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THE END&アルバイト開始?

「ああ~~~~!! 今日も彼女出来なかった!!」


俺は近くにあった空き缶を思いっきり蹴とばす

大学生の俺は今日も合コンに出かけていた

しかし・・・彼女はできなかった


「なぜだ・・・なぜなんだ!!」


顔の好みはひとそれぞれなのかもしれないけど運動神経や学力は良い方だ

くそっ!!

むしゃくしゃする!!


「どうかしました」

「はっ?」


突然声が聞こえた

横から高いハスキーボイスだ

一目で綺麗な女性だと思った

そして、俺はこの人のことを知っているような気がした


「どっかであったことあるっけ?」

「いいえ。初対面です」


くすくす笑いながら女性は言う

どういうことだ?

バカにされているのか。それとも好印象なのか?

どっちだ

そして、女性はなぜか俺の手を取った


「えっ?」

「ちょっとついてきてください」

「え? ええ!?」


まさかのOK?

いや、そんなはずはない

おかしい

絶対に何かある

俺は警戒心を高めながらも女性について行った

少し歩いたら、女性は口を開いた


「バイトって興味あります?」

「ん? まあな。一応はあるな」

「そうですか。よかった」

「えっ?」


女性は足を止めて、家に指を指す

入れと言うことなのだろうか?

家は青色の屋根をした普通の家だ

でも、なぜか懐かしい


「入ってください。待ってますよ」

「あ、はい」


俺はドアノブをひねって入る

その瞬間、なぜか俺は身構えた

なにか攻撃が来るのかと思ったのだろうか

でも、そんなことはなく玄関には少女が3人ほどいた


「あの・・・?」

「「「よろしくお願いしますね。勇者様」」」

「はぁ?」


よくわからない

勇者様?

俺がそんなものではないだろ?

なぜか気分が悪くなり、後ろに下がる

その時・・・金髪の少女がなにか取り出して俺の胸を貫いた


「はっ?」


突然すぎることに追いつかない

なにも考えることができない


「メモリーソード」


金髪の少女はそう言った

そして、俺は思い出す

何もかもすべて・・・


「あ、あれ?」

「思い出したところですみませんがよろしくお願いしますね」


後ろの元精霊が言う


「なにを?」

「それはあとのお楽しみです・・・なんたって」

「「「時給8000円のアルバイト」」」

「別の報酬を用意していてくれよ」


苦笑しながらも俺は家の中に入った

もう、あの世界はない

この世界だけだ

そして、その中で俺達・・・勇者は生きていく

平和な世界を堪能しながら・・・



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