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61.噴進魚雷

 控えろ、変態。


 「おかえりなさい。どうだった?…ってまた新しい子?」

 修一が女性を抱えて帰ってきたのを見てイヴが揶揄う。因みに、彼女は倒れてすぐに気を失い、ここまで運ばれていた。

 「詳しいことはまた後で。まずは、あの糞野郎を処理しよう。」

 「はい!」

 「イヴ、噴進魚雷を展開して。」

 「…?まぁ良いわ。―――発射シークエンス起動。」

 ――ガコン…――ウィィイイイン――…ガシャン。

 イヴの言葉に続き、砲雷ハッチが開放され、ランチャーが出現する。


 「方位二五〇(ふたごまる)。距離三〇(さんまる)。目標鉄船および木造船。発射雷数四(よん)。」

 「了解。発射砲雷四。――起動シークエンス80%完了。」

 ランチャー全体が発射方位に旋回し、発射に使われる発射筒が一定仰角45度に起き上がる。

 「――発射準備完了。いつでもいけるわ。」

 「攻撃はじめ!」

 「撃てー!」

 ――バシュゥウウウウウウウウ!!!

 凄まじい音と共にミサイルが4発、発射された。


 事前に入力された距離を、放物線を描いて飛翔すると、ロケットモーターが外れ、パラシュートが展開、減速させて水面に着水する。その着水の衝撃でパラシュートが外れ、魚雷は設定深度まで沈下したのち、設定パターンに従って目標の捕捉運動に入った。そして、

 ―――ドガァアアアン!ガァァアン!

 火柱を上げて目標が爆ぜた。


 試行運転も兼ねてだったので、発射雷数は抑え目の4発にしたが、火力十分だったようで、見事に両船撃沈できた。魔物に使わなくてよかった。おそらく過剰火力で吹き飛んでしまって、剥ぎ取れずに終わるところだった。

 改善点は、色々とあるが、一番はやはり射程だろう。離れれば離れるほど着弾率も低くなる。魔法を使って無理やり伸ばしているが、それでも今回がギリギリだった。様々な状況に応じられるように、長魚雷をはじめ、色々と準備しておいてもいいだろう。


 そして、船についても考えておかなければならない。陸に近づけば船の数も増えるだろうし、対策を考えないといけないな。


 「命中および敵船の轟沈を確認。第二次攻撃は不要。――すごい威力ね…。」

 「はい、ゾクゾクしました。」

 「……一体…何が…?…。」

 「ん?目が覚めた?」

 大きな音がしたためか、メイドさんが覚醒したようだ。状態確認も含め分析魔法を使う。


 【名前】サーラ

 【種族/クラス】人間族/メイド

 【称号】-

 【レベル/総合ランク】74/A

 【体力】A

 【魔力】B

 【筋力】A

 【耐力】B

 【俊敏性】A

 【器用】S

 【運】B

 【魔法】属性(火②)、影④、家事⑤、分析②、身体強化③

 【スキル】隠密業⑤、短剣術④、気配察知③


 【魔法】分析使用――結果『微悪。毒に侵されているが致死量には至らない。』

 伝統的なヴィクトリアンスタイルの黒いメイド服に身を包んだ彼女は、セミショートボブがとてもよく似合う黒髪黒目の美人だ。きっちりと整えられた毛先や、ややキツ目の視線、小さい唇から硬派な性格が連想される。身長は165cm程度で、リリシアほどではないが、出るところがはっきりと出ており、細い手足が綺麗だ。こんなメイドさんに、お茶を淹れてもらえたら幸せだろう――。

 「……あなた方は?」

 変な想像をしていたら、彼女から声を掛けられる。

 「えっと――。」

 ということで一連の流れを説明する。ついでに自分たちについても。

ご閲読ありがとうございます。


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