3-10 (番外) また!また!ケビンになってみた
もうやだ!
疲れた~!!
あんな張り詰めた空気の後じゃ、
まともに考えるのも無理。
もういいや。
楽しいこと し~ようっと。
こういう時は・・・
またまたケビンになっちゃえ!
今回はケビンに恨みはない!
ただやりたいだけ。
ケビンになるのもちょっと慣れてきた。
私は、さっそく部屋を出る。
すると、こちらもお約束のようにメグに会う。
「やあ、メグ。今日もかわいいね。」
多分いつものあいさつのはず。
するとメグは、
「私の好きな花は?」
(・・・・またきた、この試験。)
う~ん。
あ!いつも部屋に飾ってくれるのはユリが多い。
「ユリだよね。」
そう答えると、メグは私を見てにやっと笑う。
そして・・・・
気づけば、壁際に追い詰められていた。
ーー近い。
両手を、私の横に。
逃げられない。
(いつもこんなことを二人でしているのだろうか?)
(な、なにが・・・)
そして、おもむろに顎をくいっと持ち上げられる。
壁ドンからのあごクイ!!!
そして、顔がゆっくり近づいて・・・・
「ケビン。愛してる♡
あ・と・で・ね・・・」
きゃーーーーーーー!!
無理無理無理無理!!
心臓がもたない!!
私は手をどけて、部屋に一目散に逃げる。
メグはそれを見て満足そうに口角を上げる。
それをーーー
柱の陰から、静かに見ていた男が一人。
・・・ケビン
「・・・・・何してくれちゃってんの?あいつら!」
ぽつりとささやいた
ーーー遠い目をして
(あとで・・・・・・・・・)




