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ふく×ふく3 お化けと お寿司と 姉弟子&妹弟子  作者: こっとんこーぼー(琴音工房)


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前回のあらすじと登場人物紹介

前回『ふく×ふく2 決闘《たたかい》の舞台《ば》は あなたのおそば』のあらすじ


 夏祭りの日(ふく×ふく1 始まりの夏祭り)から数日。

 街に隠れ潜むフクマとの戦いに備え、服の神モエギのもとで鍛錬に励む鶴来《つるぎ》龍星《りゅうせい》と善亀《ぜんがめ》陽樹《はるき》は、幼なじみの南須佐《みなすざ》空子《たかこ》からの連絡を受けて、メイド蕎麦屋『あなたのおそば』へ出向き、そこに潜伏していた神使スズノと邂逅《かいこう》する。


 神社に連れ戻されるのを嫌がるスズノによって、店員の女子たちとともに結界に閉じ込められた龍星は試験という名目で戦いを強いられる。


 棍を操る令嬢、姫堂《ひめどう》瑠璃《るり》や龍星との再戦のために妖怪司《アヤカシ》となった桧之木《ひのき》琥珀《こはく》に対し、龍星は天久愛《あまつひさめ》流剣舞のフウの型で対抗する。


 ふたりに勝利するものの、慣れない型の使用と連戦からの疲労で倒れた龍星はスズノに拘束されてしまうが、そこへ結界を破ってモエギがやってくる。

 

 しかし、モエギが権能を振るうために必要な神器《じんぎ》炎天《えんてん》の刀気は、スズノに奪われてしまう。


 モエギは陽樹、空子の助けを借りて、もうひとつの神器氷天(ひょうてん)の刀気で拳銃使いへと変身し、スズノに競り勝つ。


 瑠璃が新たな神司として加わり、『あなたのおそば』での騒動が落着する一方で、協力者を得たフクマたちが暗躍を始めていた。

 

 また時を同じくして、天久愛流を使う少女ちまきが龍星たちのもとへ向かっていた。


★登場人物

・鶴来(つるぎ) 龍星(りゅうせい)

 主人公。高1男子。服の神モエギヒメの神司《しんし》で、火の神器《じんぎ》炎天(えんてん)を託されている。

 天久愛流剣舞での攻めの構え、ハレの型を得意とし、少女に取り憑いたフクマと戦っていく。


・善亀(ぜんがめ) 陽樹(はるき)

 高校1年の男子。龍星の親友にしてモエギヒメの神司。水の神器氷天(ひょうてん)を託されている。天久愛流の守りの構えヤトの型を得意とする。


・天久愛《あまつひさめ》流剣舞

 武芸者綺羅(きら)星右衛門(せいえもん)が編み出した天久愛流剣術を元にした剣舞。

 天候に関する神事・祭事と結びついている様々な型が存在する。

 妖怪退治の剣である天久愛流剣術の現代における隠れ蓑《みの》となっており、龍星と陽樹の師匠は実際に妖怪退治を稼業としている。


・モエギ(ハタオリノモエギヒメ)

 多くの妖怪を討伐した功績で萌木《もえぎ》神社に奉られている福と服の神。

 現在はチカラを失って13歳くらいの少女の姿。

 フクマを解放してしまった龍星と陽樹に神器を貸し与えてフクマ討伐を命じる。

 可愛らしい外見のわりに低俗なセリフを平気で口にするので、その都度、龍星と陽樹にたしなめられている(ただし反省はしない)。


・神剣七天罰(しちてんばつ)

 地上の妖怪退治を命じられた天女モエギが神々から賜った七支刀《しちしとう》。火や水、雷といった天罰の能力を持ち、またそれぞれの力を宿した七本の刀にもなる神器。


・炎天(えんてん)

 火の神力を宿す神器。真の姿は炎の花を思わせる鍔を持つ直刀。

 ハリセン(破魔扇)、木刀、番傘、扇子にも変化する。


・氷天(ひょうてん)

 水の神力を宿す神器。真の姿は氷の花を思わせる鍔を持つ直刀。

 ハリセン(破魔扇)、番傘、リボルバー拳銃に変化する。


※炎天、氷天ともにフクマを一撃で祓うほどの力があるが、使い手が未熟であると副作用として女の子が着ている服も一緒に消し飛んでしまう


★モエギの神使

 元々は妖怪だったが能力の有用性を説かれ、モエギに巫女として仕えることになった神の使い。 


・神使シズカ(婀羅紅寧《アラクレナイノシズカ》)

 蜘蛛の化身。糸を操る能力を持つ。


・神使スズノ(鈴乃織富能更狸《スズノオリトヨフセリ》)

 猫の化身。口が上手いトラブルメーカー。

 メイド蕎麦『あなたのおそば』では主任の織富《おりと》を名乗る。


・神使カガチ(清長《キヨナガ》篝火魑(カガチ))

 蛇の化身。悪疫を祓う鬼打姫《オニウチヒメ》として知られている。


★チーム『あなたのおそば』

 メイド蕎麦『あなたのおそば』でバイトする女子店員たち。

 全員が同じ学校の生徒で、スズノが引き起こした騒動に巻き込まれたことでフクマのことを知り、モエギや龍星たちに協力する。


・南須佐(みなすざ) 空子(たかこ)

 龍星と陽樹とは幼なじみの少女でモエギの神司。龍星や陽樹がフクマとともにはじき飛ばしてしまった女子の衣服を元に戻す能力を持つ。あだ名は委員長。


・桧之木(ひのき) 琥珀(こはく)

 かつて龍星たちの前に立ちはだかった格闘少女。スズノと手を組み、福魔《ふくま》を身にまとう妖怪司《アヤカシ》となって龍星に再戦を挑んできた。


・福魔(ふくま)

 スズノが自分の神力とフクマの妖力を合成してつくりだした新種の妖怪。

 フクマ同様に女子の服に取り憑くが、妖怪であるフクマとは違い、ヒトの幸福感を糧《かて》とし、そのうちの1体は黒猫の姿で琥珀に付き従う。

 フクマの取り憑いた衣服(妖着《ようき》)と違い、身につけていてもなんら害はないが、元がフクマなので神器に触れられると服を道連れにはじけ飛ぶ。

 

・姫堂(ひめどう) 瑠璃(るり)

 アパレル関連の店舗や娯楽施設を展開する姫堂グループの令嬢。思い込みが激しく、龍星と琥珀の仲を誤解し、決闘を挑んできた。棍をたくみに操る。美月《みづき》という妹がいる。

 騒動のあとでモエギの神司となり、金天《きんてん》を託される。


・金天(きんてん)

 金の神力を宿す神器。瑠璃へと貸し与えられ、彼女の得意とする棍に変化する。

 金天も炎天、氷天同様にフクマや福魔を祓えるが、瑠璃もその力を制御しきれないので、当然のごとく女の子の着ている服もはじけ飛ぶ。


・八尾(やお) 和子(かずこ)

 漫画研究部の部長。想像力に富んでいる。店での騒動を通じて龍星を『推し』とする。


・比楽(ひらく) 泉(いずみ)

 コミ力(りょく)高めの少女。ムードメーカー。


・富津(ふっつ) 市子(いちこ)

 平均的な一般女子高生を自認している少女。


★謎の少女たち

 詳細不明の少女。深夜、川の水妖と戦っているときにカガチと出会う。


・ことぶき

 カードサイズの御符と折り紙のヤッコさんを駆使して妖異と戦う巫女。


・ちまき

 天久愛流を使い、妖異と戦う少女。


★フクマとその協力者

・フクマ

 モエギによって封印されていた妖怪。妖気の集合体からなる本体からいくつもの分身を生み出し、おもに十代女子の衣服に取り憑く。

 服の主を操ってヒトから精気を奪うだけでなく、着用している女子の願望を歪んだカタチで叶えようとする1にして100、100にして1という感じの妖怪だが、女子たちに取り憑いたあとは個々のフクマとなってそれぞれ独自に行動するため、知識や経験などはそれぞれのフクマ同士が対面しないかぎり共有されない。


※神器でフクマが取り憑いた服に触れることでフクマを祓うことができるが、現状の神器使いの腕前では女子が身につけている衣服も一緒に消し飛んでしまう。

  

・フクマ憑き

 フクマに取り憑かれた少女たち。現在、フクマと協力態勢をとって自分たちの存在がモエギたちにバレないようにうまく立ち回っている。


・甘蔓《あまづる》 ユウ

 フクマと共生関係にある少女。アニメ『忍者寿司プリンセス』のコスプレイヤー。


・鉄台《くろがねだい》 なつき

 ユウのコスプレ友達。ユウ同様にフクマと共生関係にある。


・天弓《たかみ》 アヤメ

 姫堂グループで服飾デザイナーをしている女性。フクマに取り憑かれてはいないが、魔性の服をつくりだすという目的のためにフクマに協力している。


・レジーナ

 アヤメの研究室にあるAI搭載型全自動更衣室ジーナと連動する学習用ヒューマノイド。ジーナを統括する地位にあるため、女王を意味するレジーナの名を持つ。

 フクマの依《よ》り代《しろ》となり、アヤメの元で現代の知識を吸収している。

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