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「双子」

サボり気味…

29話「双子」



「なんだテメェ、このガキ共の連れか?」


先頭に居たその集団のリーダー?らしき男がソフィーに話しかける。

茶色を基調とした、庶民的な服装を着、口元には手入れのされていなさそうな、黒い髭を蓄えられている。

全員服越しでも分かる、ガタイのいい体つきをしている。


男たちを目にして、ソフィーの鼓動が早まる。


「怖い…怖い…だけど耐えて…私の体…お願い」

男達に聞こえない声量で男達に対する恐怖を抑えようと必死に自身に言い聞かせた。


「おい、何無視してんだよ。」


「怖くない怖くない怖くない怖くない人は怖くない…」


「てめぇ!調子乗ってんのか!」

そう叫んで、勢い良くソフィーの胸ぐらを掴んだ。

そして、残念なことに着ていたマントがズレてしまい、被っていたフードから、白髪と、尖った耳が露になってしまった。


「は…はな…せ…」

痙攣しているかの様に震える手で胸ぐらを掴んでいた男の手を掴んで抵抗するが、震えているせいか、普段通りの力が入らなかった。


「なっ、お前、エルフか!」


ソフィーの耳に気づいた、男は掴んでいた手を緩めた。


「予定変更だ。ガキ共は、見逃してやる、代わりにお前が一緒に来い。俺達がいっぱい気持ちいい事して楽しんだ後、商人にでも売ってやるよ。お前らみてぇな種族はそれがお似合いだ。」

そして、いかにも悪人な笑い声をあげた。一緒に居た男達も便乗して笑い声をあげる。


ソフィーは、この場を穏便に解決出来たらと思い、奥の村の中の、先程居た人達の方を見るが、既にそこには居らず、視界には1人も居なかった。

ソフィーの前を通り過ぎた馬車も既に行ってしまっていた。


「ガキ共か、お前、どっちか選べ、抵抗するなら、痛い目見るぞ、女だからって容赦はしねぇよ…」


男が言い終わった瞬間、掴んでいた手が緩んだおかげで頑張って力を入れた。そのおかげで、なんとか抜け出すことが出来た。綺麗に着地をしてソフィーは口を開く。


「はぁ…本当にテンプレみたいなセリフ…何度読んだ作品に出てきたことか…」

俯き気味呟きながら、震える右腕を左手で掴んで少しでも抑えようとした。


「て…てンぷレ?なんだそりゃ、頭までおかしいのか。」


「おかしいのはそっちでしょ…同じ知性を持つ種族を虐げるあんたみたいな連中よ…」


(ここで魔法をぶっぱなして目立つ訳にはいかない…アガレス…身体強化系魔法を、特に手にお願い…)


“承知した。”


「ちっ、これ以上やってられねぇよ!おめぇら、多少痛めつけてもいい、3人とも連れてくぞ!」

「「了解っす!」」


5人の男が迫る。

ソフィーは、2人の少女を庇う形で5人の前に立つ。

そして、2人に声をかける。


「私が全員相手する。2人は逃げて。後で必ず見つけるから…」


「えっ、でも…」


「良いから行きなさい!」


「呑気に喋ってんじゃねぇよ!」

ソフィーの顔面に男の拳が迫る。

素直に受けたら、無事には済まない。目に痣、あるいは、鼻が折れるかもしれない。だが…


「なっ…」


ソフィーはいとも容易くその拳を右手で受け止め、掴んだ。

そして、掴んで拳をまるでリンゴを握り潰そうとするかの様に、力を込める。

ミシミシと不穏な音を立て、男が幼い子どもの様に呻く。


「それでも大人の男なの?ダサすぎ。」


「てめぇ!」

更に3人の男の拳と蹴りが迫る。


が、ソフィーはそれを難なく交わし、1人にはみぞおちに拳を入れ、1人には、股間に蹴りを入れ、もう1人は、腕を掴んで、前世の体育の授業で習った記憶を呼び起こしながら、背負い投げに近い動きで放り投げた。

土埃を立てながら、3人の男が地面に転がる。


「痛ってぇ…やばい…め、飯出る…」「うっ…タマ潰れたかも…」「……」


「1、2、3、4…後1人は?!」


ソフィーの背後で叫び声がした。

その声に反応して、素早く振り返る。そこには、最後の1人が2人の獣人の少女に殴りかかろうとしていた。

男と2人の距離、ソフィーと男の距離、近いのは明らかに前者だった。


(やばいやばい…間に合わない!)

だが、その焦りは杞憂だった。だが、本人の思い描いていた理想では無かったのかもしれない。結果として力の一端を見せてしまう結果に繋がってしまったからだ。


ソフィーは、2人が襲われそうになった時、素早く移動したいと、念じていた。

次の瞬間、1秒にも満たない間に彼女は、最後の男と2人の間に立っていた。

そして、右手のひらを男の肩に当て、氷の棘を突き刺した。


「お、お前…その魔法…ぐっ…痛ってぇ…」

男は肩の傷を抑えながら惨めに呻いて蹲る。


「まだやるつもり?」

そう言ってソフィーは、手のひらに氷の短剣程の大きさの棘を生成して、浮かべながら見せびらかす。


「ちっ…無理か…さっさとひと思いに…」


「あんた達殺す気は無いんだけど…」


「へ?」


「えっ、だって、こんなところで殺したら後々面倒だしさっさと仲間連れて消えて。二度と私とこの子達に関わらないで、村にも現れないで、そして、私の事は誰も話さない事。じゃあさっさと失せて。」


(それに…この子達の前で殺しなんて今の私には出来ないな…)


「わ、分かった…」

そう言って男は他の男達を叩き起して慌てて立ち去って行った。



(終わっ…た?)


“あぁ、もう居ない。大丈夫だ。”


「はぁ…良かったぁ…」

ソフィーはその場でへなへなと力を抜いて座り込んでしまった。

体に力が入らず、上半身を支えるために、手を地面に着いてしまう。。

まだ息は荒く、体も震えていた。


「お姉ちゃん…大丈夫?」

「お姉ちゃん、ありがとう!」


2人の獣人の少女が話しかけてきた。2人とも、目立った外傷無く特に問題は無さそうだ。


「う、うん…大丈夫…ありがとう。」

そう言って可愛いらしい耳の生えた2人の頭を両手で優しく撫でた。

撫でられている本人達も心地よさそうだ。

レイから聞いていた通り、獣人は撫でられるのが好きな様だ。彼女は恥ずかしいのか、やろうとすると嫌がっていたが…



「お姉さんは…ここで何してたの…」


「えっと…つ、連れが、買い物済ますのを待ってる…」


「ツレ?」


(あっ、分かんなかったか…)


ソフィーは、しゃがんで2人と目線を合わせる。

「連れって言うのは、一緒にお買い物とかに来てる人の事だよ。今村の中で色々買ってると思うよ。」


「ふーん…なんか難しいな…」


「あっ、ちなみに、その一緒に来た人は、2人と同じ獣人だよ。」


「「えーー?!」」


「会ってみたい!」

「私も気になる…」


2人とも目を輝かせてソフィーの方を見つめる。

「そういえば、2人の名前は?」


「私は、マナ、この子が双子の妹のルナ、白狼族と猫族のハーフ。」

蒼い眼の方がマナで、翠の眼の方がルナだと教えてくれた。

猫族は、レイと同じ種族だ。そして、白狼族は、狼の頂点、狼の王とも言える存在。フェンリルの血が流れている、獣人の中でも高位に近い種族だ。もしかしたらこの誘拐未遂もこれが原因なのかもしれない。

そして、この2種族のハーフという事を証明しているかの様な、レイよりも長めの耳を持ち、毛は、白と茶色が混じっている。

しっぽは狼の長い毛ではなく、猫寄りの短い、耳と同じ色の毛のしっぽが生えていた。

マナの方が活発で元気いっぱいな印象だ。それに対し、ルナはマナに比べて大人しめで内気な感じだ。左手に本を持っている事からも、マナよりも知的な印象を覚えた。



「お姉さんの名前は?」


(どうしよう…聞かれる予感はしたけど…)


「えっとソフィ…」


「ソフィ??」


(もういいや適当で。)


「ソフィリア。私の名前はソフィリアよ。」


「ソフィリアお姉ちゃん!」


名前を読んで、マナがソフィーの背中に抱きついた。

ルナは若干恥ずかしそうだが、羨ましそうにも見えた。

ソフィーはその気持ちを察して、再度頭を撫でてあげた。


“ソフィリアか…ネーミングセンスが少し不安だったが…良かった。”


(ん?何か文句でもあるのかしら。)


“い、いや、何でもないぞ主。”


「そういえば…村の中入らないの?」

マナが、的確な質問をぶつけた。


「えっと…色々あって…こ、怖かった…」

恥ずかしい気持ちが込み上げて俯き気味に答える。


「えっ、あんなに強かったのに?」

マナの言葉が矢の様にソフィーのハートに突き刺さった。


(ここ最近で、2番目に痛い…)

無論1番は眼球移植の時だ。


「う、うん…人が…怖い…」


「そっかぁ…村の中で遊びたかったのになぁ…」

マナが残念そうにぼやく。


「マナ、わがまま言っちゃダメよ。」

ルナが姉を優しくたしなめる。


「ごめんね…そのうち大丈夫なったら行こうね。」


(嘘だけど…)

深く関わったら、この子達にまで危害が加わる事をソフィーは危惧していた。

いつどこで監視の目があるか分からないからだ。


(これ以上深い関係は良くない…)


“確かにその考え方は理にかなっているかもしれないが、主はそれで良いのか?”


(それ以上いい策ある?)


“確かにそうだな…(悲しい決断な気がするが…)”


「うーん、やっぱりそのうちじゃ嫌!今が良い!立って!」


「えっ…ちょっ!」


マナがソフィーの手を握って村の方に引っ張って行った。

すべすべの小さな手、程よい温もりだった。

今のソフィーなら、この程度の握る力ならすぐにでも振り払う事が出来る。

だが、何故か、そうするのが間違っている様に感じてしまい。マナが引っ張る方向に素直に従って行った。

先程はアガレスに深い関わりは持たないと言っていたが、本心は違っているのかもしれない。ソフィー自身がそれに気付いているかも怪しいが。


「ねぇ!ルナもお姉ちゃん連れてくの手伝って!」


「もー、姉さんいっつも強引なんだから…」

そう言いながらも、ルナも本を持っていない方の手でソフィーの背中を押していた。


(仲のいい姉妹だな…)

前世も今世も一人っ子だった彼女には、新鮮で、微笑ましくて、羨ましい光景だった。

だが、そう思うと尚更に、この子達と関わる事に対して、自身の心の中で何かが警告していた。


だが…

(少しは楽しむ資格くらい私にもあるよね…きっと…)


そんな事を考えていると、2人に村の方に無理矢理連れていかれた。

「わっ、ちょっ、危ないって!」


舗装などされてすらいない、凸凹道に躓きそうになりながら無邪気な笑顔の姉妹に連れられて、村の方に向かって行った。

そして…


「あっ…」

気づけば、2人の勢いでそのまま、先程足を踏み入れることの出来なかった村の入口を通過していた。


幸いにも端っこだったため、まだ人は居なかった。

だが、いつ人間と遭遇するか分からない。既に民家は建っている。いつ出会ってもおかしくない。

2人に無理矢理連れていかれ、村の中心の道を左に曲がると、遂に、住人と出会ってしまった。

茶色とベージュの服の年配の男性だった。


視界に入った瞬間、心臓がドクンと高鳴り、尖った耳がピクピク動き、力が抜けた体が前に傾いていく。


「あっ…やばい…」

目線が下に行き、地面に近づく。


「あっ、ダメっ!」

マナが、ソフィーの前に立ち、両手で、彼女の体を支えた。ルナも後ろから彼女の服を掴む。例え2人でも、彼女を支えるのは簡単なことではない。


「ご…ごめん…」

ソフィーは2人に謝罪しながら、ゆっくりと体を起き上がらせた。

先程出会った男性は、ソフィーの様子に怪訝な顔をしながら通り過ぎて行った。


「ソフィリアさん大丈夫?」


“主、深呼吸だ。”


「うん、大丈夫…」

そう言って、アガレスに言われた通り、深呼吸をして、体を落ち着かせた。

それから、周囲を見渡すと、近くに木製のベンチがあったので、そこに腰を下ろした。

2人も一緒にソフィーの隣に並んで座る。


「ふぅ…」

ため息をついて、背もたれに体を預ける。

その動作は、あの日、隠し部屋を見つけた時、壁に寄りかかった時を連想させた。


「あの…」

ルナが口を開いた。


「ん?」

ソフィーは左に座っていたルナの方を見る。


「ひ、人が怖いって言ってたのは…その隠してる右眼と関係あったりしますか…?」


「?!」

勘が鋭いというべきか。向こうからしたら当てずっぽうだったのかもしれない。


「あはは、やっぱり気になるよね…関係無いって言ったら嘘になっちゃうかな。」

苦笑いをしながら、交互に左右に居る2人を順番に見る。

それから空を見上げて、再び口を開く。


「生きてるとね…辛いことがいっぱいなんだよ。幸せだって、いつかは崩れる日が来るものなの。」

2人は、その言葉をちゃんと理解しきれたのかは分からなかった。だが、これ以上詮索するのは良くないと、心のどこかで察したのか、その後は眼に関しては質問してこなかった。


その後は座ってたわいも無い会話をしていた。主に、マナとルナの村での生活の事だった。

2人の両親は、冒険者で、ギルドからの依頼をクリアする事で、収入を得ている。その仕事の中で、出会い、結婚した。結婚後は、クトル村(今いる所)に家を買い、冒険者を続けている。一日中両親と会えない日もあるんだとか。

そのため、日中は基本家に2人しか居ない所を、目をつけられ、先程ソフィーがボコした男たちに連れ去られそうになったらしい。


「そっかー大変だったね。でも、ちゃんといつもお留守番してるの偉いね。」

そう言って慰める気持ちも込めて、2人の頭を再び撫でた。


その時だった。

ソフィーの腹部の辺りから、空腹を知らせるサインの鈍い音が鳴り響いた。


「あっ…」

ソフィーは、顔を赤らめて、お腹を抑えて俯く。


“…(主…)”


「ソフィリアさん、お腹空いたの?」

ルナが尋ねる。


「う、うんそうみたい。」


「じゃあさ!何か買いに行こ!」

マナが満面の笑みで提案した。


「ん、私もお腹空いてた。」

マナの提案に、ルナも賛成した。

その手にはいつの間にか手に持っていた本が広げられている。


「じゃあ、決まり!」

そう言って再び、マナはベンチから立ち上がった。


「ソフィリアお姉ちゃんどうする?ここで待ってても良いけど…」


(どうしよう…確かに、まだ人は怖い…多分あの後からトラウマみたいになってしまっているんだと思う…だけど、このまま引き下がってたら、どうしようも無いよね…)


「えっと…ま、まだ怖いけど、お姉さん頑張るよ…」

そう言ってゆっくりとベンチ立ち上がる。

その言葉を聞いて、マナとルナは微笑み、同時に手を差し出した。

ソフィーは2人のその手を取り、並んで歩き出した。



3人は村の中心部に近づいていた。

先程から、何人もすれ違った。マナとルナの知り合いらしい人とも会った。

2人は、本当に社交的で、笑顔を振り撒いて、周囲まで幸せにさせていた。

それは、一種の魔法の様にソフィーの眼には映っていた。


一方ソフィーはと言うと…

誰かとすれ違う時は、絶対に目を合わせないように努力し、マナとルナが知り合いと会話をしている時も、参加はせず、フードを目深に被り、話が終わるのを静かに待っていた。

見慣れない姿なのもあり、何人もの視線を感じる。


(がんばれ、私、がんばれ…)


心の中で必死に自分を応援し、2人の村の案内も聞き流しながら俯いて歩いていた。

だが、それは、ある匂いによって、終わりを迎えた。


ソフィーの鼻の中に、香ばしい、甘辛の匂いと、野営等をした時に何度も嗅いだ炭の匂いがが入ってきた。


「肉…?」


「そう!よく気づいたねお姉さん!これから連れていこうとしてる所。」

マナのテンションがどんどん上がって行ってるのが聞いてる側にも伝わって来ていた。

それに対しルナは、振り回されている感じで、若干困り顔だ。


「ソフィリアお姉ちゃん着いたよ!」

俯いていた顔を上げると、目の前には鉄板が置かれたお祭りの屋台に似たお店があった。

鉄板の上には、焼き鳥に似た何かの肉を串に刺した物を並べて焼いている。鉄板からは、今直ぐヨダレの垂れてもおかしくない匂いと、食用をそそる焼く音がしていた。


「おじさん!こんにちは!」

元気よくマナが挨拶をした。

店では、おそらく、レイモンドくらいの年齢の短いヒゲの生えた男が居た。


「おっ、マナちゃんにルナちゃんじゃねぇか。それと…こっちの嬢ちゃんは?2人の知り合いか?」


「えっと…」

マナが返事に困る…


(なんて説明しよう…)


「旅の人。さっき入り口で会ったの。村を案内してた。」

有難いことに、ルナが咄嗟に思いついたのか、すぐ様ソフィーの設定を考えてくれた。


「ど、どうも...」

無礼な人と思われるのは嫌だったので、軽く会釈をした。


「成程、通りで見ねぇ顔だったんだな。ようこそクトル村へ。大したもんはねぇが、ゆっくりしてってくれ。ほら、せっかくだしやるよ。」

そう言って店員は、焼き鳥もどきを3本ソフィー達に差し出した。


「えっと…お代は…」

ソフィーは、金庫から念の為持ってきていた、硬貨の入っているポケットに手を当てる。


「いいよいいよ、この子達の両親には、この村を守ってもらっているし。これくらいお安い御用さ。1本増えたってどーってことねーよ。ほら冷める前に食べちゃいな。」

見た目は怖い感じの男性だが、その中身は優しい紳士な男性だった。


ソフィーは、その言葉に従って焼き鳥もどきを口に運ぶ。

噛んだ瞬間、甘辛タレの味と、肉汁が口の中に広がった。


「お、美味しい…」

ソフィーの口から自然と笑みがこぼれてしまっていた。


“主もそんな顔するんだな…”

(うるさぁーい!おだまり!)

“承知した。”


「でしょ!おじさんのお肉美味しいの!」


「やっぱり…美味しい…」

マナとルナにも大絶賛だ。


(お姉さん…笑った方が可愛いかも…)




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


食べ終わった後も、2人の村の案内は続いた。

村の中では、何人もすれ違ったが、それでも、精神面では、必死に耐え抜いた。

案内が終わった後は、2人を家に送り、ソフィー自身もやっとの事で、レイと別れた最初の場所に戻った。


そこには、既に買い物を終えて、待ちくたびれて、イラついたレイの姿があった、

無論、帰り道はお説教コースだった。


だが、そんな出来事も、今日のソフィーの思い出の1つとして、双子の出会いと共に心の日記に書き記された。


そして、人に対して抱いてしまった恐怖の感情も少しずつ克服しようと決意を固めたのだった。


To Be Continued

焼き鳥もどき…どんな鳥の肉なんだろう…すっごいカラフルな羽のニワトリみたいなやつとか?

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