン伯爵の子息のウィルとその婚約者のアメリア嬢しかいない。

 元より腹を割って話せる人間というのは貴族には少ないのだから、3人もいれば充分なのだが、及第点だと告げるとこれ以上友人を作るのを止めてしまいそうなので言わないでおく。

 イザベラは様々なことに興味があるし好きなことは極める質だが、ひどく面倒くさがりの一面もあり、苦手なことの切り捨てが早い。


「それは社交界限定だろう?街ではかなり人脈を広げているようじゃないか。市場で通りがかりにりんごを貰うなんて中々ないと思うよ。あのご婦人は結構気難しいという噂だしね」


 イザベラは街ではかなり顔が広い。

 ランクの低い冒険者はまず街の雑用のような依頼から始まるので様々な職種の人間と関わるし、冒険者ギルドには下水道の清掃から王都周辺の魔物の討伐まで幅広い依頼が存在する。

 真面目に依頼をこなすのでギルドでも街中でもイザベラの評判はかなり高い。加えて美人で気さくなので人間的な人気も高いそうだ。


 報告によれば、あの気難しいドワーフの鍛冶職人や排他的なエルフの薬屋までイザベラには友好的に接しているという。腹の探り合いをしなくていい相手ならば、関係を築くのは私より遥かに上手い。

 イザベラにりんごを渡したというご婦人は近所でも有名な気難しい性格の女性だし、特に気に入った者にしかそういったことはしないという話だ。


「……兄様そんなことまで調べてるの?だからご友人に過保護だとかシスコンとか言われるのよ」



 イザベラにそんなことを言った奴は誰かな。後でちょっとシメよう。



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― 新着の感想 ―
[一言] 兄様の回想で明かされる幼少期!かわいい!
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